最終戦予選に向けて、フェラーリとメルセデスはプラクティス3でのタイム差が僅差となっています。路面温度が下がるとメルセデスが有利となる傾向がある。レッドブルは予選では3列目が定位置だろうと思う。
トロロッソホンダ1年目締めくくりの走りにも期待したい。
予選レポート
天候は曇り、気温28℃、路面温度32℃で予選はスタートしました。
Q1
早めに出ていったトロロッソの2台は1アタック目で二人とも38.7秒台のタイム、ベッテルが36.9秒のあと4周目アタックで36.7秒まで伸ばした。トロロッソの2台もチャージラップを挟んで38.1秒台に入る。
ラバーグリップの上昇が激しくミッドフィールド勢は2セット目のアタックでタイムを大きく伸ばす中、トロロッソ2台は伸び悩みハートレー16位、ガスリー17位で脱落となった。ガスリーは最終コーナーでパワーが無くなり0.7秒失ったとの見解が示されている。
Q2
トップ3チームとフォースインディアがUSでアタックに向かいました。ハミルトンが35.6秒台でトップタイム!1セット目のアタックではフォースインディアは13,14位です。フェルスタッペンはUSで10位となっており危ない位置です。
2セット目ではベッテルだけがUSでアタックに行きました。ベッテルはUSで3位タイムを記録しました。トップ3以外はルクレール、グロージャン、ヒュルケンベルグ、オコンとなっています。
USをスタートタイヤに出来たのは、メルセデスとフェラーリそしてリカルドです。
Q3
1セット目ではハミルトンがトップでベッテルが0.057秒差で2番手となった。トップ6までは35秒台のタイムを出している。グロージャンが7番手となっている。
2セット目ではハミルトンが驚愕の34.7秒台へ突入しポールポジション、ボッタスも34秒台だが0.162秒差で2番手となった。
アブダビGP予選結果
まとめ
ハミルトンは徐々にタイヤを使い、ツイスティーなセクター3で爆発させる完璧なタイヤマネージメントを魅せた!
この強さはどうしようもない!全盛期のセナやシューマッハと同等以上と言って良いですね。チームメイトのボッタスも速いんだけどね、ハミルトンがいる限りかすんでしまう。
レースではリアが過熱気味になるメルセデスの弱点がどうなるか見物です。フェラーリやレッドブルのつけ入る隙は、そんなところでしょう。それまで後ろで粘れるかどうかがポイントです。
フェルスタッペンがHSスタートの瞬発力で何か魅せてくれる気がします。怖いもの知らずな彼の事、前のフェラーリと接触など無用な事だけはしないでほしい。
トップ3チームが綺麗に2台づつ並んだのに対してミッドフィールドはぐちゃぐちゃ、こちらのバトルも大いに期待したい。HSスタートの4台はもしかしたら11~14番手スタートにやられちゃうかもね。
トロロッソホンダは入賞争いに入れるかは微妙な感じです。終盤にきてマシンポテンシャルの底が見えてしまってセッティングでどうこうできる状態じゃない。そして来季用試験運用(スペック3)ホンダエンジンには何かしらのトラブルが発生してしまっている。
決勝は冒険せずUSスタートでしっかり走れば何かが起こる可能性もある。粘りの走りに期待しています。
ホンダさん、今度は確実に排気管の中から白煙でしたね・・・・。棚落ちっぽい壊れ方に見えたけどどうなんだろう。
速度とかのデータ見てるとルノーPUとは同等以上になってきてる気はするんですけど、如何せんコーナリングスピードが遅い。コーナーの脱出スピードが遅いからレース中もなかなか前の車が抜けない。
最終戦だしストックのスペック2を積むなんてけち臭いことせず、グリッドダウンでいいので最新スペックでガンガンいって欲しいもんです。
ガスリー談では1気筒死んだとの事、まだ600kmぐらいなのになんて軟な仕様なんだかねぇ・・。
アメリカで不良疑惑があったエンジンが大丈夫だったようで、それを使いペナルティ無しとの事。
300kmもてばいいエンジンモードでガンガンいこうぜ!!