いよいよ2016年のF1が長い夏休みが終わり再開されます。チーム自体の開発は休み中は厳重な規定によりストップしていましたが、エンジンメーカーのホンダは関係ありませんでした。
このベルギーGPが行われるスパでホンダのアップデートが入ってくると思われます。
マクラーレンはこのスパで4番目のチームになれるのか注目ですね。
ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川さんのコメント
「苦労の後に手に入れた夏休みを終え、スパ・フランコルシャン・サーキットのような素晴らしいサーキットでシーズン後半をスタートすることができるのはわくわくする思いです。ここは挑戦しがいのある素晴らしいサーキットです。おそらく、現在のF1カレンダーの中でも難しさでは指折りのサーキットでしょう」
「とりわけ、オー・ルージュからレディヨン(ターン2から4)へと駆け上る急な上り坂、そしてスタブロー(ターン14)へと向かう高速で腕が試される下り部分ではパワーとクルマのバランス、そしてドライバーのパフォーマンスを最高にうまく組み合わせることが求められます」
「長くてパワーが重要なスパの特性は我々には合っていないでしょうが、我々のシーズン後半に向けての目標ははっきりしています。ポイントを獲得し、レースごとにさらに進歩を続けていくことです。夏休み前に我々が示すことができた前向きな勢いを持続させられることを期待していますし、スパでもまた力強い週末にしたいと考えています」
マクラーレン・ホンダのレーシングディレクター・ブーリエのコメント
「スパ・フランコルシャンは我々にとって非常に特別なレースだ。さまざまな理由によってね。ここはチーム創設者のブルース・マクラーレンの手によって1968年に初めてレースで優勝を遂げたところなんだ。それに、我々の控えドライバーを務めるストフェル・バンドーンにとっては母国レースでもある。彼が忙しい週末を迎えることになるのは確かだね」
「素晴らしい伝統を持ち、伝説を生んできたコースレイアウトを持つ、本当に素晴らしいサーキットだ。ここはクルマとドライバーの両方が非常に試されるサーキットだ。そして、ヨーロッパ全土から集まる大勢のファンは素晴らしい光景を目にすることができる」
「シーズンがスタートしてから12レースもの過酷なスケジュールをこなしてきたチーム全員が、その報いとしての休みを過ごすことができた。まだ折り返し点を過ぎたばかりだし、シーズン終了時に到達すべき目標を達成するために、また戦う覚悟ができている」
「中団グループはとりわけ接近しているし、違うサーキットにおいてはそれぞれのチームが強みを発揮する。だから、これからも変わらず懸命に取り組んでいくし、シーズンの残りや来年に向けて進歩を続けるために、改良パーツを持ち込むことをやめるつもりはないよ」
「マクラーレンとホンダは共に懸命に攻め続けているし、シャシーやパワーユニットを問わず、クルマに投入するすべてのことが来年に向けて貴重な学習となる。F1から2、3週間離れて休みを楽しんだが、我々の野望はかつてないほどに強いし、再びレースに臨む覚悟はできているよ!」
マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンのコメント
「スパは大好きさ! オー・ルージュは非常に有名だし、ドライバーやファンが常に話題にするコーナーだ。でも、本当に特別なところだよ。コーナーを抜けてから上り坂を走り抜けるときの感触はいつも本当にすごいんだ。カレンダーの中でも最長のサーキットだし、平均速度も時速230kmにも達するからかなり速いよ!」
「だから、クルマにはかなり厳しくなる。1周のうちほぼ3分の2をアクセル全開で走ることになる。だからすべてのチームとドライバーはクルマをさまざまな条件に合わせるために懸命に取り組むことになる。そしてレース中に発生するすべてのことに素早く対応しなくてはならないんだ」
「重要なのは、いつもそうだけど、信頼性だ。それに、スパのサーキット特性によってレースは消耗戦になる傾向がある。マクラーレン・テクノロジー・センター(マクラーレン本部)とさくら(栃木県さくら市のホンダF1プロジェクト本部)のみんなは僕たちのパッケージの限界を押し上げようと懸命に取り組み続けてくれているから、そうした観点からもスムーズなレースができることを期待しているよ」
