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2018年プレシーズンテスト最終日が終わりました。

バルセロナは最終日も天候は良く、日中には気温21℃、路面温度28℃まで上昇した。終了時刻18:00の段階でも気温は17℃、路面温度21℃となっており絶好のシミュレートコンディションだった事が伺える。

タイムシートのトップはフェラーリのライコネンだが、2番手に相次ぐトラブルで走行距離が伸ばせていないマクラーレンのアロンソが入っています。

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プレシーズンテスト8日目結果

ドライバー チーム タイム ギャップ タイヤ Laps
1 K.ライコネン フェラーリ 1:17.221 HS 157
2 F.アロンソ マクラーレン 1:17.784 0.563 HS 93
3 C.サインツJr. ルノー 1:18.092 0.871 HS 45
4 D.リカルド レッドブル 1:18.327 1.106 SS 92
5 R.グロージャン ハース 1:18.412 1.191 US 181
6 V.ボッタス メルセデス 1:18.825 1.604 M 104
7 B.ハートレー トロロッソ・ホンダ 1:18.949 1.728 HS 156
8 E.オコン フォース・インディア 1:18.967 1.746 HS 163
9 C.ルクレール ザウバー 1:19.118 1.897 HS 75
10 S.シロトキン ウイリアムズ 1:19.189 1.968 S 105
11 L.ハミルトン メルセデス 1:19.464 2.243 SS 97
12 L.ストロール ウイリアムズ 1:19.954 2.733 S 27

スピードトラップ

https://twitter.com/F1

各速度データまとめ

ドライバー SPDT Finish Trap-F 平均
1 V.ボッタス 334.3 295.0 39.3 212.6
2 K.ライコネン 329.2 288.0 41.2 217
3 R.グロージャン 326.2 284.9 41.3 213.7
4 C.ルクレール 324.3 287.2 37.1 211.8
5 E.オコン 323.3 288.7 34.6 212.2
6 S.シロトキン 320.4 288.7 31.7 211.6
7 L.ストロール 320.4 286.4 34.0 209.6
8 B.ハートレー 318.5 285.7 32.8 212.3
9 C.サインツJr. 318.5 285.7 32.8 214.6
10 D.リカルド 318.5 280.5 38.0 213.9
11 F.アロンソ 317.6 281.2 36.4 215.4
12 L.ハミルトン 308.5 281.2 27.3 210.9

SPDT=スピードトラップ
Finish=フィニッシュライン通過速度
Trap-F=スピードトラップ-フィニッシュ

ベストセクタータイム

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テスト8日目リポート

またもまたしてもマクラーレンがストップ!こうも続くと呪われてるんじゃないかって思うぐらいです。

アロンソが止まった時の動画

タービンが壊れた。

昨日あれだけ走りこんで、冷却が上手くいっていないから寿命が・・

数日前のオイル漏れの影響でタービンに若干の問題があったが、交換をけちったルノーのせいって事にはなっています。

パワーユニット交換で午後には復帰して、終了間際に1:17.784を記録して2番手タイム。最後の最後にアロンソの意地が見えた。

 

トロロッソホンダは今日も平常運航しております。スピードトラップなどを見る限りではタイム出しダウンフォースセッティングな感じですが、ベストタイムはパッとしない。

ハートレーの安定感抜群な走りは健在、さすが耐久王者ですね。

そしてホンダは目立った大きなトラブル無しで8日間を終えた。

 

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ハースが速い!マグヌッセンに引き続きグロージャンも好タイムを出している。

昨年型フェラーリをほぼ完コピしてきたハースは速いかも。リアサスのアッパーアームの形状などは今年一緒だしリア周り一式購入なのかな?中団グループをかき回しそうな勢いがある。

 

メルセデスはボッタスがミディアムでのアタックラップにとどまり、ハイパーのタイム出し競争には参加しなかった。ハミルトンに至ってはDRSすら開いてないようだ。

毎年テストで本当の速さを披露しないメルセデスは余裕ですね。

 

レッドブルのリカルドはスペインGPで使用されるスーパーソフトできっちりタイムを出している。それでいて差が1.1秒なんですが、これは速そうです。

トップ3とザウバー以外のチームは大混戦の2018年となりそうだ。

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まとめ

タイヤの性能差に関して、Motorsport-Magazin.comのChristian Menath氏のツイートによると以下の数値となるようです。

タイヤ タイム差
M 基準
S 0.85
SS 0.4
US 0.6
HS 0.7~0.8

リカルドはHSならあと1.3秒は速くなる、そうなればトップタイムです。

ボッタスはHSで2.55秒速くなると、もうブッチぎりです。

 

タイヤによりタイムを削れるポイントは少なからず変動しますので、燃料量の差やマシンの差などが絡むと、これが正しいとは言えないけど参考にはなりますね。

 

2週間後の開幕戦はパワーサーキットなのでトロロッソホンダにとってはつらいでしょうけど、ひとまず完走を目標に頑張ってもらいたいです。