2018年のF1開幕に向けて気になるホンダのピークパワーですけど、英AUTOSPORTが具体的な数字を提示してきた。

ホンダの現在の仕様は依然としてライバルの力に欠けているが、情報筋によると、ルノーとのギャップは今週末のオーストラリアGPに向けてわずか15bhp(15.2ps)になる可能性があるとの事。

どこからこんな具体的な数字が出てくるんだろうか?

レッドブルへのホンダに関するインタビュー記事に記載されている。

引用元:https://www.autosport.com/f1/news/134914/red-bull-honda-can-catch-renault-this-year

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レッドブルのマルコ氏のコメント

「ホンダのパッケージは技術的に面白い。」

「エンジンは非常に軽量で、現在は信頼性が維持されています。」

「エンジンは今年末までにルノーレベルにあるはずだ。」

マルコ氏は、ホンダがトロ・ロッソとこれまでにどのように取り組んできたか、さらなる進歩のための計画に感銘を受けたと付け加えた。

予定されているスペックのステップについてはわかっています。

「Toro RossoとHondaのコラボレーションは非常に優れています。なぜなら、我々は日本人にエンジンの外観を教えるだけではないからです。」

「契約締結直後、ファエンツァ、日本のサクラ、ミルトン・ケインズの間で技術者の交流があった。ホンダも小さな工場を持っていたので、現車とエンジンの設置が議論され、そこで実際に行われた。」

「そして、私はこのパートナーのようなアプローチは、我々が今持っている結果に多大な貢献していると信じています。」

ホーナー氏のインタビュー内容は省略しました。

by Bing翻訳・google翻訳

ホンダとルノーのパワー予想

このレッドブルへのインタビュー記事なんですけど、なぜかそこに15bhpと記載されている。

マルコ氏が直接発言した訳ではないが、どちらの数値も知っているレッドブルですからね。守秘義務はあるだろうから、発言内容ではない事にして情報源ぼかして記載していいよ。なーんてちょっと勘ぐりたくなった訳です。

メディアを通じてホンダに教えてる?頑張れエールなのかな・・。

とりあえず今現在知っている情報をまとめると

  • ホンダはエキゾースト改良で10kw(13.6ps)
  • ホンダは信頼性重視のコンサバ仕様
  • ルノーは昨年末のパワーとほぼ同等
  • ルノーとホンダの差15hp=15.2ps

昨年末のGPSデータ解析の推定馬力は

  • ホンダ881ps
  • ルノー907ps

2018年オーストラリアGP前の段階では、

  • ホンダ900ps
  • ルノー915ps

ハートレーの900psという発言もあったので、ちょっとした期待値も込めてホンダ900psジャストと予想。

ルノーは950psを目指すと言う目標があったようですが、昨年末のあの壊れまくっている仕様では戦えない。開発も順調ではないようですからね。

速さと信頼性の融合は今年の3基規制、もしくはペナルティ覚悟の4基にしても難しいのだろう。

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まとめ

パワーユニットは当然ピークパワーだけで性能が決まるわけではない。

ホンダは昨年のルノーよりドライバビリティが優れているとドライバーは言っている。

出力特性がアクセルに対してリニアに反応すれば、ドライバビリティが優れているとドライバーは感じるわけですけど、レースを戦う上では武器になる。

反面ピークパワー重視のドッカン仕様でも、ドライバーの能力次第で速く走らせる事もできる。

 

昔の話ですけど、トヨタエンジンでインディチャンピオンになったモントーヤは、低速トルク重視のエンジンをバッサリ切り捨てた事があった。ピークパワーが足りない、これでは勝てないと。

メルセデスやフェラーリはどちらも高レベルで実現している。

 

何年も足踏みしているルノーを見ていると、ここからの開発力が本当と戦いだと感じる。

地道な努力の積み重ねとひらめきの融合が、今後のホンダの命運を決めるだろう。