トロロッソホンダはモナコGP予選においてガスリーが10位を獲得、何もなければ入賞間違いなし。ハートレーは終始ガスリーを上回るペースでしたが、予選で上手くいかずQ1敗退。

ハートレーは2018年において予選でまともなクリアラップを走っていないように感じられます。全体を見極める能力、エンジニアを含め経験が一番重要なのか?

アロンソが後ろのヒュルケンベルクはアウトラップだ!との無線のやり取りがありましたが、GPSを確認しているエンジニアより知っているアロンソは流石だなぁ。

マシン的には上向き傾向にあるトロロッソはモナコGPでエアロアップデートを施しました。主にはバージボード周辺とフロアだったようです。

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トロロッソ:バージボード・フロア・リアウィング

バージボードの底面部分にスリットを追加したため、上部ウィングレットにスリットを追加しなければならなくなっています。

https://www.f1technical.net/

フロアではサイドポンツーン底面部分のめくり上がりのボルテックスジェネレータを改良。

フロアサイドのスリット増加。

リアウィングはスリットを改良。

なぜ上部ウィングレットにスリットが必要か?

レギュレーションでは「底面から見た時に隙間がある場合は、その視界を妨げてはならない。」っとなっています。これはバーレーンでトロロッソが初めて導入した手法でもあります。

下の画像がわかりやすいと思います。

http://www.f1i.fr/

隙間が出来なようにスリット部分を重ねればいいはずなのに、あえてそれをしないという事は、上部ウィングレットの空気の流れが多少悪くなっても効果が高い事が伺えます。

ちなみにザウバーも真似してきました。

ホンダのアップデートはカナダ?

オートスポーツの記事などを主に書いている柴田さんのツイッター情報では

ハートレーがポロり!だそうです。

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まとめ

トロロッソは少ない予算でシーズン当初の遅れを取り戻そうと頑張っています。一つ一つのアップデートの効果が確実に速さに繋がる様になってきていますね。

トップチームの改良スピードにはかないませんけど、ホンダ搭載のための突貫工事シャシーながらここまでやれている現状は誉めるべきでしょう。

2019年はホンダPUとの本当のマッチングが実現するが、空力規則の改定もありますしどうなる事やら。

 

ハートレーの好走などからドライバビリティは確実に良くなっていると感じます。今シーズンは始まったばかりですから、安定した力を発揮できるマシンに向けて夏休みぐらいまでは手を緩めず頑張ってほしいなぁ。