開幕戦オーストラリアで2017年のF1がやっと開幕します。初戦の舞台は高速コースとなりエンジンへの負担が大きいサーキットです。ホンダがたった2週間で何を解決してきたのか?疑問に思うところですが、まずは完走してほしいです。
ホンダ:長谷川さんのコメント
「チーム全員にとって厳しい冬となりました。バルセロナ(テスト)で抱えた問題によってサーキットでの走行が制限されてしまったのは確かですし、シーズン前の準備に関してさらに強いプレッシャーを抱えることになってしまいました。しかし、我々はかなりの量の有益なデータを生成することもできました」
「パフォーマンスに関しては、ドライバビリティーを改善するためにマッピングを改善する余地もありましたし、メルボルンに備えてそのほかの変更を加えることができるだけの分析も行うことができました。我々が正しい方向に向かっていることは分かっていますし、シーズンを通じて自分たちの競争力を高めていくための努力を継続していくつもりです」
「シーズン開幕戦となるオーストラリアGPは、ドライバーやクルマ、そしてパワーユニットへの負担が大きいレースとなります。そしてサーキット特性によって、予想が難しいレースでもあります。サーキットは平たんで、狭く、滑りやすく、高速です。週末に向けて我々が最優先しているのは、信頼性を保ちながら、パワーユニットの力を最大限に発揮させることです」
「楽な週末にはならないでしょう。しかし、困難なものになるとしても、私たちはメルボルンに来るのが大好きです。ファンは素晴らしいですし、ホンダ・オーストラリアの仲間たちも常に素晴らしい声援を送ってくれます。コース上での我々の取り組みを通じて、彼らに感謝の気持ちを示すことができればと思っています」ここに引用文が入ります。
マクラーレン:ブーリエのコメント
「このレースが今後に向けての基準点となる」
「マクラーレン・ホンダにとっては考えていた以上に厳しい2週間のテストとなってしまったことは誰もが知っていることだ。我々はバルセロナから戻って以来、シーズン最初のレースに向けて、直面した問題に対応するために緊密に共同作業を行ってきた」
「チームとしては、再びレースに向かうことに非常にワクワクしている。だが、ライト(レッドシグナル)が消え新時代のF1がスタートするにあたって未知なることに直面することも分かっている。どういう力関係になるのかはまだ分からないし、金曜日の朝にコースに出るまでは、今週末がどういうふうに展開されるのかを予想することなど不可能だ」
「セッションが進むごとにどういう順列となるのかが明らかになってくるだろうし、それは我々すべてにとって興味深いものとなるだろう。そして自分たちの強みや弱みがどこにあるのかということも見えてくるはずだ。我々を待ち受ける困難な週末に向けて覚悟を決めているよ」
「今季は1レースごとに取り組んでいくつもりだ。オーストラリアでは、ライバルたちとの比較において自分たちがどういう位置にいるのかということが理解できるだろうし、我々にとっての基準点となるものだ。そしてその後のグランプリに向けてどういう取り組みが必要なのかということが理解できるだろう」
「我々は自分たちのパフォーマンスや結果についての予想や約束をするつもりはない。だが、マクラーレンとホンダはこれからもパートナーとして取り組み続けるし、自分たちのパッケージが持つ力をすべて最大限に発揮させていくつもりだ」
「メルボルンでは常に素晴らしいシーズン開幕戦が行われるし、サーキットのファンの姿を目にし、その声援を聞くのを楽しみにしている。チームの全員があそこの雰囲気をすごく楽しんでいるよ」
マクラーレン:アロンソのコメント
「新たなシーズンが始まるときには常にいろんな感情がわいてくるものだ。またレースができることに対する大きな興奮もあれば、真新しいレギュレーションでレースに臨むことにより、どうなるか分からないという感覚もある。チームにとって(シーズン前)テストはこれまでになく実験的なものだったし、みんながどういう位置にあるのかはまだ分からない。各チームが週末の間にどれほど早く手の内を見せてくるのかが興味深くなるだろうね」
