マシン総合力が試されるバルセロナ・カタロニア・サーキットです。
中高速ターンが中心のハイスピードサーキット、マシンと一体化した走りが求められます。
絶好調マクラーレン対フェルスタッペンに注目です。
スペインGP予選レポート
天候は晴れ、気温29℃、路面温度47℃で予選はスタートしました。
Q1
コラピントが最初の計測13.8でした。
ピアストリ12.5、ノリス12.7、ラッセル12.8、ルクレール13.0、アルボン13.0序盤のトップ5です。
角田は13.8の19番手で苦戦中、フェルスタッペンのアタック12.7で2番手です。
コラピントはピットレーンでノーパワーとなり、後ろに詰まっていたマシンは計測ラップに入る為に飛ばします。
駆け込みアタックになっていった各ドライバーです。
角田はなんと最下位で敗退です。
Q2
アルボン13.1、ベアマン13.6、フェルスタッペン12.3
ノリス12.0でトップ更新
ピアストリ11.9でトップ更新!速い断トツです。
フェラーリ勢が5,6番手、アロンソ12.5で7番手
Q3をかけたアタックが始まる。
ハジャーが速い!12.4で6番手に入る。
ローソンは13番手で敗退
Q3
ノリス11.829、ピアストリ11.836、ラッセル12.0、フェルスタッペン12.3
フェルスタッペン12.3で5番手
アロンソがクリーンラップを狙いずらしてアタック、12.284で5番手に飛び込む!
ノリス11.755でトップ
ピアストリ11.546でトップ更新!
フェルスタッペン11.848で3番手、ラッセル同タイムで4番手
スペインGP予選結果
まとめ
ピアストリが完璧なオンザレールでポールポジションです!
もう速すぎて・・・圧巻でした。
ノリスは少しミスがあり2番手、そしてチャンピオンのフェルスタッペンは3番手
アロンソはあのマシンで渾身のドライビング!
アタックをずらした事でラバー恩恵がなかったけど、凄いラップでした。
フェルスタッペンはいつも通り、奇怪なマシンを乗りこなし3番手です。
フェラーリ勢とメルセデス勢は順当に4~7番手を分け合う形になっています。
ガスリーとハジャーは最近Q3によく顔を出すドライバーになっています、RBとアルピーヌのマシン素性は素晴らしいですね。
角田はもう本当にヤバいですね、まさかの最下位。
フェルスタッペンとドライビングスタイル自体は似ているが・・・RB21用の走り方ではないのが現実としてのしかかる。
とにかく開き直って頑張るしかない状態かなぁ・・・はぁ~。
まぁ角田はようやくフロントノーズがMAXと同じになったはいいが、フロアが旧式なので空力バランスがシッチャカメッチャカなんでしょうね。
子牛に比べ、シミュレータからのフィードバックも、パーツの開発も早くて、
毎戦、毎セッションゴリゴリ変化するので、パーツによる変化か、セッティングによる変化か、ベースラインが分からずパニック中って感じかな?
まぁ頑張れ!
角田くんが、かつてのガスリーやアルボンの状態を飛び越えて今やペレスやローソンのような悲惨な状態になってきて見てられないです。
ここまで様々なF1ドライバーが苦しめられるなんてレッドブルはちょっと異常と言わざるを得ません。。
ピエール・ワシェがShiga Sportsに独占コメント!
「正直に言うと、彼には全く異なることを試させました。大きなリアウイングを使って、予選でのパフォーマンスを確認しようとしたんです ― これは我々のミスでした」
ヘルムート・マルコの辛口評価とは矛盾する内容。
人体実験させらてるツノちゃんw
フロントが入らず、どんどんスライドし加速もままならない。
マックスと同じ車ですよね。パーツは最新でなくとも。
これってやっぱり最近比較されている姿勢変化後のボトムスピードを
ある速度域にしないとグリップしないマシン特性であって、
そこに角田くんが合わせ込めない限り、永遠と続く問題なんではなかろうかと思います。
jinさんの見立てはどう思われますか?
それと角田くんは中国とかこことか回り込みコーナーのコースは
苦手なのも相まっての事なのかと思います。
要するに、チェコさんもストリートコースのような特殊なコースでは
マックスに近づけるのはそうゆうマシン特性に頼らなくとも
なんとななるからだったのかなぁと思いました。
それとローソンくんはなんとかマックスと同じように走ろうとしたけど、
姿勢変化をできないままボトムスピードを高めてとっちらかったように
思いました。
それとハジャくん限界引き出してますね!
やっぱりRBはQ3の伸びしろはトップチームには及ばないですね。
Q2突破の時点で限界に近い走りしてる。
角田くんもQ3伸びなかったのはそうゆう事だったんだと理解しました。
リアウィングが重い、これだけで0.3秒失っています。
リアが強い事で低速時にフロントにバランスが寄りませんので、ターンインアンダーになります。
焦りからきっちり減速せずにステア操作する事でフロントは逃げますね。
低中速ではマックスの方がスロットルオフが早く、ブレーキタッチ時間も長いです。
向きを変える動作が異様に早く、ステア戻し=スロットルオンとなっています。
ステア時にスロットル&ブレーキを極力しないドライビングが必要なマシン、進行方向に対して角度が付いた状態では機能しないマシンって事ですね。
V字ターンを言語化するとjinさんのおっしゃった動作ということかぁ。
これを極限までV字でターンをどこでもやれちゃうのがマックスなのですね。
角田くんもそのスタイルだけども、あとはその特性に
角田くんのビックブレーキでどこまで合わせ込めるかということなのかな。。。
解説ありがとうございます!