予選ではレッドブル2台が持ち前のダウンフォースとメカニカルグリップ力で、圧倒的なコーナリングスピードを見せつけた。ストレート区間で約0.5秒の遅れをコーナー区間で取り戻しフロントローを独占している。
スタートラインからターン1までの800mの攻防が命運をわけるだろう。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約20秒です。
メキシコGP決勝レポート
天候は晴れ、気温19℃、路面温度33℃でスタートしました。
スタートではフェルスタッペンがホールショット、ハミルトンが2位に上がる、ポールのリカルドは3位へ、後方ではオコン、ハートレーが接触?
すぐにピットインしてオコンはSS、ハートレーはUSへ
Lap2終了時点
Lap5:アロンソがストップしてVSCとなった。ガスリーはSSへ
Lap12:ハミルトンはSSへ、ボッタスはSSへ、サインツはSSへ、シロトキンはSSへ
Lap13:リカルドはSSへ、ヒュルケンベルグはSSへ、バンドーンはSSへ
Lap14:フェルスタッペンはSSへ、ルクレールはSSへ
Lap17:ベッテルはSSへ、ライコネンはSSへ
これでSSスタート以外は全車ピットイン完了
Lap18終了時点
フェルスタッペンはハミルトンに8秒も差をつけて一人旅。ハミルトン、リカルド、ベッテルが2秒間隔でせめぎあっている。
12位グロージャン以下は4台が1秒以内にひしめきDRSトレイン状態、リカルドにはベッテルが迫りバトルを展開
Lap28:ガスリーはSSへ
Lap31:サインツがストップしてVSCとなりました。
Lap32:ぺレスはUSへ、オコンはUSへ
Lap32終了時点
Lap34:リカルドは周回遅れが絡んだところでベッテルに抜かれました。
Lap35:ぺレスがルクレールをパスして8位
ハース2台はまだステイアウトしてSSで走り続けています。ハミルトンがペースダウン、ベッテルが1秒以内に迫る。
Lap39:ベッテルがハミルトンをターン1でパスして2位
Lap40:ぺレスがスローダウンしてリタイア、ハートレーとオコンは接触してハートレーの左フロア周りが破損しています。
ベッテルがファーステスト連発でフェルスタッペンを追っています。ハミルトンにはリカルドが迫る。
Lap46:マグヌッセンとグロージャンはUSへ
Lap47:リカルドがハミルトンをターン1でパス、ハミルトンはタイヤをロックしてオーバーシュート
Lap47終了時点
Lap48:ハミルトンはUSへ、ベッテルはUSへ、ボッタスはライコネンに抜かれたあとUSへ
路面温度が36℃にまで上昇している。
11位エリクソンの後ろにハートレーを抜いたガスリーが迫っています。この終盤にきて入賞争いにトロロッソホンダ2台が絡んできました。
Lap60終了時点
Lap62:リカルドは白煙を上げながらストップ。VSCとなりました。
Lap64:ボッタスはHSへ
ガスリーは10位まで上がっている。5位ボッタスまで周回遅れになっています。
Lap71終了:フェルスタッペンがトップでチェッカーを受けました。ベッテル、ライコネンが表彰台を獲得しました。ハミルトンは4位でチャンピオンを確定させました。
メキシコGP決勝結果
まとめ
スタートでトップに立ったフェルスタッペンが完勝!5位まで周回遅れにするぶっちぎりでした。
タイヤが全く保たずに各車の戦略はガタガタ、目まぐるしくポジションチェンジが起こりレースは大荒れとなっています。そんな中でもレッドブル2台はタイヤに優しくハイペースで周回を重ねた。リカルドのエンジントラブルは残念だった。
レース中に路面温度が上昇したことでメルセデスは全くタイヤが保てなかった。そんな状態でもハミルトンは抑えて抑えてマシンをチェッカーまで導き4位となってチャンピオンを確定させた。
5度目のチャンピオンおめでとう!ルイス・ハミルトン
後半戦に入ってからの強さは本当に凄かった!フェラーリのマシン開発失敗が大きく影響したことは大きかったが、メルセデスのエラーが少ない体制とそれを導いているハミルトンはグレートなドライバーだ。
トロロッソホンダは最後尾からガスリーが10位入賞した、ハートレーも頑張っていたがオコンと接触したためのマシンダメージは大きそうだった。ザウバーが2台とも入賞したことでコンストラクターズ9位に転落してしまったが、残り2戦で3p差を逆転する可能性は十分ある。
残り2戦ホンダのスペック3でいい走りに期待したい。
久しぶりに1ストップ、2ストップ入り乱れてのレースを見たけど、タイヤ摩耗によって作られたポジションチェンジも悪くないね。