ホンダのエンジン詳細がとうとう明らかになった。コンプレッサーが軸流式だと言うことはわかっていましたが、そのレイアウト詳細が「http://en.f1i.com/」にてリークされた。
軸流式は空気を吸い込んだ方向にそのままストレートに後方に流れる。それをインタークーラーまで導くために変わった曲がりくねった配管を必要としています。その後ろにはMGU-Hと排気タービンが直結されている。
コンパクトにまとめられたエンジンのためにMGU-H、MGU-K、バッテリーは空冷できずに油冷または水冷が採用されているらしい。
エンジン供給メーカー別レイアウト詳細
ここで注目すべきはMGU-Hの位置だと思います。ホンダ、メルセデス、フェラーリは排気タービン、吸気コンプレッサーの間にMGU-Hを配置しているのに対し、ルノーは排気タービン、吸気コンプレッサー、MGU-Hの順になっています。
ルノーの場合だと取り込んだ空気を非常に長い配管で内燃エンジンまで導かなければならず、明らかにハンデになっていると思われる。また非常に熱を帯びる排気タービンの横に吸気コンプレッサーがあるので吸気温度が上がってしまう。
吸気温度の上昇はそのままパワーハンデにつながってしまう。
ホンダの場合のは全てのエリアについて熱の問題が発生していた。それを今は一部一部潰していってる状況です。
とくに問題となっているのが上図のバッテリーとコントロールユニットに対する冷却問題となっている。この部分の改善なくしてPUのフルパワーは使えないと思われる。
スペインGPではマシン全体がアップデートされるためPUの冷却問題もかなり改善されてくるはずです。一気に1秒程度の改善が見られるかもしれない。楽しみですね。
[追記]後々の調査で軸流式では無いと判明しております。通常のコンプレッサーの小型版でした。