ルノーの態度がとうとう明らかになった。
ルノーのCEOカルロス・ゴーンが、F1エンジンサプライヤーとしての活動を続けるつもりはないと明言した。

以下、ゴーン氏の発言内容
「F1関係者に対し、『我々がエンジンサプライヤーとして活動することを当てにしないでほしい。もうそれは終わったのだ』と警告を行った」
「契約は尊重するつもりだ。しかしルノーにとってエンジンを開発し供給するという時代は終わる」
「目下、契約に関して再交渉を行っているところであり、契約の結果がどのようになるのかはまだ何とも言えない」
「残念なことに、タイトルを獲得し続けていた時期にはルノーの名前が挙げられることはなかった。勝ったのはチームだというわけだ。そのため、この投資による利益率は非常に低いと感じ始めた」
「技術が変化し、V8から現在のテクノロジーへと移った際に、我々のエンジンを使っている一部のチームがいい成績を出せず、高いパフォーマンスを発揮できないのはエンジンのせいだということになった。それによって我々はそういう(リターンが小さいという)考えをより一層強く持つようになった」
「好調なときには名前を挙げられず、チームに問題があるときには真っ先に批判される」
「批判が公平か不公平か……そういう問題ではないと思う。これはスポーツだ。『確かに負けたが、それはチームメイトが……』などと言ってはならない。これはスポーツマンシップの問題だ。スポーツにおいて他の人々と手を携えて戦う場合、勝つときにも負けるときにも一体でなければならない」
このゴーン氏の発言で一番ひっかかる言葉があります。
この投資による利益率は非常に低い
たしかにレッドブルが4連覇している時にはルノーがすごいエンジンだなんて誰も発言しなかったですね。
エンジン開発が凍結されている時期だった事が原因だと思うのですが・・・。
こんな発言をしたからには撤退も十分ありえますね、現在ロータス(旧ルノーチーム)とのチーム買取交渉中だと言う事ですが、バーニー・エクレストンとのチャンピオンボーナスなどの配当賞金金額引き上げ交渉結果しだいですね。
エクレストンにしてみればルノー撤退は是が非でも防ぎたいところだと思います。
レッドブルはどのエンジンを積むのか?
レッドブルはルノーと決裂してワークスエンジンを手放す事になる。
さらに言えばルノー・ニッサンのブランドであるインフィニティのタイトルスポンサーシップも終わるでしょう。
メルセデスはレッドブルにエンジン供給しない事が決まっているらしい、そうなると選択技はフェラーリとなるフェラーリエンジンは最近相当力をつけてきておりレッドブル・フェラーリは本家フェラーリより速いかもしれない。
そこはフェラーリが調整するでしょうがメルセデスを追撃出来るチームが増えることはF1界にとってはいい事ですね。
フェラーリエンジンの供給金額は約20~30億円になるでしょう。
インフィニティのタイトルスポンサー金額は約20億円だとしてレッドブルは損失が40~50億円増えてしまうけどこのチームに限っては問題無いでしょう。
そして願わくばルノーはワークスチームとして残って戦ってもらいたいです。
トロロッソ・ホンダあるかもしれないですね・・・。