昨日行われた予選ではハミルトンが0.6秒差つけてポールポジション。ライコネン、ベッテルとフェラーリの2台が続いています。
ボッタスはQ3でクラッシュしてギアボックスを壊し5グリッド降格が決定15位からスタート。リカルドはFPでの赤旗無視3グリッド降格で8位スタート。
スタート順とタイヤ
オーストラリアGP決勝レポート
天候は晴れ、気温24℃、路面温度36℃、風が強い。決勝は58周の争いとなります。
全車接触なくきれいなスタートでした。フェルスタッペンはマグヌッセンに抜かれています。
2周目ハートレーがSへ
4周目シロトキンがストップ、ブレーキトラブルなようです。
5周目エリクソンがピットへ、リタイアしました。
9周目フェルスタッペンがターン1でスピン、8位まで転落。
12周目ハミルトン-2.3s-ライコネン-1.9s-ベッテル-11.1s-マグヌッセンとなっています。
14周目ガスリーが白煙を上げながらピットイン、リタイアです。
18周目ライコネンがSへ
19周目ハミルトンがSへ
22周目フェルスタッペンがSへ、サインツはSへ
マグヌッセンはSSへ、しかし左リアのナット締めが悪くリタイア。
25周目グロージャンはSSへ、ピットアウト直後のリタイア(またも左リアナット締め・・)
VSCとなりました。
ボッタスはSS、バンドーンはSSへ
26周目ベッテルはSへ、なんとVSCが絡んでハミルトンの前で復帰!トップです!
ピットストップをしていなかったドライバーはここで全員はいりました。
32周目レース再開!
ベッテル、ハミルトン、ライコネン、リカルド、アロンソ、フェルスタッペンとなっています。
気がつけばアロンソ再び!さすがですね。
36周目ベッテルとハミルトン、ライコネンとリカルド、アロンソとフェルスタッペンのバトルが熱くなっています。
42周目ハミルトンがペースアップ、エンジンモード変更で仕掛けようとしましたが、1秒以内に入るのみ。
45周目アロンソ、フェルスタッペン、ヒュルケンベルグ、ボッタスの4台は各車1~2秒以内でバトル中。アロンソを執拗につつくフェルスタッペン。
SC後の順位変動は一切なくレースが進んでいます。
47周目ハミルトンはベッテルとの勝負に行くがミスして2.6秒差になってしまう。
50周すぎてから、じりじりと追いつくハミルトンは1秒以内へ。
53周目ハミルトンはステアリングのスイッチを操作、タイム差はS3だけで1秒以上ペースダウン、2秒以上に。
54周目ベッテルとハミルトンの差は3秒以上ついています。ハミルトンはここで諦めたようです。
58周終了チェッカーフラッグ!
ベッテル、ハミルトン、ライコネン、リカルドと続きました。
オーストラリアGP決勝結果
順 | ドライバー | チーム | Laps | ギャップ | ピット |
---|---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 58 | 1:29’33.283 | 1 |
2 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 58 | 5.036 | 1 |
3 | キミ ライコネン | Ferrari | 58 | 6.309 | 1 |
4 | ダニエル リカルド | Red Bull | 58 | 7.069 | 1 |
5 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 58 | 27.886 | 1 |
6 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 58 | 28.945 | 1 |
7 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 58 | 32.671 | 1 |
8 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 58 | 34.339 | 1 |
9 | ストフェル バンドーン | McLaren | 58 | 34.921 | 1 |
10 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 58 | 45.722 | 1 |
11 | セルジオ ペレス | Force India | 58 | 46.817 | 1 |
12 | エステバン オコン | Force India | 58 | 1’00.278 | 1 |
13 | シャルル ルクレール | Sauber | 58 | 1’15.759 | 2 |
14 | ランス ストロール | Williams | 58 | 1’18.288 | 2 |
15 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 57 | 1 lap | 2 |
dnf | ロマン グロージャン | Haas | 24 | 34 laps | 1 |
dnf | ケビン マグヌッセン | Haas | 22 | 36 laps | 1 |
dnf | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 13 | 45 laps | 1 |
dnf | マーカス エリクソン | Sauber | 5 | 53 laps | 1 |
dnf | セルゲイ シロトキン | Williams | 4 | 54 laps |
まとめ
ベッテルのラッキー勝利で開幕戦は終わりました。いや本当に何が起こったのかわからなかった。
トップ走行中のベッテルはUSで延々とロングランしていて2位ハミルトンには約12秒差だった。LTでのタイム差検証してみます。
lap25-S3:11.722
lap26-S1:16.171
lap26-S2:15.144
lap26-PITIN:17.839
まず一つのポイントはベッテルがLap26セクター1通過後にVSCとなっている点。ここで約4.5秒稼ぐ。
そしてピットイン直前で17.8秒差になっている。ハミルトンがS2通過時点では15.1秒なのに何故+2.7秒も差がつくのか?ハミルトンはセクター3を50.5秒(直前まで約35秒)で通過。
ベッテルピットアウトでギリギリ前へ。
アルバートパークのピットインロスタイムは22.5秒ぐらいのはずなので、ハミルトンはストレートを全開で走れないために5秒失った事になる。
※追記:VSC中指定ペースを受けない部分、ピットロード入口~ピットレーン速度制限区域の間が存在する模様、ここでベッテルが全開走行したとの未確認情報がある。
以上
とりあえずハミルトンは強い!ゴール直後コクピットから降りず、じっと自分を落ち着かせている姿に共感しました。そして怒りを表に出すことも無く、その後の紳士的な態度は素晴らしかった!
