新レイアウトになったバルセロナ・カタロニア・サーキット
高速化されたがダウンフォースレベルは最大に近い。
F1マシンがF1らしく走れるサーキット、高速コーナーを気迫で攻めるスーパーアタックラップに注目です。
スペインGP予選レポート
天候は曇り、気温21℃、路面温度24℃で予選はスタートしました。
Q1
ほんの少し雨が降っているようです。
全車直ぐにソフトでコースイン、ターン11にウェットパッチがありスピンコースアウトが続出。
見えないトラップに困惑。
ガスリー14.6、オコン14.8、ストロール14.8、マグヌッセン15.0、ハミルトン14.4、ラッセル14.7、アロンソ16.1と計測したところで赤旗。
残り14分13秒で時計は止まっています。
再開、全車ソフトでアタック。
フェルスタッペン13.6,ピアストリ13.6、ストロール13.7、ペレス13.8となったトップ4ですが・・・残り1分からタイムアップが凄い!
路面の渇きとトラックエボリューションが重なり大番狂わせ。
新品ソフトを投入しているドライバーが大幅にタイムアップする中、ハミルトンがトップタイム!
リアがおかしいと言っていたルクレールが敗退しています。
Q2
フェルスタッペンが先頭でコースインして12.7、中古ソフトのペレス13.6で計測がスタート。
ハミルトン12.9、アロンソ13.2、オコン13.3、ストロール13.3、ラッセル13.4、ガスリー13.5、ペレスは8番手まで下がっています。
ペレスはコースアウトして新品タイヤを痛めてしまう。
ノリス12.7で2番手、サインツ12.7で3番手、ピアストリ13.0で6番手、マクラーレンが調子いいです。
ラッセルとハミルトンが接触してハミルトンのフロントウィングが壊れる。
アロンソはQ1のコースアウト時にフロアフェンスを痛めていて本来のスピードが出せません。
ペレスは11番手で届かず、ラッセルは12番手で敗退。
大荒れの予選になっています。
Q3
フェルスタッペンだけが新品2セット持ち、1セット目で12.2のトップタイム。
中古勢はハミルトン13.1、ノリス13.5、オコン13.6、サインツ13.7、ピアストリ13.7となっています。
時間をずらしてヒュルケンベルグが13.2で3番手に飛び込む。
残り3分、新品を投入する各車。
サインツ12.7で2番手、ノリス12.7で3番手!
フェルスタッペンはチーム指示で最終アタックをやめています。
スペインGP予選結果
まとめ
フェルスタッペンが余裕のポールポジション。
本来上がるべきドライバーが波乱の展開で落ちていく。
ルクレール、ペレス、ラッセル・・・そしてアロンソはフロアDFを大幅に失った。
チームから3番手だと教えられたノリスは無線で「what? what?」と驚いていました。
地元サインツは2番手で意地を見せました。
マクラーレンが2台ともQ3に残る躍進を見せた。
フルダウンフォースで戦うバルセロナ、ダウンフォースの頼る割合がウィング寄りになります。
最終の高速コーナーでボトミングしない様に高い車高が必要になり、フロアの特にリアの弱い部分が少し緩和されます。
そんなセッティングが各車の差を埋めています。
まぁ、そんな中でもレッドブルはフロア機能がずば抜けているのでぶっちぎりになりますが・・・。
レースでは2番手以降の争いが僅差になるでしょう。
フロアを直した地元の英雄アロンソも上がってきます。
オーバーテイクができるバルセロナになっているのかも注目ポイントです。