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2018年12月に開幕するフォーミュラEシーズン5は、新しい事への挑戦がテーマとなる。今後のEVレースを占う上でも注目すべきシーズンになるだろう。

自動車メーカー系チームが増加、元F1ドライバーも多数参戦する事になり段々と注目度も上昇しつつある。そしてほとんどのコンテンツが無料なところも魅力の一つだろう。始まったころはYoutubeライブ放送だったが、最近ではツイッターライブによる無料放送となっている。

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新共通シャシーGen2

新たに導入されるシャシーはイタリアのダラーラ製のGen2となる。注目は近未来のフォーミュラカーを意識したそのデザインだろう、アニメなどで登場するようなそのスタイルはコクピットキャノピーを付ければ正に「サイバーフォーミュラ」だ。

もっとも特徴的な機能はウィングに頼らない空力処理になる、標準的なリアウィングがなくフロントウィングフラップも小さめの設定。ダウンフォースはフロアにて多く発生させるために巨大なディフィーザーを装備している。

バッテリーの容量アップに伴い車体重量が900kg(バッテリー390kg含む)となってしまう点だけが残念でならない。

モーター出力最大250kwへ

新たなシャシーの導入に伴い新たな出力のモーターも導入される。予選では最大出力250kw(約340ps)となる決勝レースでは200kwになり、ファンブースト250kwの他にアクティベーションゾーンでは225kwの使用が許可される。そしてブレーキング時には発電してエネルギーを回収する。

モーターとギアボックスは各チームの独自開発が許されている。初めて自由化されたシーズン2ではかなり差がついてしまったモーター技術開発だけどシーズン4では拮抗してきている。

関わる自動車メーカーは今回からアウディ、ニッサン、BMW、DS、ジャガーそして来季からメルセデスも加わる。世界的に主要な自動車グループ企業のほとんどが参戦する事になる。

モーターの効率やエネルギー回収技術の発展のためには必要な技術と判断しての事だろう。あとはエコアピールなのかな?

発電方法を原油やウランに頼っていてエコはないよなぁ~っと思う管理人でございます。

変速無しのEnvision Virgin Racingのマシン動画

モーターの特性上低回転から大きなトルクが発生するため長めのギア一つにする事が可能だ。

ドライバー主体の市街地レース

マシンは統一シャシーとそして統一オールシーズンタイヤにより、差が出るのはパワートレインのみとなっている。特にタイヤはレーシングスリックタイヤではなく一般車用に近いもののため作動温度がどうのこうのと言った差がほぼ無いと言っていい、しかもミシュランだから全てのドライバーが性能を出し切れる。

そして元F1ドライバーが多く参戦する事になるシーズン5、注目は新規参戦のマッサ、バンドーン、ウェーレインとなるがその他にもブエミ、ピケjr、ヴェルニュ、ディ・グラッシなどが参戦しており激戦が予想される。

しかしシーズン4で活躍したローゼンクビィストの名前がいまのところエントリーに無いのが気がかりだ。

出来れば1戦ぐらいパーマネントコースでレースをしてもらいたい、日本では街を閉鎖する公道使用許可は絶対降りないだろう。もし日本で開催するならサーキットでやってはくれないだろうか?鈴鹿の東コースとかなら面白いレースが見られそうだ。

フォーミュラEカレンダー

R 開催日 場所
1 2018/12/15 ディルイーヤ サウジアラビア
2 2019/1/12 マラケシュ モロッコ
3 2019/1/26 サンティアゴ チリ
4 2019/2/16 メキシコシティ メキシコ
5 2019/3/10 香港 香港
6 2019/3/23 三亜(サンヤ) 中国
7 2019/4/13 ローマ イタリア
8 2019/4/27 パリ フランス
9 2019/5/11 モナコ モナコ
10 2019/5/25 ベルリン ドイツ
11 2019/6/9 ベルン スイス
12 2019/7/13 ニューヨーク アメリカ
13 2019/7/14 ニューヨーク アメリカ

毎年F1の無い期間はよく見るんだけどね、3月あたりから存在を忘れてしまう事多し、シーズン5は頑張って時間つくって見ようと思っている。