2018年のF1は7戦目カナダで1/3を消化しました。モントリオールはパワーセンシティビティが高くパワーユニットのルーティーン投入2基目が毎年恒例行事となっている。
トロロッソホンダは早くも基数制限に到達!ガスリーに至っては新スペックトラブルで予選が思わしくなかったために、ストック確保のために25グリッドダウンペナルティ(規定により最後尾)を消化した。
カナダでは輸送の問題によりあまりエアロアップデートは多い方ではないが、費用があまりかからず製造もしやすいバージボード関連が多かったようです。
フェラーリ:バージボード
メルセデス化がより一層表れてきている。青矢印の内側への凹みなどは似ているなぁ。
フロントホイール後ろの空気をより多くサイドへ逃がすのかな?
フロア前のTトレイ横に付いているパーツも大型化
これって許させる部分なのか?フロア自体の長さ継ぎ足しにしか見えない。
ルノー:バージボード
ルノーはバージボードの先端部分がマクラーレン化
ハース:バージボード
ハースもバージボード先端部分がマクラーレン化して、他はフェラーリっぽいですね。
まとめ
バージボード周辺の空力は2017年からの重要エリアですが、あまりにも開発競争激しい。そしてその効果もモナコGPでハースが証明してくれたように非常に大きいものです。
バージボードでの渦流発生はかなり大きいと感じます。2019年から渦流を発生させるフロントウィングの形状を制限しますが、バージボードは高さ制限ぐらいしか適用されていないような現段階の説明になっている。
FIAとしては渦流をできる限り取り除きたいはずなのに、そんなんでいいのかい?
いつも中途半端なFIAの対応には頭が下がりますね。
画像を見る限りマクラーレンのバージボード関連は物足りない。フロアダウンフォースが安定しなくウィングに頼らざるを得ないのはこれのせいなのかな?