スパ・フランコルシャンはパワーと効率の良いダウンフォースが必要なサーキット、正常進化してきたチームが速く、グリッド争いは激化するだろう。
メルセデスの予選モードでどれだけ差が付くのだろうか?
予選レポート
天候は曇り、気温16℃、路面温度24℃で予選はスタートしました。
Q1
ハース2台が開始と同時にコースインしています。1セット目のアタックではメルセデス2台がいきなり42秒台で1,2体制、フェルスタッペンは1セットで2回アタックして0.8秒遅れの3番手。
2セット目を使ったガスリーは4番手、クビアトは6番手となりアルファタウリは好調です。フェラーリ2台はギリギリQ1突破しました。
Q2
ミディアムC3でアタックに向かったのはメルセデス2台、レーシングポイント2台、フェルスタッペンです。
ハミルトン42.0秒台、ボッタス42.1秒台、フェルスタッペン42.4秒台、次元の違うこの3台はこれでC3スタートが確定しています。フェラーリ2台はここで敗退。
マクラーレン、ルノー、レーシングポイント、アルファタウリが0.3秒以内の大接戦でした。
Q3
ハミルトンがいきなり41.4秒台、3番手にはリカルドが42秒フラットで飛び込んだ!フェルスタッペンとアルボンが4,5番手。
2回目のアタック、ハミルトンが更にタイムを詰めて41.2秒台でポールポジション、ボッタスとフェルスタッペンに0.5秒差をつけて異次元のラップです。
ベルギーGP予選結果
順 | No. | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:42.323 | 1:42.014 | 1:41.252 | |
2 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:42.534 | 1:42.126 | 1:41.763 | 0.511 |
3 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1:43.197 | 1:42.473 | 1:41.778 | 0.526 |
4 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1:43.309 | 1:42.487 | 1:42.061 | 0.809 |
5 | 23 | A.アルボン | レッドブル | 1:43.418 | 1:42.193 | 1:42.264 | 0.941 |
6 | 31 | E.オコン | ルノー | 1:43.505 | 1:42.534 | 1:42.396 | 1.144 |
7 | 55 | C.サインツ | マクラーレン | 1:43.322 | 1:42.478 | 1:42.438 | 1.186 |
8 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1:43.349 | 1:42.670 | 1:42.532 | 1.280 |
9 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1:43.265 | 1:42.491 | 1:42.603 | 1.239 |
10 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:43.514 | 1:42.722 | 1:42.657 | 1.405 |
11 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ | 1:43.267 | 1:42.730 | 1.478 | |
12 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1:43.262 | 1:42.745 | 1.493 | |
13 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:43.656 | 1:42.996 | 1.744 | |
14 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:43.567 | 1:43.261 | 2.009 | |
15 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1:43.630 | 1:43.468 | 2.216 | |
16 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1:43.743 | 2.491 | ||
17 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1:43.838 | 2.586 | ||
18 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:43.950 | 2.698 | ||
19 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1:44.138 | 2.886 | ||
20 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1:44.314 | 3.062 |
まとめ
スパの醍醐味とも言うべぐ山岳区間セクター2を異次元の速さで駆け抜けたハミルトンが堂々のポーポジション獲得!
ダウンフォースがありドラッグもあるのだが、効率の良さが際立っていた。そして予選モードのパワーでセクター1,3でも大きく遅れることは無かった。
Wakanda Forever pic.twitter.com/2d9DTu8RsL
— Formula 1 (@F1) August 29, 2020
決勝で例え雨がパラつこうともハミルトンに死角はないだろう。チーク力でレッドブルがどこまでやれるか?それしか逆転する可能性は無い。
ルノー、マクラーレン、レーシングポイント6台の争いは見ごたえありそう。この中では一番ダウンフォースを付けていると思われるノリスのペースがどうなのか?
予選と決勝でパワー差が大きいルノーPU勢のペース、タイヤ選択できるアルファタウリ2台など、色々な要素が絡み合う。
決勝でもパワーモードへの切り替えが出来る最後のレース、エンジンの寿命を縮めてでもポジションを上げようとするチームの戦略を見れるのもこれが最後です。
「エンジン11・・・」
まぁでも一番の香辛料は、スパウェザーなんだけどね(笑)
まさかボッタスに対してコンマ5の差がつくとは思いませんでした。
本当に異次元の速さ。
リアをあそこまでスライドさせて走るマシンは久しぶりに観た気がします。
レッドブルはともかく、ボッタスも0.5落ちですか…
エンジンモード変更なしのシミュレーションでもしてるんですかねぇ…
スパイスを期待してます。
雨が降らないとスパじゃないような気がする。
メルセデスとレッドブルの差が意外と小さいと思いましたが、メルセデスが予選モード禁止に備えて何かやっているのでしょうか、それともレッドブルが早くなったのでしょうか?
それにしても、スパのコースは面白そうですね、オンボードで見ていても運転するのが楽しそうです。一度は走ってみたいです(笑)
ハミルトン速いですね。
オンボード見ても安定してるしドライブしやすそうですよね。
マックスは3番手なら悪くはないからレースは期待してます。
レーシングポイントはどうしたのかな?リヤウイングとか薄くしてるけど、エンジンパワーがあるんだからもう少しウイングを立てても良かったのではないかと思いますが、レースではストレートで抜きやすくする狙いかな?
フロントローはメルセデス独占、セカンドローがレッドブルホンダ独占の期待もあったのですが、元レッドブルでマックスのチームメイトだったリカルドが4番手に着けたのが要注意ですね。
5番手のアルボンが、リカルドを抜いてポジションアップ出来るか?注目です。