フランスGPでは、メルセデスが新スペック2.1を投入した。カナダで投入する予定だったICEの一部のパーツの製造誤差により遅れたが、それを逆手に取った更に進化させたバージョンであるという事だ。

金曜日にはボッタスが水漏れ、決勝でもぺレスが同様のトラブルでリタイアしているようだ。

ホンダはハートレーのスペック2が金曜日に破損。全コンポーネントを投入しペナルティを消化している。

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R8フランスGP終了後パワーユニット使用状況

No Car Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
44 Mercedes L.ハミルトン 2 2 2 1 1 1
77 Mercedes V.ボッタス 2 2 2 1 2 2
5 Ferrari S.ベッテル 2 2 2 1 1 2
7 Ferrari K.ライコネン 2 3 2 1 1 2
3 Red Bull D.リカルド 3 3 3 2 2 2
33 Red Bull M.フェルスタッペン 2 3 2 3 1 2
11 Force India S.ペレス 2 2 2 1 2 1
31 Force India E.オコン 2 2 2 1 1 1
18 Williams L.ストロール 2 2 2 1 1 1
35 Williams S.シロトキン 2 2 2 1 1 1
27 Renault N.ヒュルケンベルグ 2 2 3 1 1 2
55 Renault C.サインツ Jr. 2 2 3 1 1 2
28 Toro Rosso B.ハートレー 4 4 4 3 3 3
10 Toro Rosso P.ガスリー 4 4 4 3 2 2
8 Haas R.グロージャン 2 3 3 1 1 2
20 Haas K.マグヌッセン 2 2 2 1 2 2
14 McLaren F.アロンソ 2 2 2 2 1 1
2 McLaren S.バンドーン 2 2 2 1 1 2
9 Sauber M.エリクソン 2 2 2 1 2 2
16 Sauber S.ルクレール 2 2 2 1 1 1

8戦目フランスでの各車交換理由

6月22日金曜日

  • ハミルトン:ルーティーンのためICE,TC,MGU-Hを交換
  • ボッタス:ルーティーンのためICE,TC,MGU-Hを交換
  • ぺレス:ルーティーンのためICE,TC,MGU-Hを交換
  • オコン:ルーティーンのためICE,TC,MGU-Hを交換
  • ストロール:ルーティーンのためICE,TC,MGU-Hを交換
  • シロトキン:ルーティーンのためICE,TC,MGU-Hを交換

6月23日土曜日

  • ハートレー:FP2のトラブルによりICE,TC,MGU-H,MGU-K,ES,CEを交換
  • エリクソン:FP1のクラッシュによりES,CEを交換

フランスGP決勝における懸念事項

  • オコンとガスリーによる接触事故
  • ぺレスの水圧低下トラブル
  • サインツのMGU-Kトラブル


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まとめ

エリクソンが後部を燃やしているが、新規コンポーネントはES,CEのみです。これは1基目に戻したと考えていいのか?2基目の主要なパーツは無事だったのか情報がない。

メルセデスの水漏れによる水圧低下は、当初新スペックは関係ないと思っていた。ところが金曜日のボッタスに続いて決勝でもぺレスに同様のトラブルが発生。ICEの現物では無くそれに伴うパイピングに問題があるようだ。

ホンダのトラブルはカナダとフランスでは違うトラブルであるが未だに何処が?との確実な情報無し。品質管理が疑わしいとなっている。

ルノーのMGU-Kはサインツが決勝終盤で出力が低下している、マイレージなのか?オーストリアでとうとう新スペックを投入する運びとなる。この新しいMGU-Kをペナルティ無く受け取れるのはルノーの2台とバンドーンのみで、レッドブルはこれを受け取らないとしている。