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前回のアメリカGPに次ぐヒュルケンベルグの連勝となったメキシコGP。

予選でフォースインディアが本気アタックをしなかった事で余裕のポールポジションだったが、決勝ではサインツの先行を許す。サインツがリタイアした後は後続を全く寄せ付けずHS⇒SSのワンストップを完遂し6勝目を挙げた。

2位にはルクレール、そして3位表彰台には12月からフォーミュラEに参戦するバンドーンが入った。これでポイントリーダーのヒュルケンベルグはぺレス、サインツに40p差つけてチャンピオンに向けて王手をかけた。

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F1ミッドフィールド選手権ポイントランキング

ドライバー AUS BRN CHN AZE ESP MON CAN FRA AUT GBR GER HUN BEL ITA SIN RUS JPN USA MEX
1 ヒュルケンベルグ 243 18 15 25 15 25 15 25 25 6 4 12 8 25 25
2 ペレス 203 10 8 25 12 8 4 12 10 15 2 25 18 2 12 25 15
3 サインツ 203 12 4 15 18 18 12 18 18 2 1 4 12 6 15 18 12 18
4 オコン 194 8 6 10 25 15 15 18 12 4 18 25 15 15 8
5 マグヌッセン 178 18 12 1 25 6 6 25 18 12 6 18 12 18 1
6 アロンソ 156 25 12 18 12 15 1 10 15 15 25 4 4
7 ガスリー 133 25 2 18 10 4 4 1 25 10 2 6 10 6 10
8 ルクレール 132 6 2 15 10 12 12 8 8 15 25 1 18
9 グロージャン 122 1 1 2 8 10 25 18 10 15 4 10 18
10 エリクソン 107 8 1 4 4 10 2 6 6 10 1 8 1 10 6 8 10 12
11 バンドーン 102 15 10 6 8 1 4 1 8 8 2 6 8 2 8 15
12 ストロール 63 4 4 10 8 1 6 2 12 6 2 2 6
13 ハートレー 56 2 6 6 4 8 8 1 1 6 12 2
14 シロトキン 33 2 2 1 2 2 4 10 1 1 4 4

※ミッドフィールド選手権(TOP3チームを除外した当ブログ独自の選手権)


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メキシコGPまとめ

ポールスタートのヒュルケンベルグはサインツにスタートで抜かれる。オコンはヒュルケンベルグのリアタイヤにフロントウィングを壊される、その破片がアロンソのマシンに引っかかる。オコンは1周目でピットイン、ハートレーはタイヤをロックさせたのかこちらも1周目でピットイン。

アロンソはオコンのパーツを引きづって走りマシントラブルでリタイアしてしまう。

サインツはLap11終了時点でSSへ、ヒュルケンベルグとバンドーンはLap12終了時点でSSへ。

SSスタートのぺレスはサインツがストップしたことでなったVSCの間にUSへ、オコンもUSへ交換している。

SSでペースコントロールするヒュルケンベルグにUS新品で追いつこうとするぺレスだったが、ブレーキトラブルによりリタイアしてしまう。地元の英雄のリタイアでメキシコのファンは大いに失望しただろう。

ルクレールはLap13終了時点SSへ、エリクソンはLap16終了時点でSSへ、これでHSスタートだった予選上位4台は最終ピットインとなっている。ルクレールはピットアウト後ハートレー、グロージャン、マグヌッセンをパスしてぺレスと抜きつ抜かれつのバトルを展開、ぺレスのリタイアにより2位に上がった。

 

その後ろではバンドーンが好レースを展開、ピットアウト後ガスリーをパス、そして前を走る車が次々とピットインしていく、SSスタートだったグロージャンをパス、マグヌッセンの背後に迫るが抜けない。マグヌッセンがピットインした事で前が開ける。一気にペースアップしてルクレールに迫るが追い上げもここまで3位となった。

そんな後ろの展開は全く関係なく好ペースを維持したヒュルケンベルグは圧倒的な速さで優勝している。予選からこの高地でルノーは速くダウンフォースがきっちりある事が伺えた。SSタイヤで57周走った事がそれを証明するだろう。

 

最後尾からスタートしたガスリーはVSC中のLap5終了後に新品HSを捨ててSSへ15位までポジションダウン、Lap26終了時点でSSへまたも15位までポジションダウンする。シロトキン、ストロール、オコン、ハートレーをパスして4位エリクソンのDRS圏内へと入るが抜く事ができずに5位となった。

3台がリタイアしているが16⇒5位は素晴らしい結果で「ドライバー・オブ・ザ・デイ」をあげていい走りだったと言える。

 

雨が絡んだ週末で路面のラバーが洗われていた、また決勝日は路面温度が33℃(Lap1)⇒38℃(Lap40)⇒33℃(Lap69)と変化した。序盤はタイヤの摩耗が激しく硬めのタイヤでスタートする事は利点にならなかったようだ。

我慢のペースでHSやUS⇒SSに交換した4台が上位を独占している。

ヒュルケンベルグのチャンピオンはほぼ確定

チャンピオンにはヒュルケンベルグがほぼ当確となってしまった、ブラジルGP終了後に25p差ついていれば文句なし、マシン的にもインテルラゴスはルノーに合っているだろう。

 

このミッドフィールドにおいては唯一のフルワークスであるルノーは強い、少ない予算で効果的にマシン開発をするフォースインディアも頑張ったが序盤戦の資金不足による開発遅れが影響している。

来年はルノーをこの選手権から外しても良いかもね。

 

出来れば最終戦まで、もつれてほしいミッドフィールド選手権であります。