3月17日14:00~のレッドブルトロロッソホンダイベント凄い熱気でしたね。
ライブ配信で見ましたが、レッドブルが関わるとこういったイベントの面白味が凄い事になってました。お堅そうなホンダもやるときゃやります。
ブレンドンとガスリーは顔も良いし性格も良いし、日本での人気はかなり上がりそうだ。
とまぁ盛り上がってるところに申し訳ないですが、まずはトロロッソの現状を数字で確認しておこうと思います。
今回掲載するテストでのラップタイム平均を解析したのは、ドイツの名物記者マイケル・シュミットさんです。
引用元:https://www.auto-motor-und-sport.de/formel-1/analyse-rennsimulationen-f1-testfahrten-barcelona-2018/
レースシミュレーションのラップタイム平均順
順 | チーム | ドライバー | 平均タイム | ギャップ | スティント | タイヤ |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | メルセデス | ハミルトン | 1:21.613 | 29+18+22=69 | M-M-M | |
2 | メルセデス | ボッタス | 1:21.668 | 0.055 | 30+18+19=67 | M-M-M |
3 | フェラーリ | ベッテル | 1:21.966 | 0.353 | 13+27+26=66 | SS-M-M |
4 | フェラーリ | ライコネン | 1:22.224 | 0.611 | 10+24+20+6+7=67 | SS-M-M-HS-HS |
5 | レッドブル | フェルスタッペン | 1:22.456 | 0.843 | 21+22+18=61 | M-M-M |
6 | フォース・インディア | ペレス | 1:22.724 | 1.111 | 26+11+19=56 | M-M-M |
7 | ハース | マグヌッセン | 1:22.901 | 1.288 | 18+34+15=67 | SS-M-S |
8 | レッドブル | リカルド | 1:22.991 | 1.378 | 20+18+10=48 | M-M-M |
9 | ルノー | ヒュルケンベルグ | 1:23.488 | 1.875 | 20+19+13+12=64 | S-M-S-M |
10 | マクラーレン | バンドーン | 1:23.555 | 1.942 | 16+26+8+18=68 | SS-S-HS-M |
11 | トロロッソ | ガスリー | 1:24.169 | 2.556 | 11+24+31=66 | SS-S-M |
12 | ザウバー | エリクソン | 1:25.162 | 3.549 | 22+22+4=48 | M-M-S |
フジテレビF1GPニュースでの川井さんのデータとは若干異なるところがありますが、参考にするシミュレーションデータが違うだけです。
リカルドは7日目、ライコネンは8日目、他は7日目のデータです。
inLapとoutLapは除外し、走行中の2秒以上タイムが落ちた時も除外(トラフィック関連)、シケインカットの速いラップも除外しています。
レースシミュレーション分析
リカルドは第3スティント途中でやめています。軽くなった状態ではラップタイムが速いはずなので、この平均タイムは意味をなさない。もっと速いって事になります。
レッドブルはあまりにもペースが良かったため、隠したかったのではないかと予想されています。
ライコネンの終盤での2回のスティントは、フェラーリがHSの耐久性確認をした事がわかります。
またフルタンク状態で柔らかいタイヤで走行するとデクラが大きいので、一部のドライバーのみスティントごとの平均タイムの記載もありました。
スティントごとの平均タイム
ドライバー | タイム1 | タイム2 | タイム3 |
---|---|---|---|
ボッタス | 1:22.681(M) | 1:21.245(M) | 1;20.038(M) |
ベッテル | 1:23.495(SS) | 1:22.093(M) | 1:21.139(M) |
フェルスタッペン | 1:23.442(M) | 1:22.365(M) | 1:21.130(M) |
川井さんも指摘されていましたが、ベッテルの第3スティントの落ち込みが激しいです。
意図的に落としたか?それとも燃費がきつくなったのかはわかりませんが、同じフェラーリエンジンを使うハースのマグヌッセンは第3スティントでペースアップしてます。
となるとベッテルは何かやっていたと予想できるわけですね。わざと落としたと考えるのが自然な流れでしょう。
フューエルエフェクト0.31秒/10kg(2017年基準)は確実に存在しますので、メルセデスは燃費の良さを利用して最初から他より軽いタンクだったら?それがもし10kgならベッテルとの差0.35が不思議とマッチします。
この辺りのたらればは、きりがないのでもうやめますねw
参考程度にお考え下さい。あくまでテストの結果ですから。
トロロッソホンダ
う~ん・・悪いな、良い要素がこの数字からはわからない。
川井さんのグラフでも極端に落ちてましたし、全スティントでデグラが大きいのが現状なんです。
タイヤ摩耗が早い⇒スライドが多い、ホイールスピンが多い⇒ダウンフォース無い?メカニカルグリップ無い?
さてどうしたものか?データがちょっと足りない、速度データがあれば何となくわかるのですが・・
仮にダウンフォースを軽めで走っていたらと考えれば、ラップタイムは悪い、デグラも大きい、結果として平均2.5秒落ちとなった。
こう考えるとまだまだ希望はもてますね。
まとめ
メルセデスはアリソンが、今年の車は昨年より1秒速いなんて言っているみたいです。メルセデスはちょっと例外としておこう。
追うフェラーリが新しいコンセプトをまだものにできていない、レッドブルは何か隠しているようでよくわからないけどパワーでは確実に負けているのでちょっと可哀そう。
トロロッソホンダはキーやトスト代表、ドライバー含めて妙な自信があるんですよね。
チームとしてもこの手の解析は行っているし、これだけ離されていて中団で戦えるって言えないよなぁ~。
良い方に考えれば、他とは違う何かをやっていたと捉えるべきかな。
最後に楽しそうな「レッドブル・トロロッソ・ホンダ・DAY」の動画貼っておきます。
時間1:17:50ぐらいにトロロッソメンバーが登場します。
いつもデータ重視の記載、説得力があり楽しみにしてます。
トロロッソのレースシュミレーションでの、タイム落ち込み少しガッカリしました。
来週いよいよスタートですね。各チーム大きなレギュレーション変更がなかったので堅実に作ってきて、中盤は本当に楽しみです。フォースインディアも、大きなアップデート無しですが、ロングランは、いいですね。
はっきりしないこの時期が、色々憶測出来て楽しいかもです。
コメントありがとうございます。
ちょっとがっかりですよね数字はw
フォースインディアとハース、PUが良いだけでとは言わないけどアドバンテージはかなり大きい。
ホンダは何処まで今年迫れるか?
