スペインGP終了後のインシーズンテストは5月15~16日の2日間行われる。初日のトロロッソホンダは車体側でトラブルが発生したため午前中に50周、終了間際残り20分でコースインする事しか出来なかった。

ドライブを担当したのはF2参戦中のショーン・ゲラエルとなっている。

 

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バルセロナインシーズンテスト1日目

ドライバー チーム Time Gap Lap Tyre
1 マックス・フェルスタッペン Red Bull Racing 1:17.528 148 HS
2 カルロス・サインツ Renault 1:17.562 0.034 119 HS
3 セバスチャン・ベッテル Ferrari 1:17.659 0.131 136 S
4 ロマン・グロージャン Haas F1 1:18.449 0.921 129 HS
5 ニコラス・ラティフィ Force India 1:18.530 1.002 107 HS
6 ルイス・ハミルトン Mercedes 1:18.543 1.015 151 M
7 ストフェル・バンドールン McLaren 1:18.981 1.453 85 SS
8 アントニオ・ジョビナッツィ Sauber 1:19.693 2.165 135 SS
9 オリバー・ローランド Williams 1:20.009 2.481 121 SS
10 ランド・ノリス McLaren 1:20.997 3.469 76 PT
11 ジョージ・ラッセル Force India 1:21.478 3.950 123 PT
12 ショーン・ゲラエル Toro Rosso 1:21.935 4.407 50 HS
13 オリバー・ターベイ McLaren 1:23.070 5.542 58 S

トロロッソホンダのコメント関連

https://scuderiatororosso.redbull.com/en_INT/article/barcelona-test-03-day-1-0

ショーン・ゲラエル

「いいスタッフといいマシンが揃ったToro Rossoでまた走ることができてよかったです。STR13は去年のマシンよりも凄くグリップがありました。トラブルが起こったのは少し残念でしたが、多くの貴重なデータを得ることができました。あまり周回できなかったのは悔しいですが、これもレースですし、明日はもっと有意義なテストになるはずです」

ジョナサン・エドルズ(チーフレースエンジニア)

「今回のテストにはかなり多くのプログラムを詰め込む形で臨んでいます。さらに前進するためにマシンに対する理解を深めるためのプログラムや、新しいパーツの確認を行なう予定です。テストドライバーとしてまたショーン・ゲラエルを迎えられて嬉しく思っています。

午前中はいいスタートを切り、空力やタイヤへの理解を深めるためのプログラム、セッティングのテストなどを行ないました。しかし、午前のセッションの終盤にラジエーターの不具合から大きなオイル漏れが起こりました。その影響によりPUへのダメージの可能性があったためPUを交換することにしました。

マシン復旧のためにメカニックは一生懸命作業してくれました。午後に最大限にプッシュした走行を行なう予定だったのですが、それは適いませんでした。ゲラエル選手は午後のセッションの終盤で20分だけ走ることができましたが、些細なトラブルの解決のために半日を費やし、やりたかったプログラムをこなせなかったのは残念です。明日どのプログラムを優先して行なうべきか、今晩プランを練り直さなければなりません」

本橋正充(本田F1副TD)

「今回の2日間のテストにおける我々の目的は、今後に向けてPU関連のいくつかの新しいアイデアを試すことです。ただ、残念ながら今日は午前中の最後にシャシー側で発生した問題の影響により、PUの一部がダメージを受けた可能性があったため、PU交換を決断しました。そのため、午後はほとんど走行が出来ない形になりました。

それでも50周の走行は重ねられましたし、ゲラエル選手をトラックに戻すために素晴らしいスピードで作業を完了させたToro Rosso、Honda双方のメカニックはいい仕事をしてくれました。

今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けます」


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バルセロナインシーズンテスト担当ドライバー

チーム 15日 16日
メルセデス ルイス・ハミルトン バルテリ・ボッタス
フェラーリ セバスチャン・ベッテル アントニオ・ジョビナッツィ
レッドブル マックス・フェルスタッペン ジェイク・デニス
ルノー カルロス・サインツ ジャック・エイトケン
マクラーレン ストフェル・バンドーン ランド・ノリス
マクラーレン(ピレリテスト) ランド・ノリス ストフェル・バンドーン
マクラーレン(ピレリテスト) オリバー・ターベイ
ハース ロマン・グロージャン ケビン・マグヌッセン
フォース・インディア ニコラス・ラティフィ ニキータ・マゼピン
フォース・インディア(ピレリテスト) ジョージ・ラッセル ニコラス・ラティフィ
トロロッソ ショーン・ゲラエル ピエール・ガスリー
ザウバー アントニオ・ジョビナッツィ シャルル・ルクレール
ウィリアムズ オリバー・ローランド ロバート・クビカ

まとめ

テストタイムなんて意味はないですけどね、周回を重ねシミュレータとの相関をいかにとるかが重要。トロロッソはトラブルでホンダの新PUテストに支障がでそうですが、チームの車体開発に重点を置いた方が良いでしょう。

いまは高性能ベンチがあるホンダですから問題ないと思います。

 

F2参戦ドライバーが数多くドライブ出来ていて良いですね。F1に乗って結果出すにはF2参戦+好成績は必衰となっている現状ですからね。日本人二人は・・F2スペインの記事作る気になれなかったですわw

 

メルセデスがマクラーレンのステゴサウルスを真似たみたいです。

https://www.auto-motor-und-sport.de/

あの位置のボルテックスジェネレーターは効果がよくわかりませんが、Y250ボルテックスとフロントウィングカスケードのボルテックスとリアタイヤ横で合流するでしょう。ぐるぐるぐる~w

 

ハミルトンはスペインGPレースにおいて、試行錯誤しながら走って手を抜かなかったとの事。今宮さんの話だとポールラップ中にブレーキバランスを何度も変えて走行しているって事らしい。

ブレーキバランスを変えるって、コーナーごとに変化するタイヤ温度に合わせ、ブレーキング時に最大限の力を発揮させるためか?ターンインにも影響するし、いやはや凄いドライビングしてるんだなぁ。

現代F1ドライビングは、ただ速く走るだけじゃなく、速さを引き出す設定までしながら1ラップ走る。

スペインのハミルトンの速さに納得です。