メルセデスが驚愕のスピードで開幕戦を制した。日本人としてはレッドブルホンダ、トロロッソホンダが共に活躍して嬉しい反面、F1ファンとしてこの状況に心配です。

ここ数年やっとフェラーリが詰めてきて、今年はどっちが勝つかわからない勝負を毎戦期待していたんですから。

なぜこんなにも差がついたか?それは新規則への対応において、現時点で最高のものをもっているからでしょう。

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フロントウィング:レッドブル・メルセデス

今年大きく変わったフロントウィングはタイヤの外側へ導く気流が鍵になっている。そのため翼端版側のフラップを低くする設定のチームが多い。

レッドブルとメルセデスは、翼端版付近もフラップがしっかりついているタイプだけど、翼端版自体の上部を削ってきた。

引用元:https://f1i.auto-moto.com/

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メルセデスはシェイクダウンで翼端版が内側へ曲がっていたのですが、いつの間にか外側に変わり、レッドブル同様に後端上部を削っている。

ウィングの奥角の部分とでも言えばいいのか、リアウィングでも一番圧力がかかる部分です。そこに出口を作る事で強く速い気流がぬけていくだろう。

ホイールエアダクト:フェラーリ

ブレーキダクト関連の変更に伴い、ホイールハブの中心直径105mmの範囲を通る空気は禁止された。

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上の画像のように中心ではなく、リム側から排出する事になったようです。

ほんと、上手い事作るよなぁ・・。

センタークーリング:レッドブル・アルファロメオ

インダクションポッドから取り入れた空気で冷却するセンタークーリング、レッドブルのデザインが少し明らかになった。

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やっぱりあの太くなった部分に、長いのが張り付いてますね。そしてアルファのものに比べると、レッドブルの形状はなんかこう洗練されたように感じるのは気のせいか。

まとめ

自由開発がある限り、封じたと思った効果は違う形で生み出されるのがF1の世界。

今年も十分楽しめそうですね。

フェラーリはどうするのか?メルセデスはこのまま独走してしまうのか?レッドブルとホンダは本当のトップへと進むことができるのか?

まだまだ今シーズンはスタートしたばかり、開発を怠ることは停滞ではなく後退を意味する。過酷な開発競争を勝ち取るのはどのチームなのかな?!