土曜日、予報通りの大雨でプラクティス3がキャンセルとなった。
予選1時間前にも大雨が降っていたが、雨は止み路面はウェット状態でスタートします。
予選に向けて、最終セッティングチェックの無いまま走らなければならないドライバー達によるグリッド争いが始まる。
ロシアGP予選レポート
天候は曇り、気温14℃、路面温度17℃で予選はスタートしました。
Q1
開始直後、一気に12台がコースイン、ほとんどがインター、アロンソだけがウェットです。
また雨が来る予報の中、走り続ける各車、ジィビナッツィがスピンしています。
残り10分、ハミルトン46.9、ボッタス48.1で1.2体制となっています。フェルスタッペンが早々に走行を切り上げました。
残り5分、ペレスが46.4でトップタイムを更新。
Q2進出者で2セット目のインターを使ったのは、ノリス、サインツ、ラティフィ、ラッセル、ストロール、リカルドです。
Q2
ガスリーが先頭でコースイン、46.6秒台のラップでした。
残り10分、ノリス46.2、ハミルトン46.0、ペレス47.1、路面状態はあまり改善していないようだ。
残り7分、ボッタス45.5
残り5分、ハミルトン45.4、ペレス46.5、角田47.4で11番手
残り3分、ラッセルは4セット目で46.9で11番手
アルファタウリは2台揃ってQ2敗退となってしまいました。
Q3
新品インター2セット残している3人、ハミルトン、ボッタス、ペレスが早々にコースインしています。
ハミルトン44.0、ノリス44.7、ボッタス44.7、アロンソ45.2、ストロール45.4となっているトップ5です。
残り5分、ラッセルはソフトでコースインしました。
残り3分、ピットレーンでハミルトンがフロントウィングを壊しました。
Lewis Hamilton hits the pit lane wall! 😯
His front wing is damaged – and he faces a race against time to put in another flying lap #RussianGP #F1 pic.twitter.com/txQInKXk50
— Formula 1 (@F1) September 25, 2021
全車がソフトでコースインしましたが、インターのタイムを超えられません。
時間ギリギリ、早めにソフトに交換して温めていたドライバーが速い。
サインツがトップタイム更新!
ノリスがそれを更新してトップ!
ラッセルが3番手タイム!
ハミルトンはスピン。
ロシアGP予選結果
順 | No. | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap(Q3) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:47.238 | 1:45.827 | 1:41.993 | |
2 | 55 | C.サインツ | フェラーリ | 1:47.924 | 1:46.521 | 1:42.510 | 0.517 |
3 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1:48.303 | 1:46.435 | 1:42.983 | 0.990 |
4 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:45.992 | 1:45.129 | 1:44.050 | 2.057 |
5 | 3 | D.リカルド | マクラーレン | 1:48.345 | 1:46.361 | 1:44.156 | 2.163 |
6 | 14 | F.アロンソ | アルピーヌ | 1:47.877 | 1:45.514 | 1:44.204 | 2.211 |
7 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:46.396 | 1:45.306 | 1:44.710 | 2.717 |
8 | 18 | L.ストロール | アストンマーチン | 1:48.322 | 1:46.360 | 1:44.956 | 2.963 |
9 | 11 | S.ペレス | レッドブル | 1:46.455 | 1:45.834 | 1:45.337 | 3.344 |
10 | 31 | E.オコン | アルピーヌ | 1:48.099 | 1:46.070 | 1:45.865 | 3.872 |
11 | 5 | S.ベッテル | アストンマーチン | 1:47.205 | 1:46.573 | ||
12 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1:47.828 | 1:46.641 | ||
13 | 22 | Y.ツノダ | アルファタウリ | 1:48.854 | 1:46.751 | ||
14 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1:48.252 | |||
15 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:48.470 | |||
16 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1:49.586 | |||
17 | 47 | M.シューマッハ | ハース | 1:49.830 | |||
18 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:51.023 | |||
19 | 9 | N.マゼピン | ハース | 1:53.764 | |||
20 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | ― |
まとめ
ウェット路面、トリッキーな予選、最後の最後ソフトに賭けて早めに温めていたノリス、サインツ、ラッセルがトップ3を占めた。
初ポールポジションおめでとうランド・ノリス!
