予選はフェラーリ優勢と思われていたが雨となり失速、メルセデスがフロントローを独占。レッドブルは大きく失速している。レッドブルはウェットタイヤの作動温度80℃に対し50℃にしか出来なかったようだ。
そして期待のトロロッソホンダは躍進しガスリー6番手、ハートレー8番手。チームはコンディション変化が厳しい中で経験の少ないドライバーが自信をもって走れるマシンを提供できたようだ。
好天に恵まれた決勝レースに期待しよう。故フェラーリ元会長セルジオ・マルキオンネ氏の黙祷が行われた。
ストロールはピットスタートとなっている。
スタート順とタイヤ
ハンガリーGP決勝レポート
天候は晴れ、気温33℃、路面温度57℃でスタートしました。
ベッテルは3番手に上がる。フェルスタッペンは5番手、ガスリーは6番手を守る、ハートレーはスタートダッシュは良かったがインに閉じ込められポジションダウン9番手。
ルクレールはリタイア。
Lap3終了時点
Lap6:フェルスタッペンはスローダウンしリタイア、VSCとなりました。
Lap7:エリクソンはMへ
Lap9:リカルドはアロンソをパスP11
逃げるハミルトン、ボッタスは2台のフェラーリを封じ込める。5番手ガスリーは一人旅後ろMAGに6秒差つける。
Lap11:ライコネンはドリンクホースが繋がっていない事が発覚!大丈夫か?
Lap13:リカルドはヒュルケンベルグをパスしP9、少し曇り路面温度は47℃まで低下。
Lap14:リカルドはハートレーをパスP8、オーダーっぽいな。
Lap15:ライコネンはSへP6
Lap16:ボッタスはSへP4、リカルドはサインツをパスP7
Lap17:ライコネンはマグヌッセンをパスP5
Lap18:ボッタスはガスリーをパスP4
Lap21:リカルドはマグヌッセンをパスP6、ライコネンはガスリーをパスP4
Lap24:ヒュルケンベルグはMへ
Lap25:ハミルトンはSへ、ハートレーはMへ、サインツはMへ
Lap25終了時点
Lap26:リカルドはガスリーをパスP5
Lap32:マグヌッセンはSへP9
Lap33:ガスリーはSへP6
Lap39:ライコネンはSへP5
Lap40:ベッテルはUSへP3、アロンソはMへP9、オコンはUSへP15
Lap41:バンドーンはMへP9、マクラーレン2台はオーバーカット成功でポイント圏内へ
ハートレーは結果的にヒュルケンベルグをカバーしたことが失敗だった。
Lap42終了時点
Lap45:リカルドはUSへP5
Lap49:ストロールはUSへP18
これで全車ピットインしレースは硬直状態へ、コース上で抜くしかありません。
Lap51:バンドーンはパワートレイン系トラブルでスローダウンしリタイア、VSCとなっています。ヒュルケンベルグはUSへP14
ヒュルケンベルグはフォースインディア2台に襲い掛かる。Lap54でぺレスをパスP13
2位ボッタスにフェラーリ2台が襲い掛かる。
Lap60終了時点
残り10周ボッタス、ベッテル、ライコネンの白熱したバトルが展開される。
Lap65:ベッテルはボッタスをターン2でパスしたが接触ボッタスのフロントウィングは破損。
ベッテルは閉めすぎだろう、ライン残してほしいね。
Lap68:リカルドはターン1でアウトからボッタスに並びかけるが、ボッタスは止まれずにリカルドに接触。
Lap70;リカルドはボッタスをパスP4
ハミルトンは独走でチェッカーを受けました。ベッテル2位、ライコネン3位となっています。
ハンガリーGP決勝結果
順 | No | ドライバー | チーム | Lap | Gap | ピット |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 70 | 1:37’16.427 | 1 |
2 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 70 | 17.123 | 1 |
3 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 70 | 20.101 | 2 |
4 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 70 | 46.419 | 1 |
5 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 70 | 50 | 1 |
6 | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 70 | 1’13.273 | 1 |
7 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 69 | 1 Lap | 1 |
8 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 69 | 1 Lap | 1 |
9 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 69 | 1 Lap | 1 |
10 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 69 | 1 Lap | 1 |
11 | 28 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 69 | 1 Lap | 1 |
12 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 69 | 1 Lap | 2 |
13 | 31 | エステバン オコン | Force India | 69 | 1 Lap | 1 |
14 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 68 | 2 Laps | 1 |
15 | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 68 | 2 Laps | 1 |
16 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 68 | 2 Laps | 1 |
17 | 18 | ランス ストロール | Williams | 68 | 2 Laps | 1 |
dnf | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 49 | 21 Laps | 1 |
