最近のレッドブルは、ホンダに対するプレッシャー的な発言が多い。ホンダは思ったより早く結果を出す、我々はホンダを信じている、彼らの設備には心底感動した、ガスリーは毎戦ポイント争いできる事を期待している、などなど。

今このタイミングで発言する内容なのかレッドブルよ、それだけ追い詰められているともとれる。レッドブルは2019年以降ルノーとホンダの2つの選択肢を持っているがルノーとの契約延長はルノー次第なのかもしれないですね。

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このようなプレッシャーのかけ方はマクラーレンと大差がないと思っている。今のホンダにとっては良いとは言えないなぁ。トロロッソホンダはいきなり入賞争いできるレベルでは無いだろうし、とりあえず以前まとめたトロロッソ・ルノーのタイム差と結果表を載せておきます。

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2017年トロロッソのトップギャップ一覧

 2017 トロロッソ・ルノー サーキットデータ
R GP 予選gap 予選 決勝 1周(km) 平均速度 全開率(%)
1 AUS 2.255 8 8 5.303 232.28 70
2 CHN 2.041 9 7 5.451 214.04 55
3 BRN 2.154 11 12 5.412 219.48 64
4 RUS 2.754 11 10 5.848 206.85 60
5 ESP 2.222 12 7 4.655 211.72 65
6 MON 0.984 6 6 3.337 166.43 50
7 CAN 2.231 11 R 4.361 219.70 67
8 AZE 2.593 11 8 6.003 214.83 56
9 AUT 1.293 10 16 4.326 241.93 66
10 GBR 3.755 12 15 5.891 244.89 66
11 HUN 2.035 10 7 4.381 206.77 55
12 BEL 2.821 14 10 7.004 245.86 70
13 ITA 2.691 14 12 5.793 243.62 75
14 SIN 2.335 10 4 5.065 183.27 47
15 MAS 2.326 14 14 5.543 221.53 65
16 JPN 3.094 15 13 5.807 239.41 65
17 USA 2.421 12 10 5.515 213.15 63
18 MEX 2.195 13 13 4.304 202.57 47
19 BRA 2.303 15 12 4.309 227.04 62
20 UAE 3.493 17 15 5.554 207.77 63

トロロッソの現状はこれを見れば明らかで、F1の世界において下位チームが翌年に1秒以上も改善するのは不可能に近い。

2018年はシャシー面で、レッドブルから1~1.5秒程度の遅れなら、良くやったと言えるそんなトロロッソの状況です。

レッドブルはホンダの出力数値を既に知っている

レッドブルはすでに現状のホンダの出力数値を知っています。その結果から来年の伸びしろを踏まえてルノーとの比較は終わっていると思われます。

彼らの強みでもあるシミュレータ技術により、レッドブル・ホンダは仮想空間上にすでに存在しているでしょう。そしてその走行結果により両PUの差は大きくないと判断しているのかもしれない。

 

マクラーレンはルノーPU搭載のシミュレーションの結果から、約1秒改善すると言っていますが本当なんだろうか?ザクがきてからのマクラーレンはリップサービスが多くてうんざりなんだけど・・。

ルノーは代表のアビテブールが、元代表のブリアトーレ時代のエンジン開発凍結時に規模縮小したのが今のルノーを苦しめていると発言するなど、言い訳が多くなっている。2018年に向けた開発は上手くいってなさそうだ。

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まとめ

テストが始まれば誰が本当の事を言っていたのかわかるでしょう、本当に楽しみな2月26日です。新レギュレーションでの2年目になる2018年は色んな意味で注目すべき点が多いので2017年より楽しみになってきました。

メルセデス、フェラーリにルノー、そしてホンダがどこまで迫れるのかが最大のキーポイント。ホンダに過度な期待は厳禁ですけど、今年から外部のパートナーと多くの連携を行ってきている模様です。そこにレッドブルテクノロジーが加わる事で開発速度が上昇すればいいね。

ホンダも時代の流れに即した開発体制へ移行しているで、2018年は2017年の開幕時のような事にはならないとは思っています。

 

皆様、年末はいかがお過ごしでしょう?私は特に年末が忙しい仕事柄で時間がなく、更新が滞ってしまった事をお詫び申し上げます。

2017年の更新はこれが最後となります。今年はブログ自体のデザインの変更や表の見やすさの改善など色々と勉強させて頂きました。

コメントもより多く頂けるようにメールアドレス入力を省いたり、ツイッターやフェイスブックの連携なども行って、より多くの人たちと交流させて頂き最高のF1ライフを送れたと思っています。

ありがとうございます。

2018年も引き続き「F1モタスポGP.com」をどうぞ宜しくお願い致します。