Q3の残り1分までは、メルセデスの1,2かぁ~と思っていたら。
あれ、あれれ、あれぇえ~~!
ノリス、サインツ、そしてラッセルまでもがハミルトンのタイムを超えていった。
🎧 Listen in on the radio as @LandoNorris and @McLarenF1 make the key decision that earned them pole position in Sochi#RussianGP #F1 pic.twitter.com/qm7A58slVF
— Formula 1 (@F1) September 25, 2021
ソフトを要求したノリス「うん。それはリスクだ!リスクだとわかっている。」
この強気な言動と実行力がノリスの頼もしさですね。
メルセデスはソフトへのタイヤ交換が遅かった。
ハミルトンのピットウォールへの接触とフロントウィング交換で大きくタイムロス、タイヤを温めきれずに最終アタックが出来なかった。
ポイントリーダーのフェルスタッペンが最後尾スタートとなっている中、絶対勝たなければならないハミルトン&メルセデスが運に見放されたような出来事、まさかの4,7番手スタートとなった。
レッドブル&ペレスも何やってんのかなぁ、ソフトへの交換が遅すぎた。
アルファタウリは、Q2でインターを温存しようとしたのか、早めに新インター入れていればクリア出来ただろうに。
まぁ、何にしてもメルセデスが簡単に1,2フィニッシュかと思っていた決勝が、このスタートグリッドのおかげで面白くなりそうです。
メルセデス、DASを失ったのがこういう場面で効いてくるのかなぁ…。ラッセルにソフトを履かせるウィリアムズは英断だなぁと感じました。
ウィリアムズはインターをQ1で2、Q2で2使ってQ3で新品が無かった。
だからこそ大体な行動をとる事が出来たとも言える。
アルファタウリって、他を出し抜こうとして
欲をかくと、殆どの場合逆に失敗してる気が…
(´・ω・`)普通にやろうとした結果のラッキー出し抜きしか無いのか
アルファタウリは、路面の改善とインターの劣化を全く考えてない。
角田にあと1周早く3セット目使わせていたら、理想的なチャージラップとウォーミングアップが出来たと思う。
時間ギリギリで急かすようなウォーミングアップランだった。
ガスリーはそりゃ~キレるよね。新品くれよ~!
ラッセルの慧眼、ノリス、サインツの集中力とまたも若い力がチャンスをものにしました。
とても興奮しましたよ!
そしてアクシデントに必ずポカをするハミルトン&メルセデス。
横綱相撲にならないと、とっ散らかるのはもう伝統なんですかねえ。
明日は雨にならないようなので、ハミルトンが優勝なのは間違いないでしょうけど、ボッタスが2位になれるかは微妙なところ。ペレスの動き次第ですが、ダメペレスモードに入っているので期待薄でしょうね…。
フェルスタッペンはポイント獲得狙いでしょうから上位陣の動きは関係ないはず。失うものがない伸び伸びとしたレースが出来ますし、プレッシャーがない中のレースは久しぶりでしょうから楽しんで欲しいです。
ウェットコンディションだった事もありましたが、
イタリアGPで優勝したマクラーレンの勢いを、ここでも持ち込んでノリスの初ポール獲得と言う結果が本当に嬉しいです。
2番手フェラーリのサインツ、3番手ウィリアムズのラッセルのグリッドも凄い。
ハミルトン包囲網が形成された。
ハミルトンにとっては、余計な仕事(3台を抜かないといけない)が増えたと言う感じです。
ボッタスも7番手後方なので、2台で連携取れる状況では無い?
ハミルトンが手間取っている間に、早い段階でマックスが最後尾から追い付いて背後まで迫ってくれば面白い事になりそう。
となるとハミルトンとマックスが絡んでしまう事が心配ですが、
ハミルトンが、どう3台を抜いてトップに立つか?
