2017年F1世界選手権の後半戦がベリギーGPにて始まります。

マクラーレンホンダにとってはパワー差によって不利になるコースであるスパ・フランコルシャンで行われるグランプリです。

バンドーンにとっては地元での開催となるため活躍に期待したいところ。

ホンダレーシングF1のベルギーGPブレビュー⇒http://ja.hondaracingf1.com/2017/index/belgium-gp-reports.html

以下引用文となります。

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長谷川 祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者

「つかの間のサマーブレイクを経て、後半戦の開始であるベルギーに向かいます。

長い伝統を持つスパ・フランコルシャンは、高速コーナーと長いストレート、激しいアップダウンを持つ、マシンに厳しいコースです。また、世界で最も難しいコーナーの一つと言われ、マシンからはまるで壁のように見える高速コーナー、“オー・ルージュ”を代表として、ドライバーにとっても高い技術と度胸を試されるサーキットでもあります。

McLaren-Hondaは前戦のハンガリーGPで今季初のダブルポイント獲得を果たし、その後のインシーズンテストでも後半戦に向けて多くの貴重なデータを収集できるなど、前半戦をいい形で締めることができました。

スパ・フランコルシャンは我々にとってタフなサーキットであるとは思っていますが、ハンガリーで得た勢いを維持し、後半戦をいい形でスタートきればと思っています」

フェルナンド・アロンソ

「サマーブレイクが明けるのを待ち遠しく思っていました!休みでリフレッシュし、エネルギーを充電してから後半初戦に臨むのは、すばらしい気分です。家族や友人と充実した時間を過ごしつつ、トレーニングもしっかりと行ってきました。マシンに戻るのが本当に楽しみです。

スパはカレンダーの中でもすばらしいサーキットの一つで、ドライバーの多くがお気に入りのコースに挙げています。数々の名場面が生まれ、その名声に値するサーキットだと思います。なかでも、“オー・ルージュ”は他には例がない特殊なコーナーです。マシンからの視点は低いのに傾斜は急で、上っていくときには空しか見えない、信じられないような光景が広がるのです。

シーズンが進むにつれて我々は競争力を増しているので、後半戦の開幕でもポイント圏内でフィニッシュできればと思っています。1ラップの4分の3でスロットルを開けるコースであり、マシンとドライバー双方に厳しいサーキットなので、エンジニア、メカニックらチーム全員に厳しいチャレンジが強いられます。ここで結果を出すためにはハードワークが必要なことはみんな分かっていますが、全長が長くオーバーテイクポイントも多いコースですから、週末の間全力でプッシュしてチャンスをつかみます」

ストフェル・バンドーン

http://www.mclaren.com/

「F1ドライバーとしてベルギーGPを迎える日を、長い間待ちわびていました。どのドライバーにとっても、ホームGPは特別な週末ですから、とてもワクワクしています。母国の大観衆を背に戦うのは最高ですし、家族や友人も応援に来てくれます。

多忙な前半戦を終えて休暇を楽しみにしていましたが、数日でマシンに戻りたくなってしまいました!それでも、つかの間の休息でこの数カ月を振り返り、よかったこと、悪かったことを分析できたのはよかったです。ハードなトレーニングもしたので、スパにはより強くなって戻れると思います。

シーズン序盤は僕にとってもチームにとっても苦しい時期でした。完走を阻むような問題もいくつか起きましたし、それによって僕自身もマシンを理解するのに時間がかかってしまったように思います。しかし、ここ最近では、ファクトリーでチームやエンジニアとやってきたハードワークの成果が表れています。取り組んだことすべてがいいステップですし、それが明るい兆候として出ています。改善の余地はまだまだありますし、ここからさらによくなるはずです。だから、今後数戦がいい結果になることを期待しています」

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director

「サマーブレイクが明けてレースの世界に戻るのは、いつも気持ちがいいものです。エネルギーを充電するとともに、大切な人との時間を過ごしたことで、再びレースへの意欲が満たされています。スパ・フランコルシャンでのレースは、チームにとっていつも特別ですが、今年はそれがより強くなるでしょう。

まず、ベルギー出身のストフェルが、F1ドライバーとして初めてのホームレースを迎えます。また、スパは、McLarenの創立者であるブルース・マクラーレンが1968年にグランプリ初勝利を飾った地でもありますが、それに加えて翌週の8月30日がブルースの生誕80年という記念日にあたり、特別な節目となります。日曜日、私たちは彼の偉業を称えるとともに、誇りに思うことでしょう。

前半戦は浮き沈みが激しく、苦労したことは確かです。ただ、シーズン終了までの目標ははっきりしており、それに向けて水面下で努力を重ねてきた成果を披露する場は、まだ9戦も残されています。シーズンは長いので、全力でプッシュしてポイントを得るチャンスは多くあります。続けてきた進化が実になり、熱狂的なベルギーのファンの皆さんに、楽しいレースウイークをお見せしたいと思います」


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まとめ

バンドーンは地元初グランプリで気合い十分ですね。昨年は最後尾から赤旗中断を上手く利用して7位入賞しているアロンソですが間違いなく棚ぼた入賞。

もしホンダの新スペック投入があるなら地元バンドーンにペナルティは避けてアロンソのみとなるでしょうね。

追記:バンドーンに新スペック投入との情報があるようです。マクラーレン何考えてんだ⁉︎

 

スパ・フランコルシャンは全開率70%、燃費は1周あたり2.27kgと記されています。2.27×44=99.88kgとなり決勝での燃費はあまり気にしなくて良いようです。

天候の変わりやすいスパですので、何かしらのチャンスは潜んでいます。

まずはどのようなタイムをフリー走行で見せてくれるのか楽しみです。