ストップ&ゴーレイアウトのモントリオールでは、パワー&ドラッグ効率が大きくタイムに現れている。

プラクティスセッションではフェラーリが優勢となりメルセデスが追う展開。そして大きく離されてレッドブルホンダが3番手チームとなっている。

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カナダGP予選レポート

天候は晴れ、気温22℃、路面温度48℃で予選はスタートしました。

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Q1

1セットのタイヤで2度のアタックをしたフェラーリが1,2タイム、メルセデス2台が続く。トップ3チーム以外は2セット目で好タイムを記録して行く、ガスリーは2セット目のアタックをしていないため、どんどん順位が落ちて行く。

セッション終了となり、ライコネンがQ1落ちになってしまった。モナコのルクレールの二の舞になりそうだったガスリーは、トップから0.8秒差、カットラインまで0.1秒差となり危ない状況だった。

Q2

気温23℃、路面48℃まで上昇している。前半戦はMでアタックに入ったフェラーリとメルセデスとSでアタックしたガスリーがトップ5を形成した。フェルスタッペンはMでアタックしたがトラフィックでタイムが伸びず11位となっている。

2セット目のMを投入したメルセデスの2台が1,2タイム、時間終了と同時に最終シケインでマグヌッセンがクラッシュして赤旗となり、残り2分でコースインしていたSのフェルスタッペンはタイム更新できずにまさかの敗退となった。トロロッソ2台はマシン状況が思わしくなく敗退している。

ルノーPU勢が4台ともQ3進出を決めた。

Q3

1セット目ではガスリーが先頭でアタックに入ったが5番手タイム、トップタイムはハミルトンが記録しフェラーリ2台が追う展開となる。ボッタスはターン2出口でハーフスピンしてしまいタイムアタック出来なかった。

2セット目ハミルトンが若干タイムアップするが、ベッテルは0.4秒と大きくタイムアップしてポールポジションとなった。ボッタスはバランスが全く取れずに6位、リカルドがなんと4位タイム。一人3セット使ったガスリーは5位タイムがやっとだった。

カナダGP予選結果

まとめ

フェラーリが完全復活となったカナダGP予選、ベッテルが今年初ポールポジションを獲得した。

久しぶりにはじけるベッテルの叫びが聞けたね(笑)

 

Q3の最初のアタックでハミルトンがトップタイムを出した時は、うわぁパーティーモードはんぱねぇっと思ったのですが、ベッテルが上手にタイヤと路面を調和して逆転した。

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くっそワロタ!ピースすんなや(笑)

無邪気なベッテル、好青年ルクレール、ヒットマン的なハミルトン、そんな感じの画像。優勝争いするであろうこの3人の内心を想像するだけでも面白い。

 

久々にベッテルの清々しい顔を見れただけで、このカナダGP予選は満足です。路面的にはフェラーリにとって都合が悪いと思っていましたが、温度が上昇する中でベッテルだけがタイヤを上手に機能させる事ができている。

そして燃費が悪いこのコースは昨年SCがあったのにも関わらず、最大限使用したドライバーは104.8kgだという事です。ドラッグ効率の良いマシンであるフェラーリはそんな事からも有利と言えるかもしれない。

 

惜敗と言えるホンダ勢、フェルスタッペンは仕方ないにしてもリカルドに僅差で負けたガスリーにはレースで挽回してもらいたい。トロロッソはどうした?なんでこんなに遅いのだろうか?

単純にルノーPUがホンダPUより上という訳では無いと思う。ルノーとマクラーレンの共通する部分と言えば硬い足回りだろうか、路面μは低いがバンピーではないモントリオールでは、限界点のドライバーへのフィードバックが良かったと思われる。

 

ガスリーはSでの1スティント目で早めに前に行くことが必要だろう。フェルスタッペンとトロロッソ2台はMスタートでオーバーカットを狙い、案外簡単に入賞圏内には入ってくると思われる。いきなり復活の兆しを見せているルノーワークスは不気味だがレースではタイヤがもつかな?マクラーレンのサインツが金曜日では良いペースだった。

 

※サインツは予選でアルボンのアタックラップを妨害し3グリッド降格、マグヌッセンはモノコックとギアボックスが破損しているためピットスタートとなる。

フェルスタッペン(9位スタート)とクビアト(10位スタート)はタイヤ選択できるトップ10スタートでアドバンテージが大きくなる。

 

レースは見逃せないが、P3とQは起きていられなかった( ノД`)

作戦としては晩酌して早めの就寝で3時起きしかないかな・・。