F1-2015開幕まであと1週間とせまっています。
ここで最終プレシーズンテストの状況から現在のチーム事情を分析していきたいと思います。
4日間のテストが2回あったバルセロナテストでのタイム順位からチーム状況を紐解く。
2015年F1バルセロナテスト総合タイム順位
1/N.ロズベルグ/メルセデスW06/1’22”792/S/6日目
2/L.ハミルトン/メルセデスW06/1’23”022/S/7日目
3/V.ボッタス/ウイリアムズFW37/1’23”063/SS/8日目
4/F.マッサ/ウイリアムズFW37/1’23”262/SS/7日目
5/K.ライコネン/フェラーリSF15-T/1’23”276/SS/7日目
6/S.ベッテル/フェラーリSF15-T/1’23”469/SS/8日目
7/F.ナスル/ザウバーC34/1’24”023/SS/8日目
8/R.グロージャン/ロータスE23/1’24”067/SS/7日目
9/C.サインツJr./トロロッソSTR10/1’24”191/SS/7日目
10/M.エリクソン/ザウバーC34/1’24”276/SS/8日目
11/P.マルドナド/ロータスE23/1’24”348/SS/7日目
12/M.フェルスタッペン/トロロッソSTR10/1’24”527/SS/8日目
13/D.リカルド/レッドブルRB11/1’24”574/S/7日目
14/S.ペレス/FインディアVJM07/1’24”702/SS/4日目
15/N.ヒュルケンベルグ/FインディアVJM08/1’24”939/SS/7日目
16/D.クビアト/レッドブルRB11/1’24”941/S/2日目
17/S.ペレス/FインディアVJM08/1’25”113/SS/2日目
18/K.マグヌッセン/マクラーレンMP4-30/1’25”225/S/7日目
19/J.バトン/マクラーレンMP4-30/1’25”327/SS/8日目
20/F.アロンソ/マクラーレンMP4-30/1’25”961/S/4日目
21/J.パーマー/ロータスE23/1’26”280/S/2日目
22/N.ヒュルケンベルグ/FインディアVJM07/1’26”591/S/3日目
23/P.ウェーレイン/FインディアVJM07/1’27”333/M/3日目
24/P.ウェーレイン/メルセデスW06/1’28”489/H/1日目
25/S.ウォルフ/ウイリアムズFW37/1’28”906/M/1日目
テストでもやはりぶっちぎりに速いメルセデス、去年後半からセカンドポジションに居座りつつあるウィリアムズ、そして新マシンが好調なフェラーリ、この3チームは別格ですね。
テスト自体も順調でただ走らせるだけでなくセッティングなどのデータ、新パーツの評価などプログラム通り順調に消化している。タイムも二人のレギュラードライバーが同等の速さをみせているので安定したマシンがある証拠だろう。
ここに昨年3勝を上げているレッドブルがからんでこないのが心配だ。
中団チームは混戦模様ザウバー、ロータス、トロロッソが復調
昨年不信だったザウバーとロータスが共に順調な仕上がりを見せている。ロータスは不振だったルノーエンジンからメルセデスにスイッチしたことによりパワートレインが安定し元々シャシー製作においては力のあるチーム(元ルノーワークス)なだけに今年の活躍には期待がもてる。
ザウバーはフェラーリエンジンの進化により戦闘力がアップし、マシンは昨年序盤から今年にリソースを集中させていただけに素晴らしいマシンを生み出してきた。ザウバーの昨年の弱点はマシン重量が増加してしまった点だが、今年マシンの最低重量規定が変更(691➔702kg)になった事も有利に働いているかもしれない。
そしてトロロッソが本家レッドブルよりこのテストでは結果をだしている、このトロロッソの速さからもルノーエンジンがパワーアップしているのはわかる。
レッドブルが苦戦しているのはニューエイ先生が全てのエリアに関わらなくなったからなのか?真相はわからないが基本がしっかりしているマシンっぽいので予算をかけ簡単に速さを取り戻してくるだろう。
心配なフォースインディアそしてマクラーレン・ホンダ
フォースインディアがとても心配です。明らかな予算不足を露呈し、マシン製作が大幅に遅れてしまった。最強のメルセデスエンジンを搭載しているだけに、ウィリアムズやロータスぐらいのスピードを見せてくれる事を期待してます。
そして大変心配なチームはやはりマクラーレンでしょう。今年から参戦するホンダエンジンとのマッチングに時間がかかりすぎています。ホンダエンジン自体の実力もそこそこといったところでしょうしね。
期待しすぎてはいけないが期待したい!ホンダがんばれ!