2019年のホイールベースとレーキ角、各チームの数値が画像解析から明らかになったようです。2017年より一気に増加したホイールベース、Tトレイの長さが短くなった事によりレーキ角度は増加傾向にある。

今年より新空力レギュレーションが導入されたが、基本的な部分は変わっていない。そのため各チームの差が非常に小さくなっています。

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2019年ホイールベースとレーキ角の一覧

引用元:https://www.auto-motor-und-sport.de/formel-1/daten-abmessungen-radstand-anstellwinkel-f1-autos-2019/

チーム ホイールベース
(mm)
レーキ角(°) 後部地上高
(mm)
メルセデス 3,698 1,16 84
アルファロメオ 3,697 1,52 110
トロロッソ 3,693 2,00 139
ルノー 3,672 2,15 141
レーシングポイント 3,664 2,04 136
フェラーリ 3,653 1,64 113
マクラーレン 3,648 1,67 110
ウイリアムズ 3,644 1,68 114
ハース 3,621 1,59 111
レッドブル 3,619 1,93 131

ホイールベース最短はレッドブル

メルセデスが最長のホールベースを誇るってのは周知の事実ですが、この数値信用できないです。なぜなら2017年と2018年は3,726mmを保っている。そして2019年は変更していないとの発言もあります。

もしかしたら多少短くした可能性もあるかもしれないが・・。

画像解析なので誤差の範囲であるが、メルセデスとレッドブルの差が79mmとなり、全車ほぼ似たような数値に収まりつつある現状です。

 

びっくりなのがレッドブルとトロロッソの大きな差である。フロントウィングコンセプトも違うし、全体的なマシンコンセプトが違うようだ。

レッドブルは昨年からのコンセプト延長上にあるが、トロロッソは大きく変更していて、なにかの実験なのだろうかな?

ハースは昨年フェラーリと一緒で、意味はわかりますね。そうコピーですw

レーキ角の最大はルノー

この数値はバルセロナテスト1週目の解析数値だと言うことです。メルセデスは2週目のアップデートにあわせて後部地上高が最低でも20mmアップしたとの事。

84⇒104mmとなればレーキ角は1.3°ぐらいにはなりそうです。それでもいつも通り最低の角度である事にはかわりない。フロントはガチガチで、リアの上下動も少ない設定なメルセデスは健在。

ルノーは発表時から角度が大きかったので、やっぱりなと言う感じですね。

 

ここでもトロロッソがすんごい事になってるよ。レッドブル超えの2°って何させてんだろ?コンセプトとしてはレーシングポイントに近づいたことになりますね。

まとめ

全体としてホイールベースはほとんど変わらなくなってきている。とにかく長くて小型バスか!ってぐらいあるんですよね。2021年より最長規定3,400mmが導入されるっぽいけど、そうなれば全車統一ですよ。

現状が、長すぎてカッコ悪いと思う方も多いだろうし、色んな規定がある中でマシンの長さが自由って、どこか変だと思っていたんですよね。

色んな研究をできない資金が少ないチームを助ける事にもなるだろうし、これはこれで有りだと思っています。

 

2021年からはホイールベース談議に惑わされる事無く、レーキ角やその他の部分の差がより明確になっていくだろう。