F1の2016年シーズンがとうとう始まりました。開幕前のプレシーズンテストが全日程の8日間を終了し、各陣営の動きが見えてきました。
私なりに気づいた事をまとめていきたいと思います。
昨シーズン散々な結果になってしまったマクラーレンホンダは、ようやく排気からの回生エネルギー問題の初期段階を解決したようです。
あくまで初期段階だと私は推測しています。1周あたり2MJのエネルギーをやっと確保といったところでしょうね。
マシン自体も見た目上の大きな変化はありません。多少ノーズが変わったかな?リア周りのウィッシュボーン関連で新しい試みをしているようです。
なんでまた・・足回りを変えるの!!
去年の最終戦でかなりやわらかいいい足回りのセッティングを掴んだはずなのに、また1から作るんですね・・・。
そしてマシン自体に速さを感じさせる洗練さが感じられない。角ばっててぎすぎすしていて妙な胸騒ぎがする。こりゃダメだなって印象。
とにかくホンダにはパワーを絞り出して頂きたい!
メルセデスに唯一対抗できる存在になるだろうフェラーリは、トレンドをしっかりマシンの反映させてきました。
はいきたこれウィリアムズ型通称〇んこノーズですね。
とうとうフェラーリまでこうなっちゃいましたね。レギュレーションで仕方がない事なのですが・・・。かっこ悪い。
しかしながら空力面ではかなり改善しているようです。なによりフロントプッシュロッドサスペンションに戻したことによって操縦性が大幅にアップしています。セッティングの幅も広がるでしょう。
パワーユニットはレイアウト変更などを行い去年よりも改善しています。ただ信頼性に少し問題を抱えているようです。開幕戦までにはしっかり解決してくるでしょう。
インダクションポッド周辺をホワイトにカラーリングしてきました。1993年もこんなことしてましたね。
これってまんまマルボロカラーじゃん・・・。
フェラーリのチームフラッグもマルボロカラーだし。いまだにマルボロから何十億もの支援受けてるし、それのアピールにしか見えませんね。
なんにしてもフェラーリにはメルセデスと常にせってもらいたいですね、なんなら接近戦クラッシュなんかもほしいですよ。
真打王者メルセデスは正常進化してます。マシンも美しい曲線を描きカッコイイです。
メルセデスがまさかここまでのチームになるとは正直驚きです。もとはホンダワークスチームですからね・・・。
ノーズの処理が本当に上手です。これによる空力的な不利はあるのか?ないのか?素人にはわかりませんがウィリアムズ型の凸ノーズとたいして差はないんでしょうね。
ひとつどうしても気になる改良点があるんです。インダクションポッドの入り口が巨大化してます。
エンジンに空気を送るだけでなく様々な冷却に使用するのはわかりますが、ここまで巨大化してくるとはね。空気抵抗もそれなりに上がるはずなんですが、それ以上の効果があるんでしょう。
車体に入れる空気を増やすということは、エンジン本体のパワーの増大、それに伴う各パーツの熱の冷却に使用するなど用途は多々あります。
シーズンが進めば解明されていくと思います。