10月23日から開幕するF1アメリカGPはオースティンで開催されるようになって4年目です。

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ホンダF1責任者新井さんのコメント

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「新エンジンのデータ収集が目標」
「サーキット・オブ・ジ・アメリカズへは期待を持って臨むことになります。かなりテクニカルなサーキットですし、ワクワクするようなレースが展開されます。特に、ターン1での順位争いや、ターン2に続いて現れる高速S字コーナーでの攻防は見応えのあるものです」

「情熱的なファンも多く、全体的には非常に独特の雰囲気があるグランプリ週末となります。サーキット・オブ・ジ・アメリカズはパワーユニットのセットアップに関しても難しいところです。さまざまな種類のコーナーが20か所あるとともに、それらにはうねりも与えられていますからね」

「私たちの目標は、今後のレースを通じてさらに多くのデータを収集することです。特に、2週間前にソチで投入した新しいICE(内燃エンジン)に関するデータの収集を目指しています。チームとして、開発の方向性はよいということを確認しました。ですから、今後残りの4レースでその微調整に取り組んでいきます。今週末は改善された空力パーツとともに、それがどのように機能するのかが興味深いものとなるでしょう」

 

マクラーレンのブーリエのコメント

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「セッティングが重要になる」
「前戦ロシアGPで2ポイントを獲得したからといって大喜びするわけにはいかないが、マクラーレン・ホンダの全員がたゆまず懸命な仕事を続けてきたことが報われたものでもあった。そして、信頼性改善が一貫して進み、トラブルのない週末を過ごすことができた。オースティンでも力強い週末にしたいと思っているし、シーズン終盤に向けてさらによいパフォーマンスを発揮するためにどん欲に立ち向かうことになる」

「サーキット・オブ・ジ・アメリカズでF1のレースが行われるのはまだ4回目だが、すでにモントリオール同様に友好的で親しみの持てる北アメリカの家という感じがしている。ドライバーやファンからの人気も急速に高まっているし、それはチームとしても同じだ」

「フェルナンド(アロンソ)とジェンソン(バトン)はいずれもここまでの何レースかで素晴らしいスタートを決めていた。だから、我々がサーキット・オブ・ジ・アメリカズのターン1へと向かうユニークな上り坂に向けてどのようなスタートを切ることができるかが興味深いものとなるだろうね」

「パワーが必要な高速のストレートやコーナーはもちろん我々のパッケージにとっては楽なものではないだろう。だが、我々のクルマは曲がりくねった難しい区間に強みがある。だから、それを十二分に生かすことができるようなセッティングを行うことに焦点を合わせていくことになる」

「ファンからの温かい歓迎や興奮とともに、我々が運にも恵まれることを期待しているし、直近のライバルたちといいバトルを展開することができるような堅実なパフォーマンスを発揮したいと望んでいる」

マクラーレンのアロンソのコメント

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「バランスのとれたクルマが必要」
「ソチで10位という結果を失ってしまったのはもちろん残念だったよ。だけど、僕たちのパッケージには合わないサーキットだと思っていたことを考えれば、それほどがっかりする必要もないだろうし、週末を通じてクルマの信頼性が高かったことは前向きなことだったよ」

「次はオースティンだけど、ここでの課題はすごく違ってくる。すでに今年見てきたように、いくつかのエリアが僕たちにとって難しいものとなることは分かっている。でも、もっと改良を重ね、いい成績が得られるよう全力を尽くしていくつもりだよ。ここは世界中のサーキットのいいコーナーがミックスされたようなサーキットだ。これによりセットアップは難しくなるだろうし、正確で、うまくバランスのとれたクルマにすることが必要になる。だから、すぐにこうした強みが得られるようにしていく必要があるよ」

「オースティンを訪れるのは大好きだよ。街全体がレースを愛しているという素晴らしい雰囲気がある。サーキットは変化に富んでいて運転するのが本当に楽しいんだ。1周する間100%の集中を途切れさせないようにする必要があるんだ。昨年はここでジェンソン(バトン)と素晴らしいバトルを行ったし、今週末はライバルたちと同じことができるよう期待しているところだ」

マクラーレンのバトンのコメント

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「デグラデーション対策が必要」
「ソチの後、僕は2、3日をマクラーレン本部で過ごしたよ。僕担当のエンジニアたちと一緒にオースティンとメキシコ(11月1日決勝)の連続開催に向けて懸命に準備をしたんだ。ロシアの最終ラップは僕たちにとって幸運だったけれど、これまでのシーズンはそれほど運に恵まれていたわけじゃなかったから、2ポイントを獲得でき、2台とも何の問題も起きずに完走できたことは勇気づけられるものだった」

「オースティンでは楽しい週末を過ごせるだろうと楽しみにしているよ。素晴らしい歓迎を受けるし、レース週末の街は本当に特別な感じがするんだ。本当に独特な魅力があるところだ。サーキットもそうだね。ドライバーたちのお気に入りのサーキットになったのは確かだよ。あらゆる要素が織り込まれていて、かなり難しいんだけど、すごくワクワクするサーキットでもあるんだ」

「昨年は比較的新しいアスファルトでのタイヤデグラデーション(性能低下)に本当に悩まされたよ。だから金曜日にコースに出たら、まずはそれについて取り組む必要があるし、どうすればそれに対応できるかを調べないとならないよ。サーキット・オブ・ジ・アメリカズには長いストレート、強いブレーキングが必要な個所、高速コーナー、そして曲がりくねった区間もある。だけどそういう特性が僕たちのパッケージには有利に働くかもしれない」

「ロシアでは、何が起きるか分からないというレースを経験した。だから、僕たちもいつものように懸命に頑張るし、レース終盤に戦うチャンスを得ることができる位置にいるようにしないとね」

 

マクラーレンのドライバー、アロンソ・バトンは本当に紳士ですよね・・・。

前向きなコメントを毎回毎回ありがとうございます。

 

まず、間違いなくあの長いストレートで、ホンダの回生パワー切れを起こして抜かれるのはわかりきっています。

また、このコースは高ダウンフォースが必要なためにDRSの効果がものすごく高くなる点もそれを助長します。

 

しかしコーナー区間では下位チームよりマクラーレンの方が速いでしょうし、まぁまぁ楽しめるんじゃないでしょうか?

 

新エンジンの実力も気になりますし必見ですね。

 

翌週はメキシコGPで連続開催となるのでチーム的には、メキシコにアップデート持ち込むのは厳しいですし、アメリカでしっかりテストすることがマクラーレン・ホンダにとっては必要な事ですね。