イギリスGPは、1950年にF1世界選手権として初開催されています。
平均速度240km/hを超える高速サーキットのため、空力効率の良さが勝負の分かれ目になるでしょう。
低速ターンが少なく各マシンの風洞実験との相関性が再現しやすい、その為タイム差が少なくなる傾向があります。
シルバーストン・サーキット
1周(km) | Laps | 全開率(%) | 平均速度 | PE(10kw) | タイヤ |
---|---|---|---|---|---|
5.891 | 52 | 72.4 | 246.2 | 0.25 | C1|C2|C3 |
※PE(10kw)=パワーエフェクトによるタイムへの影響度(予想値)
高速コーナーが多いシルバーストンは、高速度域の安定性がもっとも重要となり、ダウンフォースを付けてドラッグをパワーで打ち消す事が出来るマシンが速いです。
そのため、空力依存度が高く前走者に近づくのが困難なコースであり、オーバーテイクは極端に少なくなります。
2022年規定で後方乱流が減ったとは言え、その特性は変わりません。
オーバーテイクポイントが少なく、スターティンググリッドとスタートが重要になります。
各ターン(コーナー)のスピード
ピレリによるサーキットの指標