FORMULA 1 JAPANESE GRAND PRIX QUALIFYING (13 October 2019)

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Suzuka International Racing Course

Sebastian Vettel’s Onboard Pole Lap

YouTube  Link Sebastian Vettel’s Onboard Pole Lap

Sebastian Vettel Telemetry Data

S/F S1 S2 S3 TIME
276 30.256 39.372 17.436 1:27.064
284 313 274

Speed

Throttle(0~10),Brake(0~1)

RPM

Telemetry Data CSV

2019-17-JPN-Q3-VET-DATA

まとめ

鈴鹿サーキットのコースレコードは、強風の影響でフェラーリはリアウィングのダウンフォースレベルを下げた事から生まれた。この先いつ更新されるのかもわからないためデータとして残しました。

公式記録のスタートライン速度記録に準じてF1LiveTimingDataよりプロットしましたが0.15秒ほどのズレが出ています。動画保存する際にfps30.05(1秒間の画像枚数)だったので、この87秒間では0.05×87=4.35枚の画像枚数ズレが発生します。3枚で0.1秒とするプロットを行っているため。4.35枚/3枚×0.1=0.145秒のズレが発生したようです。まぁ許容範囲でしょう。

このベッテルのラップはスロットル開度100%でブレーキタッチしていない部分だけ取り出すと、全開率65%(時間)と言う結果なりました。

 

そして面白い点が一つあるのですが、オフスロットル(開度0%)が非常に少ないという事です。最終シケインだと本当に少しだけ5%以下でスロットルオープン状態を維持している、デグナーやスプーンだともう少し多い感じです。

現代のドライバーは、右足はスロットル、左足はブレーキを操作しています。姿勢制御においてブレーキング時にスロットル操作するのは当然だとしても多い気がする。

これは減速に影響しない程度にエンジンを稼働させブーストを落とさないため、そのブーストを利用したMGU-Hやクランク回転力によるMGU-Kのデプロイ生成が絡んでいるような気がします。

前々からこの乗り方には気づいていたのですが、フェラーリはデプロイ持続時間が多いとされる訳の一つの説明になると思っています。

 

予選においては燃料の使用量制限がありません、特に減速中に燃料を使用してデプロイを作り出す事は理にかなった事だと思います。スロットルはドライバーのみが操作出来なければならない、自動で減速中に燃料を燃焼させる事は出来ないのです。

 

エネルギーは全て燃料から発生するものであり、総エネルギー量が多いのであれば燃料を多く燃やしている事となる。

それができるマシンコンセプト、特にそんな乗り方を要求されるドライバーへの負担は相当大きなものになるでしょう。

データはご自由にお使いください。