差し迫るF1開幕戦いよいよですね、木曜日のプレスカンファレンスから今シーズンが始まります。
オーストラリアGPに向けてマクラーレン・ホンダの関係者のコメントまとめです。
ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川さんのコメント
「開幕戦が行われるアルバート・パーク市街地コースはドライバーやクルマ、そしてパワーユニットにとっては骨の折れるサーキットです。ですから、難しいレースになることは間違いありません。サーキットは平たんで狭く、滑りやすくて高速です。このため週末全体がどういうふうに推移するかは読み切れません」
「とは言うものの、我々としてもパッケージがコース上でどういう能力を示すかを楽しみにしています。冬の短い期間の中で、我々は2015年に発生した問題解決のために懸命に取り組んできました。そして2週にわたって行われたバルセロナでのテストでは2016年に向けたパワーユニットの基本セットアップを行うことができました。次のステップは、サーキットでテストを行い、我々の進歩を示すことです。それによって今年に向けた開発の方向性が定まり始めると思います」
「昨年、チームは熱狂的なファンから温かい歓迎を受けました。そしてホンダ・オーストラリアの仲間たちからも素晴らしい応援をもらいました。グランプリ週末の間、コース上での自分たちの取り組みを通じて我々の感謝の気持ちを表すことができるよう期待しています」
マクラーレンのエリック・ブーリエのコメント
「非常に長い冬だったし、マクラーレン・ホンダの全員がまたレースをするのが待ちきれなくてうずうずしていると言うことができる。冬を通じて信じられないほどのハードワークが行われた。そして誰もが、マクラーレン・ホンダのパートナーシップ2年目を迎える今年、自分たちがどういう位置にいるのかということを早くコースに出て確かめたいと思っている」
「準備という点では、昨年の今ごろよりも間違いなく一歩前進できている。かなりの距離を走行することができたし、2015年にはレース週末にも取り組まざるをえなかった必要なシステムチェックもほとんどこなすことができた。とは言え、最初のレースに向けての最終設定作業やセットアップを完了することはできていない。だから、メルボルンには多くの未知数を抱えながら赴くことになる」
「そういう意味では今週末も楽なスタートにはならないだろう。アルバート・パークに到着次第、それぞれのセッションに向けてのセッティングに集中しなくてはならないし、パッケージの最終仕様を整えなくてはならないからだ。最後のシーズン前テスト以来、ウォーキング(ファクトリー)ではオーストラリアに新しいパーツを持ち込むために膨大な作業が行われていた。だが、それらもうれしいことに金曜日(18日)にはサーキットに到着する予定だ。それらがどういう働きを示すかを見るのが楽しみだよ」
「ほかのチームが同じコンディションにおいて手の内を見せるまでは、我々が彼らとの比較においてどういう位置にいるのかは分からない。だが、我々は自分たちのパフォーマンスを最大限に発揮することを最優先で考えている。まだ信頼性の問題は残っているがね。このバランスを取るのは難しいが、いつものように懸命に取り組んでいるし、オーストラリアでは昨年よりもうまくやれることを期待している」
「アルバート・パークではいつも温かい歓迎を受けるし、F1をよく知っているオーストラリア人ファンからの声援を耳にするのは素晴らしい気分だよ。全員が金曜日にグリーンライトが点灯されるのを心待ちにしている。そこからコースに出て、本当のシーズンが始まるんだ」
マクラーレンのアロンソのコメント
「すごく長い冬だった。思い出せる限り、これまでで一番長くF1から離れていたと思う。だからまたクルマに乗るのが本当に楽しみだ。このサーキットは運転していて本当にワクワクするんだ。市街地コースのような特性があるのもその理由のひとつだよ。ランオフエリアも狭いし、路面もでこぼこしていてグリップも低いんだ。それに、誰だってまたレースを始めたくてうずうずしているしね」
「重要なのはいいスタートを切ることだ。みんなもそうしたいと思っているし、最初のレースがスタートされれば静かな公園でいくつかのドラマが展開されることになる。今年は、みんなのタイヤ選択がどういう効果をもたらすのか、それぞれのチームがどういう戦略を取るのかということが面白くなりそうだ」
