スプリントデーとなる土曜日です。
約100kmのスプリントレースに向けて、グリッドを決める専用の予選が行われます。
SQ1(12分間)は新品ミディアム1セット、SQ2(10分間)は新品ミディアム1セット、SQ3(8分間)はソフト1セット
SQ3のソフトは中古使用が可能になっています。
オーストリアGPスプリントシュートアウトレポート
天候は曇り、路面は所々ウェット、気温17℃、路面温度22℃で予選はスタートしました。
SQ1
ウェット宣言のため、タイヤ指定が無くなりました。
路面の改善が激しい為、走り続けるミニレース化しています。
インター、ミディアム、ソフトとコースインするタイヤが別れています。
序盤はミディアムで走るレッドブルが速かったですが、路面改善に伴いソフト優勢。
残り3分からソフトでコースインしたドライバーが上位を占めた。
ハミルトンがなんとノックアウト。
SQ2
ラッセルはハイドロトラブルでピットから出られない。
全車ソフトでコースインしています。
フェルスタッペン5.6、サインツ5.8、アロンソ5.9、ノリス6.0、ストロール6.1となっているトップ6です。
残り4分をきって、ペレス5.8で2番手
その後、ドライバーが続々とタイムを更新
SQ3
サインツとヒュルケンベルグは新品ミディアムでコースイン
フェルスタッペン4.613、ノリス5.010、ペレス5.080、サインツ5.170、ヒュルケンベルグ5.470
ルクレールは残りの新品ソフトでコースイン、5.280とタイムが伸びない。
フェルスタッペンは最後の新品ソフトでコースインして、4.440と更新。
ペレスは4.933で2番手、ヒュルケンベルグが更新して4番手。
オーストリアGPスプリントシュートアウト結果
まとめ
フェルスタッペンは新品ソフトを2セット残していてポールポジションは安泰だった。
ペレスはなんとか最低限の2番手を確保。
ノリスは1セットあった新品ソフトで好タイムを一発で決めた。
ルクレールがQ3で昨日と同じようなタイムを決めるかに思えたが今日はダメだった。
ハミルトンは新品が1セットも無く、まさかのQ1敗退。
昨日の予選の復習をしているに過ぎず、盛り上がれないこの予選方式。
出走くじ引き順のワンアタックで10台に絞り、タイム逆順のワンアタック勝負にするなど、トラフィックやトウの影響を排除したものでもいいのではないだろうか?
スプリントの週末は、結局のところパルクフェルメの範囲変えないと盛り上がらないと思います。
1日目
FP1(終了時にパルクフェルメ適用)
スプリントシュートアウト
2日目
スプリント(終了時にパルクフェルメ解除)
FP2(終了時にパルクフェルメ適用)
3日目
決勝
※決勝のグリッドはスプリントの結果で決定
こうすればスプリントと決勝の展開が変わってくると思います。
結局同じことをやっても、結果がマシンのパフォーマンスに左右されやすいf1では同じような結果になるのは当たり前ですよね。
もっと制限時間を短くして1アタックのみにするとか、運要素を大きくしない限り同じ事の繰り返しになると思います。
ただf1を面白くするために色々トライしているのは好印象です。
昔のf1を見返してみると、あまりにもシンプル過ぎて、ここ最近の変化の大きさに驚かされます。