2018年のF1はブラジルを含めて残り2戦となった。トロロッソホンダは大幅に遅れていたエアロアップデートをメキシコ本戦でハートレーが使用した。ホンダはスペック3最終型をあと2戦で全開稼働するだろう。

ブラジルの木曜日では最初から2台共にアップデートを組み込んだマシンを用意しているじっくり見てみよう。

引用元:https://www.auto-motor-und-sport.de/

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トロロッソホンダ:エアロアップデートの全貌

フロントウィングエンドプレート後端のスリットを増加させる。

サイドポンツーン横のディフレクターを前方へ伸ばす。

メルセデスやレッドブルに比べたらまだまだ小さいですね。

フロアのスリットは序盤からあまり変わらず、リアタイヤ前に細かいパーツが増えたかな。

リアウィングはDRS時に開き過ぎを抑えるデザインとなっている。

エンドプレート後端が多少広がる程度でスリットは少ない。マクラーレン風に真似したフェラーリが失敗した例もある事からも、全体的に空気の流れを制御できていないとドラッグとなる。

ディフィーザーにある垂直方向の羽も少ない方です。

まとめ

こんな終盤にエアロアップデートをまだ試しているなんてね、トロロッソは昨年に感じていた通りのチームだった。ワークス体制で予算は増えたがそれを有効に使える人員がいないのだから仕方が無い、今年はホンダエンジン用テストマシンと化した事が大きく影響しているのでしょう。

昨年の段階からコンスト8位キープは大変だと思っていた私、現在9位となっている。ライバルであるザウバーが確実にアップデートを機能させ速くなった事で3p差で逆転されてしまったアメリカGP。

 

残り2戦トロロッソの優位点はエンジンマイレージとなる。他チームはそろそろヤレがでてくる頃だろう、そこにホンダスペック3改を全開稼働で対抗して速く走るしか道は無い。

問題はスペック3の耐久性なのだが2戦ぐらいはなんとかしてくれよホンダさん。