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ブラジルGPでは、ルクレールが予選Q2終了間際で見せた脅威のアタックラップが光っていた。2位スタートでトップに立つと後続を全く寄せ付けないレース展開で2勝目をものにした、ルーキーでこの結果力は凄まじいものがある。そしてランキングでもアロンソを抜いて6位へ浮上した。

ヒュルケンベルグは今回ノーポイントだが年間ランキング1位が確定!晴れて2018年ミッドフィールドチャンピオンの栄冠を手にした。

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F1ミッドフィールド選手権ポイントランキング

ドライバー AUS BRN CHN AZE ESP MON CAN FRA AUT GBR GER HUN BEL ITA SIN RUS JPN USA MEX BRA
1 ヒュルケンベルグ 243 18 15 25 15 25 15 25 25 6 4 12 8 25 25
2 ペレス 215 10 8 25 12 8 4 12 10 15 2 25 18 2 12 25 15 12
3 サインツ 211 12 4 15 18 18 12 18 18 2 1 4 12 6 15 18 12 18 8
4 オコン 196 8 6 10 25 15 15 18 12 4 18 25 15 15 8 2
5 マグヌッセン 193 18 12 1 25 6 6 25 18 12 6 18 12 18 1 15
6 ルクレール 157 6 2 15 10 12 12 8 8 15 25 1 18 25
7 アロンソ 156 25 12 18 12 15 1 10 15 15 25 4 4
8 グロージャン 140 1 1 2 8 10 25 18 10 15 4 10 18 18
9 ガスリー 139 25 2 18 10 4 4 1 25 10 2 6 10 6 10 6
10 エリクソン 107 8 1 4 4 10 2 6 6 10 1 8 1 10 6 8 10 12
11 バンドーン 106 15 10 6 8 1 4 1 8 8 2 6 8 2 8 15 4
12 ハートレー 66 2 6 6 4 8 8 1 1 6 12 2 10
13 ストロール 63 4 4 10 8 1 6 2 12 6 2 2 6
14 シロトキン 34 2 2 1 2 2 4 10 1 1 4 4 1

ブラジルGPまとめ

フロントローのザウバーはルクレールが好スタートでトップへ、2位はグロージャン、3位はガスリーとなる序盤戦。ガスリーのペースが悪くて後続をまとめて抑えたことでライバルは減り、ルクレールは悠々と自分のペースで走りピットストップまでにグロージャンに8秒のリードを作った。この時点で勝負あり。

グロージャンは第1スティントのSSタイヤ後半、ペースで大きく遅れてしまった事で優勝のチャンスが無くなった。マグヌッセンはガスリーに抑えられた約12周のタイム差を取り戻すことができず3位。

 

ガスリー以下は大行列のレース展開で、思うような戦略が組めなかったように見受けられた。ガスリーに至っては雨をでペースダウンする事を見込んだ燃料量でスタートしていて、序盤からストレートエンドで1秒ものリフトアンドコーストを強いられたとの事。ラスト2周の大幅なペースダウンはその影響で燃料が足りなくなってしまったからだった。

 

ザウバー、ハース、フォースインディアなど強力なPUをもつマシンは、ストレートでタイムを稼ぎコーナーでのタイヤ摩耗を抑えた事で好ペース維持できていた。これができなかったルノー、ホンダPU勢にとっては辛い決勝レースとなった。

2018ミッドフィールドチャンピオン:ニコ・ヒュルケンベルグ

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ヒュルケンベルグはブラジルGPをオーバーヒートのためリタイアしているが、ライバルが低得点だったため、最終戦を待たずにチャンピオンとなった。

ワークスチームであるルノーはほぼ毎戦のようにアップデートを投入して、マシン開発における部分では一歩も二歩もリードしていた。ヒュルケンベルグは毎戦のように挙動が変わるマシンを乗りこなす技術とセッティング技術が優れていたとも言える訳で、ベテランらしい安定して速いドライバーだ。

来季はここにリカルドがやってくる、ヒュルケンベルグは今までチームメイトに負けたことが無いと思うのだけど、リカルドが来てもそんな強い部分を見せる事ができるだろうか?この二人の対決は非常に楽しみです。

さて最終戦の「ベスト・オブ・ザ・レスト」であるミッドフィールド優勝は誰か!?サインツが頑張ってルノーのランキング1,2となるか!?