予選前のFP3ではメルセデス勢が1,2でフェラーリが続く。中団グループは何が起こるかわからない程タイムが拮抗しています。
FP3終盤クラッシュしたハートレーは予選未出走。雨が降りそうな天気で気温18℃、路面温度27℃で予選はスタートしています。
スペインGP予選結果
順 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
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1 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 1:17.633 | 1:17.166 | 1:16.173 | |
2 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 1:17.674 | 1:17.111 | 1:16.213 | 0.040 |
3 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 1:17.031 | 1:16.802 | 1:16.305 | 0.132 |
4 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 1:17.483 | 1:17.071 | 1:16.612 | 0.439 |
5 | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 1:17.411 | 1:17.266 | 1:16.816 | 0.643 |
6 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 1:17.623 | 1:17.638 | 1:16.818 | 0.645 |
7 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 1:18.169 | 1:17.618 | 1:17.676 | 1.503 |
8 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 1:18.276 | 1:18.100 | 1:17.721 | 1.548 |
9 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 1:18.480 | 1:17.803 | 1:17.790 | 1.617 |
10 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 1:18.305 | 1:17.699 | 1:17.835 | 1.526 |
11 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 1:18.885 | 1:18.323 | 2.150 | |
12 | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 1:18.550 | 1:18.463 | 2.290 | |
13 | 31 | エステバン オコン | Force India | 1:18.813 | 1:18.696 | 2.523 | |
14 | 16 | シャルル ルクレール | Sauber | 1:18.661 | 1:18.910 | 2.488 | |
15 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 1:18.740 | 1:19.098 | 2.567 | |
16 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 1:18.923 | 2.750 | ||
17 | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 1:19.493 | 3.320 | ||
18 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 1:19.695 | 3.522 | ||
19 | 18 | ランス ストロール | Williams | 1:20.225 | 4.052 |
予選レポート
Q1:トップ3チームは17秒台でクリア。ガスリー11位、ルクレール12位となっています。ヒュルケンベルグはギアトラブルなのか、十分なアタックが出来ずに敗退。ストロールはコースアウト。Q1から見どころ満点なアタック合戦でした。
Q2:フェラーリ、メルセデス、レッドブル、ハースはSで最速タイムを記録。アロンソはSSで10位に飛び込む。
ハミルトンはユーズドSSでQ3予行演習。レッドブルはもしもの時のためSSでアタックにでるが、逆転されなかったためタイム更新せず。ガスリーは12位タイム、フォースインディアやザウバーに勝ってポテンシャルを発揮した。
Q3:最初のアタックでは全車SSでアタック、ハミルトンが先手をとるトップタイム。2回目のアタックではフェラーリとリカルド、アロンソがSでアタックした。メルセデスがSSで1,2タイム。ハミルトンがポールポジションです。
まとめ
メルセデスが復活のフロントロー独占!ハミルトンとボッタスの差は無いに等しい。Q2終盤でのユーズドSSを使ってタイヤへの理解を深めようと努力したハミルトンに軍配が上がる。
納得いくまで努力するハミルトン、前戦で見せたチームメイトを労わる姿、ボッタスが先行して速かった金曜日、色々な状況が現役最強チャンピオンの速さに火をつけた。
この二人の本気度満点なこのがっちり握手を見たら、なんだか納得のポールポジション!
決勝でもこの二人の牙城を崩すのは、今のフェラーリには難しいだろうな。
ここにきて柔らかいタイヤを使いこなすメルセデス。0.4mmの薄さが何かを変えたのは事実でしょう。
そして、トラフィックとラバー差でここまでゲインがあるとは驚いた。まさかの16秒台前半タイムに笑うしかないですよ!
トロロッソホンダはガスリーが速さを見せてくれた。Q3進出まで約0.4秒となっていて、これはほぼPU差と言えるタイム差だ、ここではマクラーレンとトロロッソの車体差は無い事になるな。
直線番長系には軒並み勝ったトロロッソ。中高速コーナーでのスタビリティ改善は進んでいる。
ザウバー&ルクレールが素晴らしい走り。オンボード見ててもステア修正がほとんどないし、数年後フェラーリは彼に託されるだろう。
地元アロンソの力は衰えていない、マシンのポテンシャルを限界まで引き出すその力は異常だ!引退なんて噂があるが来年も乗ってほしいね。
アロンソのスペインでの勝負強さは流石です
昨年も決勝こそあれでしたが、予選では望外の結果をもたらしていましたし、色々と言われながらも、ここぞと言う場面での速さはまだまだ健在ですね
運も絡んでいますが、マクラーレンはアロンソがいなければコンストラクターズの順位はもっと下で来ているでしょうし…..
トロロッソは、ガスリーがまずまずに纏めてくれてポイントを狙える位置からスタート
何とかポイントをもぎ取って欲しいですね!
ハートレーはどこまで挽回してくれるか
最近のミスの連鎖に、結果を出せない焦りとで何だか悪循環に陥ってしまっている様に見えます
実戦経験は豊富とは言え、フォーミュラカーでの経験不足と不慣れなピレリタイヤにドライビングスタイルをアジャストできていないんですかね…..
カタルーニャサーキットは夜に雨の予報、決勝迄には回復の見込みらしいですが、雨でラバーが流されれば、FP1からの流れを見ればコースアウトやクラッシュもありそうで、タイヤ戦略も含め予想不能のレースになりそうです
ぁ、フェラーリのハローに搭載型ミラー、1戦限りで終わってしまいましたね