壁に囲まれた高速サーキットのジェッダは、ドライバーの勇気が試される。

ドライビングに応えるマシン、そうではないマシン、違いはあれど壁際数cmまで攻めるドライバーを称えよう。

 

レッドブルが依然として優勢、次にくるチームは何処か?

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サウジアラビアGP予選レポート

天候は晴れ、気温27℃、路面温度32℃で予選はスタートしました。

Q1

レッドブル2台、アストンマーチン2台、フェラーリ2台が続く。

ノリスは左フロントを壁にヒットさせステアリングがずれて走行を止めました。

 

サージェントはピットエントリーラインを横切り良いアタックラップを抹消される。

ターン27のリミットで抹消と伝えられた為、どうしてと?キレるサージェント、リズムを失いスピンやコースアウトを繰り返し敗退。

 

 

時間終了間際のアタック、角田は一時15位に上がるがピアストリが11位に飛び込み16位で敗退。

Q2

アロンソ28.7で先ずはトップタイム、フェルスタッペンはエンジンが空回りしてマシンを降りる。

 

 

ドライブシャフトが破損していました。

 

ペレスはクリアラップが全然取れなかったけど、終盤に2アタックして28.6でトップタイム。

ピアストリが良い走りでQ2突破しています。

Q3

1回目のアタック、ペレス28.2、ルクレール28.7、ラッセル28.8、アロンソ28.9、ハミルトン29.2、オコン29.2となったトップ6です。

マックスがいなくても速いレッドブル・・・当たり前か・・。

 

 

時間差でアタックしたストロールは29.0でアロンソの後ろに入る。

 

2回目のアタック、アロンソが28.7で届かず、ルクレール28.4も届かず。

ストロールがセクター1を最速で来ましたが、タイヤを保てずその後失速。

 

ペレスはアタックを止めていましたが、一度目のタイムでポールポジションです。

 

サウジアラビアGP予選結果

まとめ

ペレスが昨年に引き続き2年連続2度目のポールポジションを決めました。

フェルスタッペン不在の中、優勢なレッドブルRB19でしっかりと仕事をこなした。

 

 

Q1から防戦一方と言う感じだったフェラーリだけど、ルクレールはアタックを決めて2番手は立派です。

あんな状態でこのタイムは驚きだった、タイトロープを渡るマジシャンか。

 

アロンソはダウンフォース強めの置きにいったセッティングでストレートが伸びず、トラックエボリューションのグリップ力で縮めるタイム差でトレードオフ出来なかった。

それでも3番手、ルクレールがペナルティの為スタートはフロントローです。

 

 

ラッセルは何かを見つけたような速さがあり、ハミルトンを大きく上回った。

 

好調に見えたアルピーヌは予選になってから何かがズレたのか?

それでも2台がトップ10以内に入っており、昨年から引き続き高速コースでの強さは失っていない。

 

 

開幕戦の不調が嘘のように好タイムを並べたマクラーレン、ノリスは残念な結果でしたが新人ピアストリが9番手に飛び込み実力の片鱗を見せた。

このような不確定要素の多いサーキットで速い事は、F1の速度レンジに見合っている事の証明になるでしょう。

 

 

土曜日になってタイヤの内圧は+1.0psi上昇した。

これによってタイヤによる車高変化が減少したため、バウンシングに苦しんでいたマシンが比較的楽になった反面、グリップ不足に陥るマシンもある。

ウィリアムズはその典型的な例になるでしょう。

 

 

レッドブルは2戦目になり、2台共にギアボックス一式の2基目を投入している。

まさかの弱点なのか?一歩も二歩も速いマシンなので丁度いいハンデになるかもしれないです。