2019年のモナコGPはプラクティスセッションでメルセデスの強さが目立つ、今年はレッドブルの空力的優位はトップではなくホンダエンジンの復帰後初ポールや初優勝は難しい。

メルセデスは故ニキ・ラウダの弔い合戦で是が非でも勝ちたいだろう。予選結果=レース結果ともいうべくモンテカルロ市街地での戦いはこの予選で決まる!

さぁガードレールギリギリを攻めるドライバー達の勇姿を見極めようか。

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モナコGP予選レポート

天候は晴れ、気温21℃、路面温度44℃で予選はスタートしました。

Q1

20台のマシンが走るためトラフィックとの戦いになるQ1です。路面はラバーがのりどんどん改善されていきます。1セットを大体6周使う作戦が多い、残り9分ではフェルスタッペンとガスリーが1,2体制を築く。その後メルセデスが1,2体制となった。

ベッテルは乗れていない、ターン14後にガードレールにリアタイヤをタッチしている。

ノックアウトゾーンまで落ちたベッテルは時間ギリギリでアタックラップに入る、そしてトップタイムをマーク。ルクレールはなんと0.7秒差で16位となり、まさかのノックアウトとなった。1セット目のタイヤにフラットスポットを作り、車検を通り過ぎ時間をロス、2セット目でコースに出なかったのが災いしたか。

https://twitter.com/F1

Q2

トップチームはスタートタイヤとなるため2周目でしっかりタイムを出したい。1セット目では各車4周の走行をしてメルセデスが1,2体制、フェルスタッペンそしてクビアトが続いた。

2セット目でもフェルスタッペンがトップ通過、トロロッソ2台もトップ10に入り、ホンダPU勢が全てQ3へ進出。ガスリーはグロージャンのアタックラップの邪魔をしてしまい審議となった。

Q3

1回目のアタック、ボッタスがいきなり10.2秒台!ハミルトンは2番手、フェルスタッペンが3番手となっている。ハミルトンはタイヤがおいしい2周目のシケインで失敗している。

2セット目でタイムアップできたハミルトンが10.1秒台でポールポジション!フェルスタッペンとボッタスはタイムアップできず、ガスリーはベッテルを上回れず4番手となっている。ガスリーはこの短いコースでもフェルスタッペンに0.4秒差つけられた。

モナコGP予選結果

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まとめ

ポールを獲ったハミルトンが吠える!!自分をコントロールしきっている印象が強いハミルトンだけど、特別なモナコ、恩人ラウダの死など、色々な事が重なり感情を爆発させた。

こういう一面も魅せるハミルトン、本当に良いドライバーになったよね。あまりにもドライバー面が薄れてきたF1だけど、こういう難しいコースではやっぱり機械じゃない人の力が最後の差を作る。人間ドラマがあってこそレースだよなとしみじみ思う私でした。

Q3のベストセクタータイム一覧

ちょっとだけ期待していたフェルスタッペンですが、やはり3番手でした。セクター3は勝てると思っていたが0.1秒負けている。マシンはまだまだ完成には程遠いよなぁ。

頑張れレッドブル、そしてニューウェイ先生頼むよまじで!(息子の心配もして大変だろうけどさ・・)

ガスリーはかなりフェルスタッペンに接近してきたと思ったのだがやっぱり0.4秒差ついてしまう。コーナー中間から立ち上がりの差は簡単には埋まらないね。

 

フェラーリはどうしたもんか、ベッテルのP3でのクラッシュから完全に流れを失った。Q1でフラットスポットを作ったルクレール、限界領域のドライバビリティがメルセデスほど無い現状、今年はもう開発しない可能性もでてきたね、2016年みたいな事になる予感です。

 

メルセデスはなんてマシンを作ったんだろう、ドライバー二人が平気でリアをスライドさせまくっても前に進むマシン。4WDかよ(笑)

 

明日の決勝はパレードレースですが、何が起こるかわからないガードレールに囲まれたモナコ。ホンダ勢が入賞圏内から4台出走する。ガスリーはもしペナルティをもらっても最大で3グリッド降格ぐらいで済むと思う。

他力本願ですけど、フェルスタッペンが優勝なんてシナリオもあるし最後まで見届けようか!そしてその後インディ500もあるんだよねぇ、琢磨頑張れ!