dnf | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 5 | 65 Laps | |
dnf | 16 | シャルル ルクレール | Sauber |
まとめ
ハミルトンが完璧なレース運びで優勝!メルセデスの完全な作戦勝ち、2位ボッタスを壁にしてハミルトンを逃がし、早めのタイヤ交換でフェラーリを牽制した。
終盤タイヤが終わったボッタスは抜かれてしまったが良い仕事だったと思う。ちょっと可哀そうだけどね。
フェラーリはベッテルがUSスタートなら状況は違ったかもしれないが、タイヤ戦略下手なチーム状況はいつ好転するのやら。ライコネンをいつも犠牲にするスタイルはまだまだ継続中だ。
ベッテルは抜く事が出来たが、出口で相手のラインを消すあのスタイルは何とかならないのかな?焦りともとれるけど、これでは昨年の二の舞になりかねないと感じる。
レッドブルはまたレース中に止まる。エンジンから供給を受ける油圧や燃圧などが落ちるのか?かなりタイトなマシン内部はパイピングなどに欠陥があるのかもしれない、夏休み中に解決される事を願おう。
トロロッソホンダはガスリーがやってくれました。スタート6番手ポジションを守ると好ペースを維持してミッドフィールダートップを守り切る6位。
ハートレーはスタートダッシュは良かったがガスリーに対して譲るような形に見えた。それによりラインが悪くポジションダウン、後ろのヒュルケンベルグのアンダーカットを防ぐために早めに動いた事で数台にオーバーカットされ入賞圏外へ。結果は11位となり惜しくも入賞を逃す。
色々とある中でトロロッソホンダは夏休み前に好結果を得られ、そして2台とも走り切った事で、あと9戦となった後半戦につなげる事ができたと思う。
ハミルトンがリードしているが、フェラーリのパワーが生きてくる後半戦はベッテルの逆襲が始まるのか?まだまだ今シーズンの行方はわからない。
抜けないハンガロリンクが、ガスリーには味方し、ハートレーには裏目になっちゃったなとおもいました。
ホンダF1としては、2戦続けて2台完走で良いデータが蓄積できました。スペック2の初期不良は出し尽くしたと見ていいですかね?インシーズンテストが楽しみです。思い切ってスペック3、出して欲しいな〜
それにしても、レッドブルグループは、ルノーに足引っ張られますね、ジェームズキーの引き抜きも、裏でルノーが糸引いてたりして、なんてな
ベッテルは、タイヤ交換もたついたせいでボッタスの後ろに出ちゃったのが運の尽き。
前で出られてれば終盤ハミルトンとのバトルが見られたんだけどなあ…
ストレートを映してる時に空ぶかしする音声だけ入ってきて、また誰かイギリスGPの時のルクレールみたいにホイールナットを締め損ねたのかと思ったら可哀想なことにバンドーンだった笑
しかし、いつの間にか入賞圏内を走るオレンジ色のマシンは凄いなあ。
マクラーレンは毎年のようにハンガロリンクは強いですね。
そして仲良しスペイン人組もいつも通り入賞圏内に入ってくる。
ベッテルとボッタスの件はボッタスがやや芝との境目のところにタイヤ半分落としながらブレーキミスってるように見えましたが
そうなんですね。見返してみます。
ボッタスのタイヤはダメになりトラクションが無くブレーキング距離も長い。
ベッテルが前に出ている以上、ラインについては優先権はありますけど。
やりすぎてレースを失うところだったと言う私的見解です。
ハートレーはまた戦略で順位を失う形になりましたねぇ
ルノーをカバーしないで引っ張っていれば、入賞可能だったんじゃないかなぁと思いました
39周だったかまで引っ張ってポイント圏内にアロンソがいましたし、今回もハートレーは戦略に足を引っ張られた感が否めないです
ガスリーは上手く走り切ってくれて、貴重なポイント獲得
相変わらずクリアにスタート決めると、その後のタイヤマネジメントは上手いですねぇ
マグヌッセンを寄せ付けず、トップ3チーム以外で唯一の同一周回フィニッシュ、これは本当にお見事でした
ただ、ドイツの時もそうでしたが、後方はリカルドのオンボード位、後はひたすらフェラーリやメルセデスを映すだけ
タイム差を見ると後方のバトルはかなり面白そうでしたので、そっちももっと見せて欲しかった…..
これからサマーブレイク
この間にドライバー市場も幾らかまた動きがあるでしょうし、渦中のフォースインディアもどうなるか
そしてホンダのスペック3は?
サマーブレイク中も話題は色々ありそうですねw
最近私はテレビ画面よりLT見てる方が多いです。
各ドライバーのラップタイムを見て、良し!いいペースだ!とかつぶやいてますねw
昨日はUSのガスリーのペースが常にマグより0.5秒ぐらい速くて、ずっといいぞいいぞって言ってましたよ。
前半12戦はなんか駆け足すぎて疲れました。夏休みはゆっくりデータ解析していこうと思っています。
乞うご期待!
ドイツ・ハンガリーとルクレール結果出てませんね。
雨が絡むと、エリクソンの方が上位に来てます。
今回も決勝は逃げ場なく接触。
いい経験を積んで、今後結果を出してほしいです。
トップグループの展開は皆さん色々と
ご意見があるでしょうが
とにかく
「ガスやん!6位入賞おめでとー!」
バーレーンを思い出す、前の方で一人で淡々と走ると
ペースを維持してブレずに危なげなく確実に走りきります。
前半、まぐねっせんをジワジワ引き離していく走りは
画面には映りませんが、TVで前で大声援でした(笑)
管理人様
ミッドフィールド選手権で
ガスやんをいーっぱい褒めてくださいね!!
ハートレーはチーム戦略でMへ交換したようですが…
ガスリーと選択を分けた場合、結果的にハートレーがババを引くことが多いような
ハースのようにタイヤのスペシャリスト雇って同じ戦略で行けませんかね
ガスリー6位入賞オメデトウ!
おかげでF1の長いサマーホリデーを悶々とせずに、後半戦を待つ事が出来ます。
ハートレーは残念でしたが、本人が一番悔しいのだと思います。
どこかのサイトで「戦略については特に決めていなかった・・・」という本人のコメントで気になったのですが、普通は「プランA、プランB」等戦略を決めて置き、レース中に”ペース”,”タイヤの状態”,”ドライバーの意見”を基に前後のライバルの状況も含めて戦略を変更したりするものであり、ルノーに反応してMにタイヤ交換したのはあまり戦略的では無かった様に感じます。見返してみるとハートレーはFPで一度もMを試しておらず、ぶっつけで本人も面食らったのでは? この辺りはトロロッソも改善すべき点だと思います。