「僕はキャリアを始めたころから常にスパが大好きだった。今でも周回するたびに素晴らしい感触を得られるし、僕の顔からほほ笑みが絶えることはないよ。カレンダーの中でも最高レベルのサーキットであることは間違いないし、僕にとっても間違いなくお気に入りのサーキットのひとつさ。だから、僕たちに何ができるか様子を見よう。堅実な週末にすることができるよう期待しているよ」
「スパは伝説的な伝統サーキットのひとつだ。カレンダーの中でも最高レベルだという評価はまったくその通りだし、毎年素晴らしいレースが展開される。僕はヨーロッパのレースではしばしばサーキットのそばのモーターホームに滞在することがあるんだ。スパも雰囲気が素晴らしくて、そういう特別な場所のひとつだね」
「ファンは本当に情熱的でサーキット全体を埋め尽くすんだ。そして、数週間の休みを終え、誰もがF1カーがうなりをあげながら彼らの脇を通りぬけるところを見たくてうずうずしているし、ホイール・トゥ・ホイールの戦いを見たいと思っているんだ」
「僕もまたクルマに乗るのを楽しみにしている。夏休みは楽しめたよ。休息をとる機会だし、充電をし、友人や家族と過ごすことができた。僕は休みのほとんどをアメリカで過ごしたんだ。でもオリンピックでのイギリスチームの活躍を応援することもできたし、素晴らしかった! スポーツで盛り上がる夏になっているし、シーズン後半を開始するにあたっては、さらにいい結果が得られることを期待しているよ」
「取り組むべきことはたくさんある。だけど、僕たちは全員が目標に向かって懸命に頑張り続けているし、もっと進歩させようと戦い続けている。レースを再開するにあたってスパは素晴らしいところだし、始まるのが待ちきれない思いだよ」
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソのコメント
「またレースをする時がやってきた。僕は夏休みを楽しんだよ。アストゥリアス州にいる家族ともしばらく一緒だったし、自分のカート・サーキットでも過ごした。カリフォルニアでの休暇も楽しんだし、いくらかトレーニングを行うこともできた。だからいい休暇だったよ」
「それに、今年前半を振り返るためのいい機会にもなった。僕たちが達成した進歩に関してね。これからはシーズン後半にエネルギーを注いでいくよ。チームとして、僕たちはだんだん強くなってきている。またレースを始めるのを楽しみにしているよ」
「スパでは素晴らしい挑戦が待っているし、夏休みの後に迎えるには完ぺきなサーキットだ。僕はリフレッシュできたと感じているし、早く行きたくてうずうずしているところさ。この伝説的なサーキットにおいて、その素晴らしいうねりやコーナーに立ち向かう準備はできているよ」
「このサーキットでは考えるべきことがたくさんある。戦略、タイヤ、燃料、パワーユニットの扱い方などについてね。そして天候のことも考えておく必要がある。常に何か予期できなかったことが起こるたぐいのサーキットだし、レース中にはいつも何かドラマが生まれる。だから、ハードに戦い、状況を自分たちにとって有利なものとしていけることを期待しているよ」
「スパは信じられないほど素晴らしいサーキットだし、伝説的なレース場としての評価に見合うところなのは確かだ。あそこでは強いパッケージが必要だ。パフォーマンスと信頼性においてね」
「1周のうち70%以上をアクセル全開で走ることになるし、それ自体が挑戦そのものだ。だけど、僕たちはこれまでの数レースにおいて、数字上は自分たちにとっては厳しくなるはずのサーキットにおいても懸命に取り組んだし、ライバルたちとの比較において自分たち自身も驚くようなパフォーマンスレベルを示すことができた」
「2つの非常に高速な区間と曲がりくねったセクションを持つ長いコースだ。だから、最高のセットアップにするためにはそれらの間に適正なバランスを見つける必要がある。本部のデータとコース上のクルマのデータにはいい相関関係があるし、この勢いを継続し、今週末にも最大限の力を引き出せるよう期待している」
「このサーキットはクルマとドライバーにとって常に厳しい挑戦となる。だけど、もしすべての要素をうまくまとめることができれば、前向きな週末を楽しむこともできるよ。楽なレースにはならないだろうけれど、いつものようにポイント獲得を目指して懸命に取り組んでいくよ」
スパはいつも何かが起こるところ、メルセデスに何かあったら面白いし、2番手争いのレッドブルとフェラーリのバトルも見逃せないです。
マクラーレンはウィリアムズ、フォースインディアあたりとのバトルが発生するのかな?ストレートでは勝負にならんでしょうが?ホンダのアップデート次第ではなんとかなるかも??
ホンダさん期待してまっせ!!