マックスが、どこまで追い付き迫れるか?
いやいや、またまた新ウィナー(ノリスorサインツorラッセル)誕生するか?
ロシアGP決勝の見所が多いです。
ノリスはやっぱり予選強いですね。
ポールおめでとう!、それにしてもラッセルが素早くドライタイヤに変えたのは素晴らしい。マシンの性能差で3位でしたが、それでも素晴らしい。来年が楽しみなドライバーですね。
ハミルトンはミスを連発、ちょっとらしくないですね。
まぁ決勝は強いでしょうから2位以上は確実かな、ノリスがそのまま優勝ならうれしいですね。
角田は……遅い!!何やってんだかクラッシュしないようにと慎重になりすぎて、マシンへの信頼がまったく無いですね。喝です(-_-メ)
ペレスの場合は、予選がずっと良く無いだけに、リスク取る事も必要ですね。
ハーフウエットは、まさにそんな場面。
ノリス ポールおめでとう。ポディウム/ポールと一段ずづ目標を達成して、残るは優勝残すのみですね。マクラーレンがチームとしてまとまって来た事もありますが、やはりノリスがMCL35Mのポテンシャルを100%以上引き出している事が大きいと思います。
決勝はドライ予想なのでハミルトン優位の予想が多いですね。来年の事もあるのでラッセルはすんなり抜けると思いますが、ノリスとサインツはコンストラクターズポイントよりも初優勝がどうしても欲しい。ハミルトンにしても、フェルスタッペンが後方スタートなので確実にポイントを取る事を優先すれば、2人のどちらかが初優勝と言う結果も有りかもしれません。
スタート直後の2コーナーを誰が先頭で抜け出すのか、今から決勝が待ちきれません。
フロントローに並ぶノリスとサインツは、
奇しくも昨年までマクラーレンでコンビを組んでいた。
どちらのドライバーにとっても初優勝。
どちらのドライバーにも達成して欲しいですが、
これまでの流れでいくとノリスの方が先に?って感じです。
ルクレールが最後尾(マックスの隣)スタートなのでフェラーリ内で優勝する権利(チームオーダーの縛りが無い)のあるサインツにとっても絶好のチャンス。
ハミルトンは、この強力な2人や来年から新しくコンビを組むラッセルとの争いを制しなければならないので5勝目は一筋縄では無い。
最後尾マックスも、隣に並ぶルクレールに注意。
ジャッキマンを跳ね飛ばし、ピットウオールでクラッシュし、温まっていないタイヤでスピンしウオールにヒット、ハミルトンのとっ散らかりかたが半端ない。プレッシャー凄いんだろうなあ。
決勝も雨になって予選上位3人かアロンソが勝ったら最高に面白い。
メルセデスは今年余裕が全く無く、真っ向勝負で勝てない事もある。
開幕戦のトラックリミット拡大解釈から、全てが始まった。
何かやる度に己に返ってくるような印象ですね。
争う二人のクラッシュ、精神的にダメージを受けてるのはチャンピオンの方です。
ボッタスに+10ペナのICE投入?って話がありますね。
メルセデスはどうしたんだ?マイレージ無視したモード使いすぎたのか?
ボッタスを、くさびとして打ち込んだ。って感じですね。
マックスが上がって来るのを阻止して、ハミルトンにトップ奪還集中させる配慮。
ボッタスを犠牲にしてまで
メルセデスのなりふり構わず荒療治に出てくる対応に驚きました。
ハミルトンがトップを奪うのが先か?
マックスがボッタスをかわして上位グループに追い付くのが先か?
まぁそう考えるのが妥当ですね、しかもPUに余裕ができて高モードを持続、ストレートで抜かせない。
おとな気ないっちゃないんだけど、今期のメルセデスには今更かな。
怒りのボッタスの快進撃が見たい。
プロレスのタッグ戦みたいになってきましたね。
ただ…覆面ペレスが蚊帳の外って感じか。
頑張れMAX!
覆面はATの2台ですw