2018年ホンダのパートナーなるトロロッソの現状を同じルノーエンジンであるレッドブルと比較してみます。
ホンダと組む2018年の位置がある程度イメージできると思ったのですが、今年は差がありすぎて愕然としました。
とりあえずシンガポールまでの予選タイム差の一覧です。
予選タイム差一覧
レッドブル | トロロッソ | ギャップ | |
---|---|---|---|
AUS | 1:23.485 | 1:24.487 | 1.002 |
CHI | 1:33.033 | 1:33.719 | 0.686 |
BRN | 1:29.545 | 1:30.923 | 1.378 |
RUS | 1:34.905 | 1:35.948 | 1.043 |
ESP | 1:19.706 | 1:21.371 | 1.665 |
MON | 1:12.496 | 1:13.162 | 0.666 |
CAN | 1:12.403 | 1:13.690 | 1.287 |
AZE | 1:41.879 | 1:43.186 | 1.307 |
AUT | 1:04.896 | 1:05.726 | 0.830 |
GBR | 1:28.130 | 1:30.355 | 2.225 |
HUN | 1:16.797 | 1:18.912 | 2.115 |
BEL | 1:43.380 | 1:45.439 | 2.059 |
ITA | 1:36.702 | 1:38.245 | 1.543 |
SGP | 1:39.814 | 1:42.056 | 2.242 |
トロロッソの現状
レッドブルとはオーストリアあたりまではそれなりの差で収まっていますが、イギリス以降では差が大きく広がっている。
今年のトロロッソのマシンは高速域の安定性の不足(ダウンフォース不足)、ハンガリーやシンガポールで露呈したダウンフォースの最大値の不足が数字に表れています。
見える部分の空力パーツに注目してみても、他チームが2、3枚羽Tウィングなどを投入する中で、1枚羽だったりと必要がない訳ではなさそうですが、投入できずにいます。
序盤戦を見ていても新規定への対応が不十分だと言わざるを得ない状況。またシーズン中の開発に難ありと考えていいでしょうね、予算が低いのでこの辺りは仕方ないかな。
来年はPU無償分の予算が開発に回せるのでそれなりに対応はできそうですが、TOP3の後ろに行くためには全然足りないでしょう。
2018年トロロッソ・ホンダのライバルは
来年のライバルになりそうなチームが非常に多いです。今期は新しい車体レギュレーションの1年目のため試行錯誤状態のチームが多いですが、来年は今年成功しているマシンを模範したデザインが増加して中団チーム以降は間違いなく混戦模様になると思われます。
第1グループはメルセデス、フェラーリ、レッドブル
第2グループはフォースインディア、ルノー、マクラーレン
第3グループの争いにウィリアムズ、トロロッソ、ハースそして+ザウバー
となると予想しているのですがウィリアムズはもしかしたら第2グループの争いに加わる可能性があります。メルセデスからテクニカルディレクターのパディ・ロウが今年加わっているため来年のマシンには全面的に関わっていますので要注意。
トロロッソはジェームス・キーという素晴らしいテクニカルディレクターがいますので、今季の反省点を踏まえ来季マシンの伸びしろには期待がかかります。
ホンダのパワーはともかく信頼性が向上し走行できればマシン開発は順調に進むはずです。少なからず予算も増強されるので期待はできるかも。
まずはコンストラクターズ7位以上が現実的な目標となるでしょう。
P.S. トロロッソ・ホンダが発表されてから、来年の事を考えたらテンション下がり気味でブログ更新が滞りました。申し訳ありません。
こんにちは
トロロッソではどう転んでもトップ3なみのシャーシは作れないでしょうから、来年はホンダPUの伸びしろが試されるシーズンになるでしょうね
ある意味ベンチマークとしては分かりやすくなるのではないでしょうかね
『2018年 Toro Rossoカウル “HONDA” 社名の下 記載“HYBRID”」
今記事より、’18年HONDA PUへの車体サポート力の上下あるでしょうが、リアルタイムな実力位置が図れる(推し進める)場が与えられている事には感謝ですね。いずれにしてもPUパフォーマンスが他社も進化していく中で、HONDAとしても追い付き追い抜くまで弛まなく進化ささせ続けなければいけない事には変わり無い事が強く再認識されました。
残りレース可能な限りポイント取得し、最後までMcLARENとの関係修復し良い思い出で終えたいですね。また、「特に真の信頼性は実戦のみで測れる印象ありますが、顕著なモアパワーが期待されるならば今シーズン内の“スペック4”の導入可能ならば観てみたい…」
さて、当然、ホンダ様が思う通りに決めれば良いことですが、例年ならばPUカウル位置(シャークフィン含む)のHONDA社名ロゴ下のHYBRIDという記載は、’18以降も継続されるのでしょうか?。
ハイブリッドっという呼称は、日本メーカーが世界的に大衆に広めた印象感もあり、同国良きライバルとして継続してほしいという思いが一個人としてはあります。また、「他の呼び名は、依然何を指すのかよくわからない」という印象もあります。
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弛まぬ努力を続ける開発現場
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こんにちは
来年のトロ・ロッソのドライバーはクビアトとガスリーで決まりでしょうか?
ホンダのパワーユニットは来年は信頼性は向上するでしょうから、それなりの結果は残せると思いますが、ドライバーがねえ・・・
トロ・ロッソはシーズン中の開発が不得手のようですが、パーツ 一つを作るのに数千万円も掛かるのは、風洞設備を動かして解析に費用が掛かるのでしょうか?
素人なので、どうもピンと来ないのですが、大変なのですかねえ
マクラーレンとの経験を生かして、車体と一緒になって開発していってもらいたいのですが、どうなるでしょうか?
専用風洞があるのだろうか?レッドブルの借りてると思われる。
空力はまずCFDにて実用性があるか確認、次に風洞用パーツを作成してデータ解析、そのデータにてシュミレーター走行、本パーツを作りテスト走行。
こんな流れですね。
莫大な費用が掛かるので予算はあればあるだけいいです。
多々コメントありがとうございます。
走ってみなければわからない事だらけなトロロッソ・ホンダですねぇ。
常に入賞圏内を争えればとりあえず合格点となると思います。
ドライバーに関してはクビアトがもしかすると残れない可能性が出てきてますね、経験者が欲しいけど適合ドライバーがいないです。
二人とも新人となると走れなくなる信頼性の欠如だけは何とかしてもらいたいですけど。
2018年は、総合3位です。
夢のような順位予想ありがとうごいます。
後ろからって気もしますがwそうなれば良いですね。