マクラーレンの最高責任者のロン・デニスがホンダ組まなければF1タイトルは取れないとイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にて語った。
以下デニスの発言
「我々の目標はF1タイトルを取ることだ。そして、もし我々がカスタマーエンジンを使い続けていたら、そこには手が届かないだろう」
「今現在、我々が本来望んでいたようなレベルにはない。だが、私はみんなが考えているよりもすぐに、そのレベルに到達すると確信しているよ」
「メルセデスAMGでさえ、現在の強力なチームを作るには時間がかかった。それに、我々がメルセデスと一緒にやり始めたときでさえ、それほど簡単に事が運んでいたわけではない。今、我々はそれと似たような困難に直面しているだけなんだ」
「シルバーストンでの予選に目を向けてみるがいい。ファクトリーチーム(メルセデスAMG)はウィリアムズよりもほぼ1秒速かったじゃないか。カスタマーエンジンを使っている限り、決してその差を縮めることはできないんだ」
「今のエンジンは非常に複雑だし、システムがシャシーと完ぺきに調和する必要がある。そのためにはサプライヤーや技術パートナーたちによる最大の貢献が求められるんだ」
「だからこそ、私はホンダとやることを選んだ。たとえ時間はかかるにせよ、マクラーレンが再びトップに返り咲くにはそれが最善の手段だからだ」
「当初期待していたより、もう少し時間がかかりそうだがね」
またデニスは現在のマクラーレンが歴史上最高レベルだとも語っている。
「私もグランプリには顔を出している。だが、私はグループ全体の最高責任者であり、F1以外の仕事もある」
「もちろん、我々のビジネス全体の中でF1は非常に重要なものだ。だが、私は直接そこには携わっていない。私はオブザーバーの立場なんだ。会議にも参加はするが、組織には所属していない」
「私の意見は尊重されるよ。多くの経験を有しているからね。だが、私は介入したいとは思っていない。私の役割は、チームをひとつにまとめ、異なる意見を持つグループに分裂してしまうことを避けることなんだ」
「チームはうまく運営されている。管理的視点から見ても、今はマクラーレンの歴史の中でも非常にいい状態だと言えるよ。現時点では結果が非常に悪いから、そう言えば奇妙に聞こえるかもしれないがね」
「ドライバーたちもそのことは理解している。彼らの前向きな姿勢を見れば分かることだ」
「F1活動は、マクラーレンにとっての表の顔だし、我々は、今後数か月のうちにばん回し、それを誇らしく思うことになるだろう。私はそうなると確信しているよ」
さすがにロンですね、現在のマクラーレンとホンダの関係が良くない事を内部と外部から観察しホンダとの取り組みは間違っていないと言ってくれています。
現在こぞってマスコミ各者が拍車をかけているマクラーレンとホンダの不協和音はネタとしては確かに面白いですが関係者としてはそっとしておいてほしいのが本音でしょう。
現在の情報社会では聞かれれば答えなければならず、答えなければ対応が悪いなどすぐに悪者にされてしまいます。
しかしこれはホンダが自ら招いた事なのでホンダ自身でこの評価をひっくり返していただきましょう。
スペインからの情報でハンガリーGPでホンダが70馬力アップすると言っていますが、なんの根拠もない記者のでまかせでしょう。地元のアロンソを擁護する上で書いたのか真相はわかりませんが。