オーストリアの金曜日午後のプラクティス2は、心配されていた雨は回避されたものの曇り空で気温21℃、路面温度25℃ぐらいで推移した。
縁石に乗り各種エアロパーツを壊すドライバーが多く、ガスリーは乱流の影響で縁石にヒットしサスペンショントラブルに見舞われた。
オーストリアGPフリー走行②結果
ベストタイム、ベストセクタータイム(BS)など
ベストセクタースピード(BSP)、ベストスピードトラップ(SPDH)など
タイヤヒストリー
金曜日フリー走行後の情報
- ルノーの新MGU-Kはサインツ、ヒュルケンベルグ、バンドーンのみ
- ガスリーは旧スペックエンジンにて走行
- トロロッソはハートレーで新しいエアロテスト
- 特殊な路面のため路面温度に低さによりコンパウンド差がほぼ無い、ピレリによれば温度上昇により各タイヤ0.3秒のデルタがある
- メルセデスはアップグレードでリアのグリップが安定
各タイヤのベストラップ
- ソフト:1.04,579(ハミルトン)
- スーパーソフト:1.04,767(ボッタス)
- ウルトラソフト:1.04,649(ハミルトン)
各タイヤのロングラン平均タイム順
順 | ドライバ | 平均タイム | スティント | Tyre |
---|---|---|---|---|
1 | ボッタス | 1.08,394 | 14 | US |
2 | ベッテル | 1.08,671 | 21 | US |
3 | フェルスタッペン | 1.09,303 | 13 | US |
4 | リカルド | 1.09,351 | 10 | US |
5 | マグヌッセン | 1.09,406 | 20 | US |
6 | ヒュルケンベルグ | 1.09,529 | 12 | US |
7 | グロージャン | 1.09,631 | 17 | US |
8 | バンドーン | 1.09,827 | 13 | US |
9 | サインツ | 1.09,844 | 15 | US |
10 | オコン | 1.09,945 | 13 | US |
11 | ぺレス | 1.09,951 | 13 | US |
12 | シロトキン | 1.10,117 | 12 | US |
13 | ハートレー | 1.10,252 | 20 | US |
14 | ルクレール | 1.10,823 | 10 | US |
順 | ドライバ | 平均タイム | スティント | Tyre |
1 | リカルド | 1.08,857 | 18 | SS |
2 | ライコネン | 1.09,020 | 15 | SS |
3 | ガスリー | 1.09,367 | 18 | SS |
4 | アロンソ | 1.09,527 | 12 | SS |
5 | シロトキン | 1.09,618 | 14 | SS |
順 | ドライバ | 平均タイム | スティント | Tyre |
1 | ベッテル | 1.07,782 | 14 | S |
2 | ハミルトン | 1.07,809 | 10 | S |
3 | フェルスタッペン | 1.08,527 | 16 | S |
4 | オコン | 1.09,246 | 10 | S |
5 | バンドーン | 1.09,325 | 11 | S |
6 | ぺレス | 1.09,512 | 12 | S |
7 | ストロール | 1.09,520 | 12 | S |
トロロッソ・ホンダ、いい形で金曜日を終えましたね。
ガスリーに関しては、ここでも金曜専用のスペック1がいい仕事してくれてますが、シャシーとの相性がいいんでしょうか。土日のスペック2に期待です。
ハートーレーは空力アップデートのテストで走り込んでいた様で、チームは効果を確認出来たとガスリーにも採用を決めたみたいですが、ハートレーのコメントとタイムがパッとしないのが気がかりですね。
今週末こそフランスGPまでのデジャヴを払拭して、目指せ2台で完走・入賞!!
あの3枚瓦ウィング、効果あるのか〜
面白い。
ガスリーのエンジンは4000kmでようやく慣らし終了です。
いい感じで角が取れて、フリクションロスが無くなりトラブらないエンジンになったw
素朴な疑問です。
レース用のPUは、事前にベンチでどれ位まわすのでしょうかね。市販車だと以前は「慣らし3000kmまでは回転抑え気味で」等言われましたが。
余談ですが、今乗っている”F55 MINI”を買った時のディーラーの人の説明では、「慣らしも暖気も基本的に不要,オイル交換は1年間不要」との説明でした。
昔のターボ車は「高速運転後はすぐにエンジンを切らない」等の注意が必要でしたがそれも無し。なんてったって”アイドリングストップ”が付いてますから。
全く知りませんが、多分ベンチで作動テストぐらいなものだと思います。
市販車ですら製造精度は上がっていますし、世界に何基かしかないF1エンジンならなおさらかと。
現在のターボ車は普通に走る分には、タービン保護のエンジンカット前アイドリングがいらなんでしょうね。良くできてるなぁ。
エボに乗っていた居た頃、ターボタイマー付リモコンエンジンスターターは、北海道では手放せないアイテムでした。
基本は真冬の暖気用となっています。暖気しないとエンジンは回らない、ウィンドウが凍り付いてて前見えない。とにかく寒くて車に乗りたくない・・などなど。
今現在もリモコンエンジンスターターだけは手放せない。
管理人様。早々のデータ分析、ありがとうございます。
特にタイヤ別のロングランタイムは決勝に向け大変参考になります。
しかも平均タイムなのでバラツキも減り、助かります。
TVの解説にもありましたが、ソフトタイヤのロングランペースが良いようですね。
タイヤ3種類のデータがあるレッドブルとマクラーレンを抽出しますと
S ⇒ SS ⇒ US
レッドブル 1:08.5 ⇒ 1:08.9 ⇒ 1:09.3
マクラーレン 1:09.3 ⇒ 1:09.5 ⇒ 1:09.8
ソフト側の方がラップタイム良いようです。
もちろん実施した順番や路面のラバー状況にもよるとは思われますが、傾向には一貫性が見られますね。
ソフトタイヤ1セットのトロロッソは、自社でのデータ取りもできないのでちょっと厳しいですかね。
また、ガスリーのPUは金曜日用旧スペックとのことですが、制限を外したパワーの出る仕様なのかも気になります。フランスGPのように土曜日にスペック2に載せ替えたらいきなり失速とならなければよいのですが。。。
予選楽しみです。
このデータはAMuSから拝借してですね。10ラップ以下のスティントを除外したものです。
褒められるような事ではないですが、ありがとうございます。
レッドブルはタイヤに厳しいとの話があります。
決勝ではパワーでタイムを稼げる車が、圧倒的に優位ですね。
FP2終了時点での残りタイヤ状況を調べてみました。(返却タイヤは推測)
トップ3チームは同じで「S:1 / SS:2 / US:6」、決勝は SS=>US の1ストップ決まり!?
中団では「S:1 / SS:1 / US:7」が殆どですが、ハースとマクラーレンが”US:6”しか残ってなく、Q2,Q3まで進んだ際はやりくりが大変そうです。
マクラーレンは”S:2”残してますが、FP3でのタイムが良ければ決勝で早めにUS=>Sに替えてのアンダーカット狙いも有り?
いずれにしても、日曜の路温に大きく左右されそうです。