そんなところをデータと共に残していけたらと思います。
開幕戦トロロッソが今の現状をある意味裏切ってくれたら最高ですけどね。
データとトロロッソ・ホンダから出てくる発言の整合性が取れないんですよね。
まさか性能を隠しているなんてことは、ホンダPUに変えたことによる
パッケージデータを取らないといけない今回のテストではありえないでしょうし・・・。
見ている時間軸がもっと先なのかもしれませんね。
https://f1-gate.com/renault/f1_41502.html
これを見るとルノーはトロロッソを4番手争いのチームと見ているようですね。
テストデータの分析はしているだろうし、何か情報を得ているのかも・・・。
下がっていた期待値が、ちょっと上がりますね。^^
テストの模様見てて浮かれ気分でいたのが
ラップタイムのデータや皆さんのコメント見ていると現実に戻されてしまいますね。
正直、中(団)の上を期待したいのですが
これを見ると中の下…なのかな~なんて思ってしまいます。
メカには詳しくないのですが秘策らしきものってありそうなんですかね??
とりあえず次回のアップデートまで辛抱って感じでしょうかね。
楽観的にいきますか、予選はウィリアムズとザウバーに勝つ。
最低でも15,16位からスタート。
あと5つポジション上げる。開幕戦ですからトラブルで3台、アクシデントで2台。
10位入賞!盛り上がるトロロッソホンダまるで勝ったかのように!!
こんな結末でどうかな?
すいません。真面目にいきます。
秘策は無い!!
空気抵抗のあるダウンフォースとのバランスを見出す必要がある。
あとはドライバーの慣れも重要要素。
昨年のガスリーはSF慣れるのに3戦かかってる。
一発タイムセッティングは申し分ない。ガスリー1.1秒遅れ。
でもロングラン用じゃないのでデグラが酷い。2.5秒遅れ。
パワー次第でダウンフォースを増加していく。
夏休み明けにせめて1台Q3にいければ、今年は大成功!
来年完全ホンダ用シャシーで4位争いへ。
こんな予測です。
こんにちは
テストのセッティングや条件までは分からないので、外部の人間が評価しても意味は無いでしょう。ロングランについても同じですね
チームとしてはテストデータとの相関が取れれば良くて、彼らは満足のいくデータが取れたと言っているのですから、それで良しとするべきでしょうね
もうすぐ開幕するのでそこで結果は分かるでしょう
おっしゃる通りでございます。
開幕前なので、色々な情報を元に期待したり、予想をして楽しむ。
この時期しかできない事なので、そこは大目に見てください。
トロロッソホンダ自身の前向きな姿勢は、本当に心強い。
金曜日には大まかなポジションはわかりますし、期待しつつ見守りたいと思います。
いつも興味深いデータありがとうございます。
ここはポジティブシンキングで妄想を張り巡らしてみたいと思います。
ホンダファンとしては中団グループトップを狙うのと同じくらい、MCLには
負けたくないので、その点も含めて考えてみました。
テストタイヤのチョイスから言えるのは、Q3進出の為の一発を考えると
スタートは軟らかめになるので、より実戦想定のSS選択かなと思います。
テスト期間中「Mが意外といい」との評価も聞かれましたので、Mを多用
すればタレも減りアベレージはもう少し良かったのかなと思います。
テスト期間中の最高速ではメルセデスに匹敵する速度を出していた事から、
トロロッソはダウンフォースを増やす余地はかなり残っていると思われ、
サーキット特性に合わせたセッティング範囲は広いと思われます。
ダウンフォースを増やせばロングランで見られたタレも減るので、実戦が
始まればサーキット特性に合わせた最適なセッティングで来ると思います。
対するMCLは10km/hほど遅い最高速度だった事を考えると、ダウンフォースを
減らす選択肢しか無く、「ダウンフォース減らす→最高速は伸びるがタイム落ちる
+ タレが出てロングランは悪くなる」等悪いことだらけでは?
※驚きは「最高速下位」のレッドブルのMでのこのタイム
最後もポジティブシンキングな発想ですが、燃費との戦いは今年も続くと思われ
ますので、燃費面での実力値を測るために控えめなセッティングでロングランを
走っていたのではとも考えられますよね。
また、トロロッソ ホンダの強みはソフトウェア面も大きいと思います。
昨年も、圧倒的にデプロイが厳しいと言われたサーキットで、ホンダのスタッフは
乾いた雑巾から水滴を絞り出す努力で結果を覆してきました。
ワークスになったMCLがルノーからそこまでのサポートを受けられるかは??です。
いろんな意味で開幕戦が待ち遠しいですね。
コメントありがとうございます。
テストでの空気抵抗のあるダウンフォースは気になる部分ですよね。
多分になりますが、ホンダPUをトップエンドまで回すためのロングランテストをやっていたと推測。
ホンダのためにバルセロナ用セッティングではなかったと考えられる。
トロロッソとしても利益を得られる、ホンダPuの改善に協力を惜しまない体制。
開幕戦入賞してくれたら最高ですね。