「金曜と土曜には決勝日のコース特性を予測するために懸命に取り組み、クルマに最終仕様セットアップを施すことに集中することになる。それに、この難しいサーキットにおいて、パワーユニットのデプロイメント改善がどれくらいうまくいったのかを確認できるのも興味深いところだ」
「ひとつだけ確かなことは、ファンはいつも大声援を送ってくれるし、シーズン開幕戦はすばらしい気分になれる。それ以外のことについては、結果やほかのチームとの比較など、まだ何も予想はつかないよ。冬のテストではまだそれほど多くのことは分からないからね。今年も同じようなチームが強そうだ。だけど、まだ誰もが本当の手の内を見せてはいないし、週末がどういう展開となるのかが楽しみだね」
「金曜日のフリー走行1回目がスタートすると、そこからコースコンディションはグランプリが終わるまでの間に劇的に変化していく。だからドライバーやエンジニアにとってもっとも重要なのは決勝レースだし、それぞれのセッションに向けて最適なセットアップを施せるようにしなくてはならない。でないと敗北のリスクを負うことになってしまう」
「新しい予選方式によって、チームやファンにとっては少しばかり予測不能な要素が加わることになる。シーズンごとに新しいルールが設定されると、それになれるまでには少し時間がかかるものだしね。オーストラリアに着き、クルマに乗り込み、バイザーを下げてサーキットに出て行くのが楽しみだ。そこでシーズンが本当に始まるんだ。僕はもう準備万端さ」
マクラーレンのバトンのコメント
「またレースができるのがすごく楽しみだ! アルバート・パークではいつも素晴らしい開幕戦となる。メルボルンの街も大好きだし、サーキットもかなりいいよ。暖かい気候も大歓迎だ。路面温度も少し難しさを抱えていたテストのときに比べれば高くなるしね」
「オーストラリアでは、セットアップに関しては毎日新しいやり方が必要になる。金曜日の段階ではコースはかなり汚れているけれど、週末が進むにつれてどんどん滑らかになっていくからね。僕たちはこのレースにいくつかの改良パーツを持ち込む計画にしている。だから、フリー走行1回目からそれらを使ってセットアップをうまく行えるよう取り組むことになる」
「アルバート・パークはシーズンを始めるにあたっては難しい場所だよ。容赦のないコースだし、路面のでこぼこが多くて腕が試される市街地サーキットだ。数か月ぶりにレースをするには本当に厳しいところだけれど、だからこそ僕たちはあそこで走るのが大好きなんだ」
「オーストラリアGPは、未知数が多いところが魅力的なんだ。自分たちがライバルたちと比べてどういう位置にいるのかということはまったく分からないからね。僕たちはシーズン前テストを終えてはいるけれど、シーズンが始まる前にサーキットで走る時間は多くはなかった。だから、似たようなセットアップでの比較ができる最初のチャンスなんだ。僕たちは自分たち自身の開発や進歩のほうにずっと集中してきていた。だから、ライバルたちと同じ条件のもとで自分たちがどういう位置にいるのかを確認できるのが楽しみだ」
「僕たちは表には出ないところでもクルマの開発に懸命に取り組んでいるし、ありとあらゆる機会に可能な限り新しいパーツを投入したいと思っている。メルボルンも厳しい戦いにはなるだろうけれど、僕たちのパッケージは昨年より間違いなく前進を果たせたと感じている」
「今年は変わったところもたくさんある。新しい予選方式や新しいタイヤルールなどがね。そしてオーストラリアはいつも予想もつかないようなレースになる。だから、何が起こるか分からないよ!」
マクラーレンホンダはオーストラリアGPでは完走できればいいほうかな・・。
関係各位全く持って自信あるコメントが一つもないんですよね、まずホンダエンジンがこの時点でデブロイメントの改善度合いを見てみたいって?テストで相当ダメだったのかな。
新しいパーツを持ち込んでみたいなことをまだこの時点で発言していますし、はっきり言ってマクラーレンホンダ期待できません!!けど期待しちゃうぞ。
今年は大きい変更部分はもう改善してきたわけですから、ここから各パーツを煮詰めて総合力を高めていくしかない!
ホンダも現場主導の長谷川さんがきたからには、是が非でもいい結果だしてほしい。
とりあえず様子を見てみよう。