内心、はらわた煮えくりかえっているだろうに・・この精神力の強さは本当に凄い!
私の中では今日の優勝はハミルトンです!おめでとう。
ガスリーはトラブルリタイア、ハートレーは最下位で完走。新生マクラーレンはダブル入賞となり、ホンダ絡みのチームでは結果が両極端になっている。
トロロッソホンダはまだまだこれからですから、安心して下さい!
入りますよ!!
何してんだハースのリリース担当は!!引き締まっていたレースを台無しに・・いや面白い好演出なのか?
あのメカニックはフェラーリから〇かね・・。
ないない!
F1.com動画リンク
決勝ハイライト
「Honda R&D Sakura!PUの真の信頼性は背中(結果)でのみ示す事が大事!」
今年PUは、プレテストは信頼性+αトップとの競争性を除きスピード性もまずまずで、昨年よりも確実に進歩を示したと思います。
しかし、比較は厳しくも他メーカーとの結果の比較から行われるという印象です。そして、1番重要なシーズンのファイナルで、昨年の初中期同様MGU-H関連を起因としたとの事で完走に至りませんでした。予選の順位結果から個人的には欲出しスピードの点が少し気になりましたが、現代F1の完走出来るという基本的信頼・耐久性の重要さを思い出しました。
「悔しい~!」といっても行動と結果の求められない口だけの一応援者ですから偉そうなコメントは出来ません。
確実に前進しています!とにかく引き続き結果示すために
『やるしかない!HONDA R&D Sakura とにかく頑張れ!』
「信頼性を克服して下さい!決して変わらず期待し続けます!」
…頑張れの意味は、もっと長時間掛けてとかの種では決して無く…
ホンダPUと他社PUとの信頼性の差は、2台分のみの走行データからの検証なのか、常に6台分の走行データからの検証なのかの差なんだと思います。
色々なシャーシに積む事で、想定していない様々なデータエラーやメカニカルトラブルを、何年にもわたって徹底的に弱点克服して来ている他社PUの信頼性に肉薄するには、時間が必要でしょうね。
昨年のザウバーとの契約解消の時も思ったのですが、ギア及びギアボックスをコンストラクターに造らせるだけではなく、自社製(内製)ギアも用意しておくべきなのだと思います。
いっそSTR13プロトタイプに最新PUを積んで、ジェイソン・バトンにホンダの社内(市販車)用の極秘コースで走行テストを繰り返してもらい、信頼性とパフォーマンスの向上をはかったらいいんですけどね。次期NSXの開発と称して…。(初期NSXも、アイルトン・セナに開発ドライバーとして参加してもらって、極秘に走行してもらっていたのだから、可能なはずだけどなぁ。大手自動車メーカーなのだから。)
自由に使えるマシンって3年前でしたっけ?
あの規制にはPUとギアボックスが含まれるかが謎なんですよね。
SFに乗せてしまえば・・
チーム無限で仕入れたダラーラSF14のリア廻りを、トロロッソSTR13のリア廻りに換装するのは…ありですね。
見る人が見れば(聴く人が聴けば?)、エンジン音でバレバレでしょうが(笑)。