「僕は2017年に向けてものすごくやる気に満ちているし、このスポーツの新たな変革によってどういうレースが展開されることになるのかを確かめたくてうずうずしているよ。すでに、このスポーツが身体的にはさらにきついものになるのは分かっているし、クルマの運転もさらに難しくなる。ドライバーの視点から言えば、このことはまさに僕たちが新たなレギュレーションに期待していたものだ。それによってコース上でいい戦いが展開されるようになることを本当に期待しているよ」
「2週にわたった厳しいテストをへて、僕たちはメルボルンの週末には困難に直面するだろうという心構えをしている。今自分たちの手にあるもので最善を尽くしていくつもりだし、チーム内では多くのハードワークと協働が行われている。だけど、最初のレースまでには時間が足りなかったこともあり、大きな変化をもたらすための選択肢は少なかった。パフォーマンスに関する想定や予測ができるようにするには、まず信頼性向上に取り組むことが最初のステップになるだろうね。できる限りこの週末を楽しみたいと思うよ」
マクラーレン:バンドーンのコメント
「(2016年の)9月にマクラーレン・ホンダのフルタイム・レーシング・ドライバーというポジションにつくことになると分かってから、オーストラリアGPの週末が来るのをずっと待ち遠しく思っていたよ。初めてF1でフルに戦える最初のシーズンをもうすぐ開始できると思うとものすごくうれしいし、これまでのレーシング・キャリアを通じて目指していた夢だったんだ」
「金曜日の朝にMCL32のコックピットにおさまるのを楽しみにしているし、これからの挑戦に向けての準備は完全に整っていると感じているよ。冬の間に十分に備えてきたし、力や耐久力を付けるために多くのトレーニングもこなしてきた。一歩ずつ改善を図っていくためにチームとともに懸命に取り組んでいきたいと強く思っている。これまで同様ハードに攻めていくつもりだし、またクルマに乗りこむのを楽しみにしている」
「自分のパフォーマンスに関しては、特段の目標などは設定していないんだ。ただ、懸命に取り組み、チームとフェルナンド(アロンソ)から多くのことを学びたいと思っている。そして最善を尽くしたい。マクラーレンとホンダの人たちのことはよく知っているし、僕もこの家族の一員だと強く感じている。だからF1ドライバーとしての最初のフルシーズンを始めるにあたって不安なんて何もないよ。オーストラリアに来るのは初めてなんだ。だから雰囲気に浸り、シーズン最初のレースの熱狂を楽しみたいと思っている。そして、今週末がどういう展開となるか様子を見ていきたいね」
ホンダの点火マッピングの問題についてのコメントがありますね、マッピングの不良によりバイブレーションがひどかったとの情報もあります。
とにかくオーストラリアは走る事が目標でしょう。準備が整っていないのは残念ですがマクラーレンホンダにはできる限りの力を出してもらいたいですね。
木曜の記者会見に登場したアロンソ
この中で、強烈な一言をアロンソが言っています。記者会見の中での質問で「フォーミュラワンの新しいオーナーにとってあなたのトップ3の希望は何ですか?」と聞かれた時のアロンソ。
リカルド:ベガスでのレース。
ベッテル:ドイツでのレース。
リカルド:それはそうです。私は私のことを言った。
ハミルトン:マイアミレース… パドックにもっと女性がいますか?いくつかの女性へのパドックアクセスを増やすには、パドックにあまりにも多くの男がいます。
ベッテル: V12s。
ハミルトン: V12s、私は同意します。
フェルナンド?
アロンソ:私は同意します。私はみんなに同意する…誰もが等しいエンジン。
ハミルトン:私はそれに同意しない。
リカルド:しかし電気はない。
ハミルトン:ホンダじゃない。冗談です…
引用元:http://www.fia.com/news/f1-2017-australian-grand-prix-thursday-press-conference
FIAの記事をグーグルchromeにて直訳しただけなので意味が通らない部分がありますがご了承下さい。英語わかる方はリンクへどうぞ。
発言しないアロンソをインタビュアーが呼びかけた後のアロンソの一言が「誰もが等しいエンジン」ですからね・・・本音でしょうね。
ベッテルのV12Sって言うのは多分V12サウンドの略語ですね多分。音にこだわるベッテル健在か。