2018年のF1にはタイトルスポンサーとしてだけ関与する自動車系会社が2社あります。レッドブルにはアストンマーチン、ザウバーにはアルファロメオ、チームカラーをも変えるタイトルスポンサーなので見た目のイメージがどうなっていくのか注目したい。

フェラーリは2010年にアロンソが持ち込んだサンタンデール(約53.2億円)が来季からスポンサードしないなど、F1界全体でみれば大きな変革とも言うべき状況になっている。

2018F1エントリーリストにおいてはスクーデリア・トロロッソ⇒「レッドブル・トロロッソ・ホンダ」に変更になっており少なからずレッドブルからの増資が見込まれます。

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2018F1エントリーリストと高額スポンサー

スポンサー金額についてはBusiness Book GPより引用していますが、あくまで推定金額です。

2017順 エントリーチーム名 高額スポンサー 金額(円)
1 MERCEDES AMG PETRONAS MOTORSPORT ペトロナス 53.2億
2 SCUDERIA FERRARI フィリップモリス 49.8億
3 ASTON MARTIN RED BULL RACING アストンマーチン 予測30億
4 SAHARA FORCE INDIA F1 TEAM BWT 7.9億
5 WILLIAMS MARTINI RACING マルティニ 19.9億
6 RENAULT SPORT FORMULA ONE TEAM インフィニティ 13.3憶
7 RED BULL TORO ROSSO HONDA レッドブル 66.5憶
8 HAAS F1 TEAM
9 MCLAREN F1 TEAM
10 ALFA ROMEO SAUBER F1 TEAM アルファロメオ 予測20億

※ユーロ133円で再計算しています。

アストンマーチンとアルファロメオについては、チームバリューや現在のタイトルスポンサー金額からの完全なる私の予測です。今現在タイトルスポンサーや高額スポンサーのないチームが軒並み下位になっています。

以前まとめた各チーム予算の記事はこちら⇒F1チームの資金力を再確認!予算・分配金・スポンサー料な

各チームの財政状況

高額スポンサーはあくまでスポンサーであって自己資金が多くあるチームは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、ルノー、ハースなどです。彼らはどの程度チームに投資しているのかはっきりとはわかりません。

ハースはそれほど投資していないので下位チームに位置します。ルノーはF1への予算を大幅に増やしている、2017年の結果としても現れていてトップチームに返り咲く兆しが見えています。

トロロッソの予算の大部分はレッドブルからの5000万ユーロ(2017年水準)とFOMの分配金のみであって予算上では9位のチームです。2018年はホンダからのPU無償提供とスポンサー料、そしてオーナーでありタイトルスポンサーになったレッドブルからの増資が見込まれます。

マクラーレンは長らくタイトルスポンサーに恵まれず、また大きなスポンサーを数多く失っています。バックにはバーレーンの石油マネーがありますが、ホンダからの資金提供である推定1億ユーロを失う大きさとルノーへ支払うパワーユニット1200万ユーロによって財政は圧迫されます。

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まとめ

F1に関わる自動車関連企業やブランドが増えています。2018年ではメルセデス、フェラーリ、アルファロメオ、ルノー、インフィニティ、アストンマーチン、ホンダとなります。

F1におけるブランド宣伝効果は近年下がっていると思っていたのですけど、ここにきて増加していくという現象が何を意味しているのか興味深いです。EU圏や中東にはまだまだ影響力は高いのでしょうね。

レッドブルの大幅関与が見込まれるトロロッソが本当に良くなっていきそうで、来季の楽しみが増えそうで良かったです。2019年レッドブルホンダ誕生との噂がありますけど、どんどん信憑性が高まってきました。