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スペインGPの終わりにとうとうバトンが熱くなってしまったようです。

以下バトンの発言

「今日のマシンは走っていて本当に怖かった。スロットルに触れた瞬間、マシンが不安定になった。動きが予想できなかった。低速コーナーではただただ遅かった。すぐにホイールスピンしてしまうんだ。高速パートは本当に怖かった。パワーをかけるとリヤエンドがすぐに不安定になるからだ」

「問題の原因が何なのかを調べるため、レースの間ずっとエンジニアたちに話しかけていた。解決しようとしてハンドリングバランスをかなり変更した。終盤に少しよくなったけれど、それにしても本当にきついレースだった」

「データを徹底的にチェックして、問題を調べるつもりだ」

「最初の約30周は僕の人生の中で最も恐ろしい思いをした30周だった。リヤが全く安定しないんだ。どんな速度でもスロットルに触れると必ずリヤが滑ってしまう。正常じゃなかった。まるでリヤがフロントとつながっていないような感じだった」

「レース前半は本当に恐ろしかった。スイッチをいじったり、新品タイヤを履いたりしたことで少し改善したけどね」

「今日のレースを終えた段階では、今年ポイントが取れるとは全く思えない。こういう状況が今日だけに限ったことであればいいのだけれど。何かおかしかった」

「今週末はそれなりに順調で、マシンの状態にも満足していたのに、まるで決勝になってスイッチが切り替えられたみたいだった」

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バトンはホンダが復帰して最悪なシーズンスタートをきっているのにも関わらず、ずっと優等生的な発言をしてきている。さすがに第5戦目となった今回フラストレーションが溜まっていたんでしょう。かなりネガティブな発言をした。

 

これは彼なりの本音だろうと思うが、マクラーレン、ホンダに対してやる気を起こさせるためにとった戦略的発言とも言える。

 

マクラーレンとホンダスタッフの不協和音の噂も流れ始めている。ホンダはダメだとわかっている方法も試して時間を浪費していると言う。

 

トライ&エラーを繰り返し改善していくのは結果的に一番速い開発方法になる。しかし今の状態ではもっとスピードが必要で違う方法を実行していかなければならない状況にあるのでしょう。

 

アロンソはこう発言している

「2月以降、僕たちはたくさんの前向きなメッセージを発信し続けていた。そして昨日、彼(バトン)が少しだけネガティブな表現を用いたことが大きく取り上げられている。だけど、これについては理解してもらいたいことがあるんだ」

「僕たち二人にとって、厳しく、楽しむことができないレースだった。だけど、チームのミーティングではジェンソンはとても建設的な見解を示していたよ」

「僕に言わせれば、自分のキャリアにおいて、この段階で6位とか7位になったとしても意味がないんだ。重要なことは勝つことだし、僕は勝利だけを望んでいる。そして、そのためには堅実な長期的計画が必要なんだ」

「優勝争いができなくてさびしい思いをしているかと言われれば、当然そうだと答えるしかない。でも今はこの状況に耐えていくしかないんだ」

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私はアロンソの方が先に熱くなってメディアを使って、マクラーレン、ホンダの批判をし奮起させる方法をすると思っていた。

相当な時間を耐える事が必要だと、アロンソがここまで思っていた事がすごく嬉しいです。

 

彼は本当にキャリアをマクラーレン・ホンダに捧げるつもりのようですね、ホンダには是が非でも最強のパワーユニットを目指し日々開発していってもらいたいと思います。