プレシーズンテスト1回目の4日間が終了しました。バルセロナのカタロニアサーキットは天候に恵まれず、3日目はタイム計測したのはアロンソのみだった。
4日目は午前中は雨に見舞われたが、午後にはドライコンディションになり、各チーム積極的に走行をおこなった。気温は10℃ぐらい路面温度も16℃ぐらいまで上がり走行距離は大幅に伸びた。
プレシーズンテスト4日目結果
順 | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ | タイヤ | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:19.333 | M | 69 | |
2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1:19.854 | 00.521 | HS | 110 |
3 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1:20.241 | 00.908 | S | 120 |
4 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1:20.317 | 00.984 | SS | 96 |
5 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1:20.929 | 01.596 | SS | 51 |
6 | カルロス・サインツJr. | ルノー | 1:20.940 | 01.607 | M | 60 |
7 | ランス・ストロール | ウイリアムズ | 1:21.142 | 01.809 | S | 54 |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1:21.973 | 02.640 | S | 65 |
9 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:22.058 | 02.725 | S | 35 |
10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1:22.134 | 02.801 | SS | 147 |
11 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:22.507 | 03.174 | S | 49 |
12 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:22.789 | 03.456 | M | 60 |
13 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1:22.808 | 03.475 | S | 59 |
14 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1:23.825 | 04.492 | SS | 79 |
15 | セルゲイ・シロトキン | ウイリアムズ | 1:31.979 | 12.646 | I | 47 |
メルセデスのはハミルトンがミディアムタイヤであっさりトップタイムをマーク、まだまだ本気モードでは無いが良いマシンってのはドライバーが攻め込んでいないと思っていてもタイムがでてしまうもの。
チャンピオンマシンがほぼコンセプト維持にしてきた事はちょっと恐ろしいな。長所である中高速コースでの強さを維持、短所である低速コースを攻略されたらと思うと気が滅入るわ。
プレシーズンテスト1回目総合結果(3日目除く)
ドライバー別のベストタイム順、タイヤとDayはベストタイム記録時のものです。
順 | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ | タイヤ | Day | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:19.333 | M | 4 | 94 | |
2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1:19.673 | 0.340 | S | 2 | 218 |
3 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1:19.854 | 0.521 | HS | 4 | 147 |
4 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1:19.976 | 0.643 | M | 2 | 212 |
5 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1:20.179 | 0.846 | M | 1 | 105 |
6 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1:20.317 | 0.984 | SS | 4 | 132 |
7 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1:20.326 | 0.993 | M | 2 | 102 |
8 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1:20.506 | 1.173 | S | 1 | 80 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:20.547 | 1.214 | S | 1 | 122 |
10 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1:20.929 | 1.596 | SS | 4 | 102 |
11 | カルロス・サインツJr. | ルノー | 1:20.940 | 1.607 | M | 4 | 151 |
12 | ランス・ストロール | ウイリアムズ | 1:21.142 | 1.809 | S | 4 | 100 |
13 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1:21.318 | 1.985 | S | 2 | 229 |
14 | ロバート・クビカ | ウイリアムズ | 1:21.495 | 2.162 | S | 2 | 48 |
15 | セルゲイ・シロトキン | ウイリアムズ | 1:21.822 | 2.489 | S | 2 | 127 |
16 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1:21.841 | 2.508 | S | 2 | 79 |
17 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1:21.973 | 2.640 | S | 4 | 65 |
18 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | 1:22.371 | 3.038 | S | 1 | 93 |
19 | ロマン・グロージャン | ハース | 1:22.578 | 3.245 | S | 1 | 55 |
20 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1:22.721 | 3.388 | S | 2 | 140 |
21 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1:23.408 | 4.075 | S | 1 | 142 |
22 | ニキータ・マゼピン | フォース・インディア | 1:25.628 | 6.295 | M | 1 | 22 |
チーム別周回数順
チーム | Laps | タイム | ギャップ | タイヤ |
---|---|---|---|---|
トロロッソ・ホンダ | 322 | 1:21.318 | 1.985 | S |
メルセデス | 306 | 1:19.333 | TOP | M |
フェラーリ | 298 | 1:19.673 | 0.340 | S |
ザウバー | 282 | 1:22.721 | 3.388 | S |
ウイリアムズ | 275 | 1:21.495 | 2.162 | S |
ルノー | 273 | 1:20.547 | 1.214 | S |
マクラーレン | 249 | 1:19.854 | 0.521 | HS |
レッドブル | 207 | 1:20.179 | 0.846 | M |
ハース | 187 | 1:20.317 | 0.984 | SS |
フォース・インディア | 166 | 1:21.841 | 2.508 | S |
まとめ
テスト1回目の最多周回はなんとトロロッソ・ホンダとなりました。総走行距離は約1,500kmに達している。
ホンダは昨年後半に見せたパワーと信頼性が融合されているようでなによりですね。
今のところパワーユニットを交換したとの情報は全チーム入っていない。3基規制では1つのパワーユニットで約4,000kmは走らなくてはならないからこのぐらいは当たり前か。
テスト2回目の4日間もトラブルなく今使っているパワーユニットで走るきる事が、とりあえずクリアしなけらばならない目標になるでしょう。
パワー方向に振ったセッティングでの走行なども必要になってくるし、やるべき事はおおいですね。
3月6日から始まる2回目のテストでは、予選想定アタックなども行われます。そこで記録される各チームのタイムが楽しみで仕方ない今日この頃です。
ドライバー別のタイム順を見ると、浮かれていられない現実がありますね。1回目テストでは、「まずは信頼性重視でタイムアタックはしていない」とコメントされていますので期待して見守りましょうか。しかし、ハミルトン凄すぎ、ミディアムってMCL立場ないね。
トップ3チームは別格ですから、そこはそこはいい勝負してもらいたい。
今年はチーム4位の位置をどこがとるのか?かなーり面白い状況が出来上がりそうで期待してます。
まだまだデータも少なくて予想は困難ですけど、ルノーが最有力候補かもしれない。
フォースインディアの出来が気がかりです。
『Toro Rosso HONDA(STR13 & RA618H)!信頼性とパワーバランスの両立を証明!』
4日間で、最高周回数を達成した信頼性は立派ですね。そして、最終日にメルセデスAMGと並ぶ333.3km/hの最高速度を記録したリポートもありました。これで、馬力も正常進化を達成している印象のため元祖C.V.C.C系のT.J.Iなる技術を正常進化させているといえそうですね…。STR13の空力も良さそうですから燃費向上にも繋がるという事なのでしょうか…。
今期のコンサバ計画といわれるスタートレベルとしては信頼性とパワーバランスの両立を充分立派に期待以上に証明していただいたという印象です。リフレッシュスタートのBOSS田辺さん期はとても幸先良いですね!
また、誰が勤めてもおそらくハズレくじ的な期間を務め耐えてこの結果に繋げた、前任BOSSの方々(新井さん、長谷川さん期)及びチームの方々にも敬意です。
このまま安心しないで『HONDA R&D 頑張って下さい!!!』
※今年も、外部からメカ素人が生意気にスミマセンm(_ _)m