フェラーリ一色となるモンツァのイタリアGPです。
フェラーリはフェンス、エッジ、ディフューザーなどフロア全体をアップデートしています。
F1公式の金曜日データ分析を確認していきましょう。
予選シミュレーションギャップ
AWSデータはマクラーレンが一歩抜けた速さだと解析している。
レースシミュレーションギャップ
レースラップでレッドブル、フェラーリ、マクラーレンがほぼ同等となっています。
カーパフォーマンスギャップ
レッドブルは他よりもダウンフォースを持っている、ストレートの遅さについてはエンジンモードが最低だからとの見解です。
メルセデス、マクラーレン、フェラーリの比較は分かり易く、フェラーリはレスダウンフォースでストレートが速い、次にマクラーレンそしてメルセデスの順となる。
フェラーリSF-24のアップデート
フェンス排出口とフロアエッジがメインのアップデートです。
フェンス排出口は上面の流れを遮るように返しが付いていたが、それをやめて他チームと似たようなものへ変更している。
サイドディフューザーは低いが前後に長い開口部へ変更されている。
フェラーリの問題はフロア前方から取り込んだ空気が、高速域でキックポイントへ多く流れてしまう事であり、それはフェンスによるサイドへの排出の流れが車高が低くなった時に妨げられるからと推測しています。
上面の返しを無くすことで排出をサポートする流れを作り、サイドディフューザーの長い拡張は必要な排出を維持できるかもしれない。