今回は2台共にギヤボックストラブルでリタイアと散々な結果でした。
ホンダのPU的にはトラブルは出なかったですが、ギヤボックストラブルが2台共に出るということは製造ミスが原因なんでしょうね。
ただホンダPUに関してはもう一歩やはり足りないようです。
イタリアGP後にホンダの新井さんは各国メディアからあれこれ言われてしまいましたが、その中のコメントでどこが悪いのか発言していました。
吸気コンプレッサーの変更が必要だと!!
これはホンダが今季導入した、未知の領域である軸流コンプレッサーが欠陥だと言っていると思っていいんでしょう。
シンガポールGP予選タイム差2.443秒
1 S.ベッテル フェラーリ 1:43.885
12 F.アロンソ マクラーレン 1:46.328
今回は2秒以内に納まると思っていましたが、少々期待はずれなタイムです。
アロンソがQ2最後のアタックを黄旗で邪魔されなければもっといいタイムがでていたと思いますがQ3への進出は難しかったでしょう。
私の見立てではシャシー側で1秒の遅れ、ホンダPU側で1秒の遅れといったところではないかと思っています。
シンガポールGP決勝でのタイム差わからず
マクラーレンホンダは2台共にリタイアに終わりました。しかも今回はマクラーレンのギヤボックストラブルとなっています。
しかしこのギヤボックストラブルは原因がオーバーヒートなんですね、オイルの温度などパワーユニットが関連するトラブルだとも言えます。
あまりにコンパクトに設計したエンジン回りにより色々な熱トラブルが発生する現象がやはり収まっていないのでしょうか。
ホンダPUの大幅改善は今季はもやは絶望ですし、シャシーのダウンフォース増加とドラッグ低減も今季は絶望でしょう。
来季に向けて本当にリソースを集中していかなければならない状況です。
私が感じているマクラーレンホンダの改善すべき点は
1、フロントウィング
メルセデス、フェラーリ、レッドブルがほぼ同仕様かと思われるフロントウィングを採用している中マクラーレンだけ遅れているような気がしてます。
2、ホンダPU
いうまでもなく回生エネルギーの増加が主な変更項目でしょう。
3、リア回りの空力
リアのモンキーシートが低速サーキットで導入しないなど、研究が進んでいるのか?抵抗が大きすぎて使えないのかはわかりませんが明らかに遅れていると感じてます。
改善点はあげればきりがないのでこのぐらいにしときます。
来季マシンはプロドロモウの空力思想が広範囲にわたって具現化されてくると思いますが、もうレッドブルのコピーでいんじゃないですかね。