レッドブルレーシングは2月26日に動画のみで新マシン「レッドブルRB13」を公開しました。
今年空力学が大幅に変化すこともあり、今までマシンデザインにおいて一線を退いていた奇才のデザイナー「エイドイリアン・ニューエイ」が深くかかわってると予想される。
レッドブルRB13の画像と動画
見た目にはメルセデスやフェラーリに見る奇抜なデザインは見受けらないが、随所に美しい曲線が存在していて、ダウンフォースを増加させつつドラッグを極力減らそうとするコンセプトが伺える。
このあたりの処理はさすがにニューエイ先生といったところでしょう。
しかしながら、他チームのコクピット横のコンセプトを見る限りレッドブルは何もやってない感が大きく感じられる。これで大丈夫なのかレッドブル?
レッドブルRB13のポイント
このマシンの注目すべき点は、ノーズでここ数年のトレンドである凸ノーズの先端に穴をあけている点です。この空気はどこにいくのか?
ノーズ部分には各チームSダクトと言われるデバイスが装着されている、Sダクトはノーズ下の空気をマシンの中を通しノーズ上面のコクピット前から排出する。これの利点はノーズ下の空気を上面に引き入れる事によりノーズ下の流速をアップさせダウンフォースを増加させる事にある。
真正面からとらえた空気の流速は相当なものだと推測されるけど、私の予想は二つあります。一つはノーズ下からの空気の通る道と融合させて流速をアップさせSダクト効果を増幅させる狙い。
もう一つはSダクトの空気取込口より後方に排出してフロア下に誘導してフロア下の流速をアップさせる狙い。フロア下の空気は大きくなったリアディフューザーをより効果的に機能させる事ができる。
さすがニューエイ先生と思わせるほど効果があるのかは謎だけど、テストでのコーナー区間のタイムをじっくり比較してみなければわからないでしょう。
二人の攻撃的ドライバーに期待大
ダニエル・リカルドの昨年の雨のモナコGPでの快走は印象的だった。ドライバーズサーキットと言われるモナコで速い事は一流ドライバーの証である。
過去には「アラン・プロスト」「アイルトン・セナ」「ミハエル・シューマッハ」などのドライバーが数多く優勝を上げている。勝つことはできなかったけど、速さと安定性を併せ持つ魅力的な人物です。
マックス・フェルスタッペンは若いが、速さと強運を持っているドライバーだと思う。昨年はレッドブル移籍初戦でメルセデスが同士討ちしたためにトップへ浮上し優勝してしまった。
その後、しばらくはリカルドに負け続けていたけどマシンをものにした後半は、全く引けをとらない走りを披露していた。
今年は最初からこの二人のライバル関係は、ヒートアップすると思う。そして王者メルセデスを常に脅かす存在になってもらいたい。