長かった3週間のインターバルが終わり5月8日よりスペインGPが開幕するのにあたり、マクラーレン・ホンダ関連のコメントが多数メディアに発表されています。

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ホンダの新井さんのコメント

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「スペインGPの前に短い休みがあったのはホンダにとってはいいことだった。ここまでの4レースで起こったことについて落ち着いて考えることができた。自分たちがやってきたことがうまくいったのか、そうではなかったのかということについて分析を行うことができたし、ヨーロッパでのレースに向けた準備に取り掛かることができた」

「スペインでもホンダが少しずつ前進していることを示したいと思っているし、パワーユニットのドライバビリティーと信頼性を高めるための改良部品も用意している。我々同様、マクラーレンも2週間を生産的に利用していたし、サーキットでもさらに改良パーツを持ち込んでテストを行うことになる。そして、それらが一体となったクルマがどういう走りを見せるかを確かめることになる」

「我々は、チームとして共に果たしてきたすべてのステップが正しい方向に進んでいるとの自信を持っている。今週も我々が継続的に進歩を遂げていることを証明できることを期待している」

マクラーレンのブーリエのコメント

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「我々は、ヨーロッパでのシーズン開幕に当たり、前向きな気持ちでこれに臨んでいく。もちろん、常に優勝争いができるようになるまで、結果に満足することなど決してできない。しかしながら、これまでの進歩とマクラーレン、そしてホンダ両方の努力には非常に満足している。スペインではさらなる進歩を遂げられるとの期待をもって臨むよ」

「バーレーンからスペインにかけての3週間の休みの間、我々はクルマの改善に向け、すべての部分で非常に生産的な取り組みを続けていた。ひとつ問題を解決したり、改良パーツをつぎこんだりしたからといってパフォーマンスが大きく向上するわけではないことも分かっている。だから、我々は一丸となってシャシーとパワーユニット両面でさらなる向上を果たせるよう取り組み続けている。信頼性とパフォーマンスの両面で一歩ずつね」

「カタルーニャ・サーキットは、人間にとってもクルマにとっても非常に試されるところだ。ライバルたちとの差を縮めるには、MP4-30のバランスがよいことを証明してみせることが非常に重要だ。予選もカギになる。このサーキットは比較的追い抜きが難しいからね」

「我々のドライバーたちについてだが、フェルナンド(アロンソ)にとっては母国のファンの前での大切なレースとなる。そしてジェンソン(バトン)に対しては、バーレーンで残念な結果に終わっただけに、サーキットでの走行時間を最大限にすることに集中することになる」

「パドックは、ヨーロッパシーズンを迎えてチームのモーターホームやホスピタリティー施設もすべてそろうから、にぎやかになるだろう。そして観客席やその周囲も素晴らしい雰囲気に包まれるだろうと楽しみにしているよ」

マクラーレンのJ・バトンのコメント

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「4レース遠征した後、3週間の休みを終えてヨーロッパでのレースに臨むのはワクワクする気分だね。シーズンの第二幕が始まるって感じだし、バーレーンでは厳しい週末に終わっただけになおさらだ。早くコースに出たくてうずうずしているし、クルマがこのサーキットでどんな走りを見せてくれるか楽しみだよ」

「カタルーニャ・サーキットは、ヨーロッパでのシーズンをスタートするには素晴らしいところだし、レースをするにも楽しいサーキットだ。長いストレート、高速コーナー、そして難しいシケインなどがあって、1周の間ずっとクルマの能力を最大限に引き出す必要があるんだ。いいバランスと最高の一貫性を持った空力によるダウンフォースを得ることは本当に難しいし、最終的にはパフォーマンスが必要になる」

「追い抜きは難しいんだ。だから最初から予選でのパフォーマンスを高め、順位を少しでも上げることに取り組むことになる。ここまでの何レースかでうまく進歩もできているし、バーレーンからスペインまでの休みの間にもずっと努力が続けられていた。だから、僕たちがどういう位置にいるのかを確認することにワクワクしているし、これまでのパフォーマンスの限界をさらに押し広げるためにエンジニアたちと取り組みたいと思う」

「でも、その上でカギとなるのが信頼性だ。スペイン以後、自分たちのパッケージで限界まで攻めていけるようにするためには、それが最も重要な要素だね」

マクラーレンのF・アロンソのコメント

F1 Grand Prix of Malaysia - Previews

「ヨーロッパに戻ってきて、母国で、誠実なスペインのファンの前でレースができることをすごくうれしく思っているよ。これまでの遠征レースではいくつか有益な前進を果たすことができていた。3週間ぶりにクルマに戻るのを楽しみにしているし、頑張り続けるよ」

「僕たちはレースごとに改善することができている。今週末もずっとこの一貫性を持続したいと思っている。ほかのチームも自分たちのクルマを改善するために懸命に取り組んできているから、すごく厳しいものとはなるだろう。だけど、ヨーロッパでのシーズンのスタートが僕たちにとって前向きなものとなるだろうと思っているし、今後のレースにもその勢いをつなげていけると思う」

「僕はこのサーキットで走るのが本当に大好きなんだ。高速だし、クルマのバランスが本当に重要になる。だから、コースに出たらすぐに正しいセットアップに取り組むことになる。チームはすごく前向きだし、全員がレースごとによりよい結果を出そうと懸命に取り組んでいる。バルセロナで僕たちが勝利を目指すのは無理だけど、ファンの声援のおかげで週末を通じてさらなるやる気に満たされるのは分かっている。それはすごく特別なことだよ」

 

スペインGPでの大型アップデートの期待が関係者からあまり感じられません。本当のところまだ半信半疑といったところでしょうか。フリー走行で走ってみなければわからないと言うのが正直なところですね。

 

しかしスペインは空力がもっとも重要視されるサーキットです。高速コーナーが多いのでマシン自体のダウンフォースが無いと勝負にならないです。

 

開幕からマクラーレンはコーナーには自信があると再三言ってきていますのでここでは期待できるような気がします。フォースインディアよりは前にいてほしいし、トロロッソやロータスやザウバーとはそろそろ肩を並べるところまできてほしいですよね。しかしまだまだ高い目標なのかな・・・。