プラクティス3ではフェラーリのベッテルがトップタイム、一人明らかに違うタイムでした。
予選ですが、直前に雨が降り路面は濡れています。黒い雲に覆われたハンガロリンクは何が起こるのかわからない状況となっています。
予選レポート
天候は曇り、気温25℃、路面温度33℃で予選はスタートしました。
Q1
全車インターでコースイン、路面状況がどうなるかわからないため全車走り続けるミニレース化しています。
残り8分、路面が乾いてきたところで全車USへ交換して再度アタックへ向かったところに雨がちょこっと落ちてきて、トリッキーなコンディション。雷が鳴りまくっているようです。
リカルド一人ソフトタイヤでタイムが伸びず冷っとしましたがQ1突破、トロロッソ2台もQ2進出を決めた。
Q2
今にも雨が降ってきそうな雷の中、USでハースが真っ先にコースインしたがセクター3から雨が多くなった。ベッテルはインターで真っ先にトップタイムを出した後にコンディションは悪化。
残り6分で完全にウェットタイヤコンディションになっている。リカルドは大失敗でQ2落ち。トロロッソ2台はタイミングがバッチリでガスリーは5位、ハートレーは7位となっている。
Q3
完全ウェットコンディションとなった。全車開始直後にコースイン。白熱したタイムアタック合戦が続きます。
ライコネンがトップタイムを出したところで、2セット目のウェットタイヤに交換していく各ドライバー。時間ギリギリ最終アタックラップでハミルトンがトップタイムを記録。
メルセデスが1列目、フェラーリが2列目となった。
ハンガリーGP予選結果
順 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 1:17.419 | 1:31.242 | 1:35.658 | |
2 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 1:17.123 | 1:32.081 | 1:35.918 | 0.260 |
3 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 1:17.526 | 1:32.762 | 1:36.186 | 0.528 |
4 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 1:16.666 | 1:28.636 | 1:36.210 | 0.552 |
5 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 1:17.829 | 1:30.771 | 1:36.743 | 1.085 |
6 | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 1:18.577 | 1:31.286 | 1:37.591 | 1.933 |
7 | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 1:16.940 | 1:31.178 | 1:38.032 | 2.374 |
8 | 28 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 1:18.429 | 1:32.590 | 1:38.128 | 2.470 |
9 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 1:18.314 | 1:32.968 | 1:39.858 | 4.200 |
10 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 1:17.901 | 1:33.650 | 1:40.593 | 4.935 |
11 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 1:18.208 | 1:35.214 | ||
12 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 1:18.540 | 1:36.442 | ||
13 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 1:17.905 | 1:36.506 | ||
14 | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 1:18.641 | 1:37.075 | ||
15 | 18 | ランス ストロール | Williams | 1:18.560 | |||
16 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 1:18.782 | |||
17 | 16 | シャルル ルクレール | Sauber | 1:18.817 | |||
18 | 31 | エステバン オコン | Force India | 1:19.142 | |||
19 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 1:19.200 | |||
20 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 1:19.301 |
まとめ
雨で形勢逆転、メルセデスがフロントローを独占しました。
予選終了直後に雨が上がりハミルトンを祝福。ドイツから雨の恵みを受け続けるメルセデス!天気の女神が味方についているようだ。そしてハミルトンのスーパードライビングがとにかく凄かった。
我らがトロロッソホンダはこの悪コンディションを味方につけ、なんと2台がトップ10以内の快挙!
ガスリー6番手、ハートレー8番手となった。ガスリーはフェルスタッペンより速かった。レッドブルはどうした?こういう時こそ力を発揮するマシンじゃないのか?
路面温度が下がった事で息を吹き返したメルセデス、加えてダウンフォース量がフェラーリよりも若干多いようだ。タイヤが発熱しやすいメルセデスのマシンは路面への入力が高い、その辺りの差が出たのだろう。
決勝は金曜日のような高温になる予報のため、タイヤ管理面ではいい勝負になっていくかもしれない。トロロッソがこんな前からレーススタートするのだからたとえ隊列レースになったとしても飽きる事はないだろう。
明日が楽しみだなぁ(^^)ノ
🇭🇺 #HungarianGP – Qualifying 🏁 pic.twitter.com/MMsqODqlD3
— Toro Rosso (@ToroRosso) 2018年7月28日
2台揃って入賞圏内で完走して欲しい。
ハースだけにはやられるな。
ハースミサイルで誰かが犠牲になる事だけは、頑張って避けよう。
以下ハートレーのコメントの一部
「明日のスタートと最初の周をミスなく走る必要があります。」
後ろからだと避けられる事故、中団上位だとどうか?真価が問われる。
トロロッソには正に恵みの雨でしたね
決勝はドライ、オーバーテイクが難しいとは言え、後方からはリカルドやヒュルケンベルが追い上げて来るでしょうし、真後ろのハースも不気味な存在
ハースミサイルにいきなり撃墜されるのだけは勘弁願います( ̄▽ ̄;)
決勝はスタートタイヤを各チームどう持って来るかですね
S→Mが殆どだと思いますが、下位チームではUSスタートもあるのかな?
トロロッソは、折角いいポジションからスタート、抜き難いコース特性とタイヤには優しいマシンを活かして、何とか粘ってW入賞目指して頑張って欲しいです!