ホンダは先のロシアGPのフリー走行においてアロンソのマシンに今年の開発トークンすべてを使用した新しい内燃エンジンを投入しましたが、これが予想を上回る仕上がりだと言うことでメディアに対する発言もかなりポジティブなものになっています。

 

ホンダはもちろんのこと、マクラーレン側もこの新しいエンジンを絶賛しております。

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ロシアGPで投入した新エンジンは主に排気系の改良をしたようで来期のターボ関連の改良に向けたもののように思えます。

 

アメリカGPでアロンソはこのエンジンで走るという事なので音が違うなどの噂もあり注目です。バトンにもこれが投入されるかどうかはわかりませんがおそらく使用することになると思います。

 

ホンダは弱点であるMGU-H関連の改良ができないため(トークン不足で)、今年のトークンのほとんどは内燃エンジンに使用しています。

 

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来期の開発トークン32の使い道はどこか?

ホンダの弱点である吸気コンプレッサー、MGU-H、排気タービンは必ず変更してきます。

 

これらのおおまかなトークン数はこんな感じです。

  • 吸気コンプレッサーと関連部品 5トークン
  • MGU-H 5トークン
  • 排気タービンと関連部品 4トークン

全部ひっくるめて変更すると14トークン使用することになります。

これにERSの制御システムの変更で1トークンは確実に使用すると思います。

 

これで合計15トークンとなり残りは17トークンになります。

 

排気タービンの変更にともない燃焼系の変更も必要になるでしょう。

  • 燃焼 3トークン
  • 燃料噴射装置 2トークン
  • 点火装置 1トークン

これで合計21トークンとなり残りは11トークンですね。

 

MGU-Kの変更もおこなうと思われます。MGU-Kは回生エネルギーを駆動力に伝達するモーターですがホンダのこれはかなり小さいんです。メルセデスの半分の容積しかないくらい小さい。

 

この小ささが熱放出などの面での抵抗が大きいと思われます。

 

メルセデスの速さは回生面もそうですがこのモーターによるところが大きい気がしてます。

 

  • MGU-K 5トークン

これで合計26トークンで残りが6トークンです。

 

開幕時点でここまでトークンを消費してくることはないでしょう。

 

来期改良エンジンのスーパーフォーミュラテストはあるかも?

マクラーレンの契約ドライバーで2015年GP2チャンピオンのストフェル・バンドーンが2016年スーパーフォーミュラに参戦するとの噂がありますが、本当にホンダがF1エンジンテストをスーパーフォーミュラでおこなうなら彼がテストドライバーになるのは確実でしょう。

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今年の2月のF1テストではホンダエンジンが信頼性不足で走行距離を伸ばせずマシン全体の開発底上げができませんでした。

 

ホンダは2度とこんな思いはしたくないはずですから。

 

 

そうなってくると事前実装テストでスーパーフォーミュラを使うのは真実味をおびてきますよね。

 

私はホンダにそこまでやってもらいたいと思っています。

 

 

日本GPでのホンダ首脳陣とマクラーレン首脳陣がどういう会談をしたのかさだかではありませんが、あきらかに風向きが変わりました。

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社長を含めホンダの本気度がマクラーレンに伝わった結果だと思います。